「現実と向き合ったフィクション」新聞記者 のぎへんさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と向き合ったフィクション
何故あの人は自殺しなければならなかったのか、それを解明していく物語であった。なおかつ現実に向き合ったフィクションのなかで謎を紐解いていくから、映画を見終わった後も物語の延長線上に立たせてくれる。
こうやって余韻を残してくれるから、社会派の映画はいいもんだと思うのだ。現政権に呆れ嘲笑するのではなく、問題は複雑なのだと一貫している。その社会のなかで真剣に、現在進行形でもがく官僚や記者がいるのだと思わせるところに希望が残されている。
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