「作品を楽しむのではなく何を感じ取ったのか」新聞記者 綾坂ニカさんの映画レビュー(感想・評価)
作品を楽しむのではなく何を感じ取ったのか
基本映画を見る時の感想の基準は面白かったかそうではないか。その2択がざっくりとした私にとっての映画の感想です。だけど新聞記者はそのどちらでもなかった。一言で言うとすごく難しかったです。きっと作品で楽しんでいる人はその方はすごく頭のキレる人か政治やジャーナリズムに対して関心が強い人だと思います。私はそこまで政治にも詳しくなければ情報社会と言ってもSNSを少しかじる程度の人間です。でもだからこそそう言った社会に関わってない人が見るべきものじゃないのかと思いもありました。何が嘘で何が本当の情報なのか?本当に真実を伝える事が正しいのか?嘘で固められた世界が本当に私達が求めている民主主義であるのか?きっとこの作品を通して今を生きているみんなに伝えたいメッセージなんじゃないだろうと考えてしまいます。最後に松坂桃李さんが放った言葉は一体何だったのか。その言葉が何だったのか重要じゃなくて何を伝えようとしたのかこちらの受け止めた感情こそが重要に感じます。
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