「この国の民主主義って形だけ」新聞記者 にっしんさんの映画レビュー(感想・評価)
この国の民主主義って形だけ
シム・ウンギョンの魂の眼光に釘つけ。そして、良心の呵責にさいなまれる心の葛藤を、松坂桃李がとてもリアルに表現していることに、さらにこの作品をリアルの染めていると感じた。また、ストーリーの無理を感じながらも、このテーマをどう捉えるかは、観客に突きつけられているように感じた。そして、フィクションの中にも、ひょっとしたら現実の政治と報道のあり方について、似たような状況があるかも知れないと、思わせる描写がさらに、観客を引き付けていると思った。記憶に残る映画だった。
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