「ん~エンディングが・・・」新聞記者 マツドンさんの映画レビュー(感想・評価)
ん~エンディングが・・・
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日本でこうした映画が作られたことは画期的。楽しめました。
心に残る言葉もありました。「誰よりも、自分を信じ疑え」
でも、最後が良く分からない。
キャリア組の彼がリークを決意する、というのは相当の覚悟の上ではなかったのか。
知性も判断力も並外れた政府中枢にある官僚。
どんな末路が待ち構えているのか、容易に想像できたはずである。
なのに上司に懐柔されると、彼はどうなったのか?
明確に示されないエンディングながら、彼の表情は覚悟を決めた者のものとは思えない。
一時の気の迷いのリークだったのか。
スノーデンのような鉄の意志をもった行動ではなかったのか。
それとも、映画の見方が誤っていた?私に読み解きの力がなかった?
なんだか、すっきりとしないエンドロールでした。
が、この社会情勢の中で、この映画のコンセプトを実現させた、という意味は決して軽いものではないと思います。良いものを見させてもらいました。
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