新聞記者のレビュー・感想・評価
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ラストシーン
まさかのライジング・サン、ロックフェスが台風で中止になったため、暇を持て余し鑑賞。
現在の日本の様々な事件と照らし合わせながら進むストーリーは様々な批判もあるが、自分は政治音痴なので、十二分に楽しめた。本当に内閣情報調査室はあんな事やっているの?
ラストシーンの松坂桃季の表情は圧巻。
撮り方が面白い
判り易く新聞社のデスク場面は忙しさを表しているのか、カメラが小さく揺れてザワザワとした感じが凄く伝わります。
対比で、内調は固定カメラかな?と感じるくらい動きが少ないです(あと暗い!あんな環境でパソコン作業していたら皆視力下がりますよ!!)
女優さんも綺麗でした!
角度によっては二階堂ふみちゃんやイモトさんにも見えたミステリー……あと声が透明でした~。
いい作品は黙っていても広がりますし、止められません。
ちゃんとエンターテインメントに昇華したリアルタイムな社会派ドラマ
東都新聞に送りつけられた医療系大学新設計画に関する極秘資料。情報提供者は不明で奇妙な羊のイラストが添えられているのみ。記者の吉岡エリカは取材に乗り出すがなかなか情報が得られない。一方外務省から内閣調査室に出向している官僚の杉原は現政権に都合の悪い人物に関するネガティブな噂を流布したりして世論をコントロールする作業に従事していたがかつての上司、神崎が謎の投身自殺を遂げたことから自身の立場に疑念を抱き始める。
ドラマの中でネタにされる事件はどれも聞き馴染みのあるものばかり。これだけ突っ込んだネタをタイムリーに映画化したこと自体が画期的ですが、それよりもそんなネタをうまく織り交ぜながらもしっかりとしたドラマに仕上げた演出手腕が素晴らしいです。本作に出演した演技陣はその演技力もさることながら、忖度に屈しなかった態度をも観客の目に焼きつけたと思います。
主演の松坂桃李とシム・ウンギョンの二人の演技ももちろん見事でしたが、個人的には神経をすり減らして帰宅する杉原を待つ身重の妻を慎ましやかに演じた本田翼が印象的。トーンは異なるものの結構骨太の社会派ドラマだった『空母いぶき』でも素晴らしい演技を披露していたので今後も様々な邦画で活躍して欲しいなと思います。
シネコンの予告以外ではほとんど宣伝展開もしていないのに客席が8割埋まっていたのも嬉しかった。こういう社会派の作品でも全然客を呼べることを示した本作の意義は非常に大きいと思います。
結局何を言いたいのか?
この国の見えないけれど、世論を誘導する部分を垣間見せてもらったが、最後結局何が言いたいのかよくわからなかった。
物語に説得力と深みがない、ありきたりなシーンが多い、内部告発の勧めでもないだろうし…
こういう映画は韓国とかアメリカの方が数段上ですね。
つまらん
なんだかな。ストーリー凡庸、盛り上がらず、キャラ魅力なく、オチなく、つまりはおもろない。つまらん。
社会派でもサスペンスでもなく、新聞記者も政府職員もリアリティーなし。かろうじて映画の体をなしているけれど、どうにも嘘っぽくて、観客に脳内補正を強いる類の疲れる映画だ。タイトルが新聞記者なのに、記者としての苦悩やジレンマが希薄で、肝心の取材は下手くそなのにネタが簡単に現れる予定調和。だから最後まで感情移入できず主人公が傍観者に見える。役者のせいもあるけど、それも含めて監督やプロデューサーの無能による結果と言えよう。
フィクションでも反アベ、ダサすぎ。
モリカケは事実だったんです!アベがこの映画みたいにかき消したんです!とでも言いたげでしたね。決定的な証拠も見つけずに騒いだ野党とマスコミの情けなさがあまり描けていませんでした。
事実に沿って物語をつくったというふれこみで売り出した作品なんですから、そのへんもキチンと描写していただかないと、一方に与する偏った映画になってしまいますよ(もうすでにすごい偏ってると思いますけどね。)
大手新聞社が取材してたら安心する!っていうシーンが、日本のマスコミの限界をうっかり表してしまっているように思いました。
自分たちをカッコよく見せたい映画なんでしょう?自然すぎてうっかりボロでちゃってますよ。もうちょっと頭悪そうなところを隠しましょうよ。
進化した松坂桃李
この映画は、現安倍政権の菅官房長官との定例会見で注目を集めた東京新聞記者・望月衣塑子の著書が原案となっており、とても緊張感がありエンタメ的にも面白くて良い作品でした。特筆すべきは主人公の女性ジャーナリスト役の韓国のシム・ウンギョンシムさんの素晴らしさと、この作品で大きく成長されたと感じさせる官僚役の松坂桃李さんの演技は素晴らしかったです!
少なくとも一歩進んだ
メディアの活動の自由度は最低レベルに近いと言われているこの国で、何とか一歩進むことができたのではないかと思います。
諦めずに、何としてもやり抜く気持ちを持って、巨悪に挑んで欲しいと感じました。
やはり、女性の活躍は大きな力になりそうですね。
息を吐くようにウソをつく民族が真実と誤認
ひどくつまらない映画でした。
へぇ・・・いまになると毒ガス開発の件も全て、ある一定の病理に犯されるとノン・フィクションになっちゃうんだ?
何の証拠もなしにあの政権ならやりかねんとして決めつけて事実だ!!!とできてしまう奴しか褒めてないね、この映画。
客層の偏り方、やばいんじゃないかな。知性をみじんも感じられない。
この時点で判断すると、映画でのことはすべて事実らしい
素晴らしい映画でした。しかも2019年8月の時点で判断すると、映画がノンフィクションなことがはっきりわかる。内閣府が官僚の人事権を持ったことも、セクハラを訴えた女性へのネットでのひどい攻撃も起きている。それに選挙近くになると、執拗な野党への攻撃、
ネガキャンペーンなど、思い当たることばかり。
それにしても、東大出て、上級試験を合格して官僚になって、ニートと同じようなことをしている人はほんとお気の毒です。ニートは無給で、官僚は高額の給料を税金から得ているところが違うね。
お話としては面白かった?
時事ネタがふんだんに使われており、なかなか面白かった。多かれ少なかれ、同じようなことが起こっているんだろうね…。
ただ、設定してはどうだろうか?
変な話、日本語をきちんと発音できない人が新聞の記事(きちんとした日本)を書けるだろうか?
主人公は別に韓国人のハーフでなくても良くなくない?
そして、外交官の外れ人事異動で内閣府って、なくなくない?
また、霞ヶ浦の屋上が施錠されていないことはないよね…。
あと、画面が不必要に揺れていて、観ていて気分が悪くなった。
でも、最後は悪くなかった。ただ、横で観ていた老夫婦が「(これで)終わり?」と呟いて、映画の余韻が台無しになりました…。残念です…
新聞記者の眼差しと
話題になっていたので気になって鑑賞しました。
シムウンギョンさんの日本語の旨さと、演技力の高さにとても驚きました。松坂桃李さんもこちらも背筋が凍るようなそんな深い表情から姿勢とかすごく良かったです。
物語については深く触れるのが怖くなるくらいでした。
最後の口元、私にはわかりませんでした。DVDになればしっかり鑑賞して確かめたいなと思います。
私達庶民は所詮抗う為の真相のかけらも分からず、操られた人間の先に何も知らずそして死んでいくのかと思いました。
リアルタイムで、ある人が演説で北海道を訪れたとき「増税反対」と叫んだ学生が道警にすぐ囲まれ付け回されたニュースがバズっています。そして、そのヤジも言えないなんて!とデモをした人を道警が撮影したとの呟きもありました。何のための撮影なのか考えたくもないです。
この映画を見てからそんな視点を持て慨深いです。貴重な体験をありがとうございました。
まぁまぁ面白かったが
今週末、地元のTOHOシネマズでは、特に心惹かれる作品がなかったので、ルミエール秋田で予備知識ゼロ、予告編すら観ていないこの作品を観ることに。
この手の社会派サスペンスは嫌いではないし、興味深い設定ではあるが、記憶に新しいネタが続々と出てくるものの、結局は中途半端。
徹底して現政権を批判したいのなら、国政を私物化している独裁者まで登場させたらよかったのに。
どうせフィクションなんだから。
ついでに生コンとか、外国人からの献金とか、おまけに二重国籍の件も描いたらよかったのに。
以下、気になった点。
主人公が、日本人と韓国人のハーフである必然性。
片言の日本語が、どうしてもテンポを悪くしている。
ペン・ウンジョンどうこうではなく、起用した側に問題がありかな。
なにかといえば顔のドアップや、90度傾けたりしてわけのかわらないカメラワーク。
特に新聞社内のシーンは、やたらと映像が揺れまくり、気持ち悪くて仕方がない。
機密文書ともいえる大学設置の資料を簡単に盗み見るとができるセキュリティの甘さ。
しかも大学新設の理由が有り得ない。いつの時代よ。
一番気に入らないのは、原作の望月衣塑子がちょいちょいテレビ(PCの画面)に映し出されること。
だったら本人役で出ればいいのに。
良かったのは役者さんたちの演技。
とくに田中哲司、西田尚美の二人はさすがだ。
北村由起哉もいい味を出していたし、松坂桃李も難しい役どころを、巧くこなしたと思う。
鑑賞後に某映画サイトを覗いたが、あまりにも高評価が多くて驚いた。
これもやはり、ネット民を使ってあれか?w
わー、なにこれくらーい
すっげぇつまらなかった。リアリティのかけらもないし、粗の目立つ作品だった。
ある新聞記者の日記をもとに作ったときいたけれども、じつは日記ではなく被害者意識と妄想にまみれた厨二病患者の夢ノートだったんじゃないか?と思えるクラスの物語だった。
一生そうやって独り相撲とってな。
マスメディアのテキトーなプロ意識を終始すごいもの!として見せつけられてる気分だった。あざ笑いたくなるような程度の低さだが、制作陣はこれを本気で作り上げているから始末におえない。
世界よ!これが日本のジャーナリストだ!みたいに見せびらかしたら大恥かくタイプの映画なんですが、大絶賛拡散中みたいなのでどうなるか見物です。またカケガーモリトモガーを復活させるつもりなんでしょうかね。
人としての矜持
国家を揺るがす事実を隠蔽しようとする内閣。
上司からの圧力に屈することなく、真実を追い求める記者。
国を守るためなら人の命を犠牲にしていいのか、上からの圧力なら真実を捻じ曲げても仕方がないのか。
人が守るべき矜持が記されている。
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