「こんな映画が観たかった」新聞記者 shioshioさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな映画が観たかった
観ごたえのある作品でした。
いわゆる社会派というジャンルで、少し考え込まされる重さはありましたが、観て良かったです。
「この国の民主主義は形だけでいいんだ」というセリフが全てを語っていたように感じました。
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shioshioさんのコメント
2019年7月17日
最後のクチパクの直前、ほんの数秒ですが、街路樹のイチョウの葉がハラハラ落下していく映像がカットインされています。
イチョウの葉は東京大学(主人公の出身校)のシンボルマーク。東京大学は官僚の象徴…と連想してみると、なんともすごく意味深なラストシーンだったなあ、と感じました。
もちろん深読みかも知れませんが。
shioshioさんのコメント
2019年7月8日
そういえば、藤井監督がこの作品で必要以上に望遠のロングショットを多用したのは、観客に第三者的な印象を与えたかった、客観的視点で観て欲しかったからと言ってました。
shioshioさんのコメント
2019年7月6日
ラストのクチパクが気になって本日2度目の観賞。
松坂桃李さんの唇の動き、まばたきせず凝視しましたが、やっぱり「…ごめん…」って言ってる気がしました。
上映後、藤井監督と河村プロデューサーのトークショーが30分あり、質疑応答もあったので、何て言ってるか聞こうと思いましたが時間切れで聞けず残念でした。
shioshioさんのコメント
2019年6月28日
追記
あくまでも私見ですが、最後の口パクは「…ごめん…」だった気がします。
それまでは妻に向けて何度も言っていた「ごめん」を、誕生した我が娘を初めて抱いた感情の葛藤から、半ば諦め気味に記者に言ってしまったのではないだろうか?
なんとも救いようの無い、やりきれないエンディングだったような気がしています。