「すっきりするわけではない」新聞記者 ROKUxさんの映画レビュー(感想・評価)
すっきりするわけではない
もしかすると今の政治状況のパロディあるいは当てこすりみたいな作品かもと思ってましたが、意外と硬質でしっかりしたストーリー(もちろんフィクション)でした。
昨今新聞を賑わせた事件や国会で問題になった不祥事を題材にしていることは間違いありません。でもその奥にあるどす黒い現実を描き出すことに成功している気がします。私たちは誰しも、多かれ少なかれ、“生活”を人質にとられて、何か“巨大なもの”に操られているという現実。
そして、「それがどうした」とヤツらは言うんです。「国の平和と安全を守るためだ」と。
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