「太宰治はズルい。」人間失格 太宰治と3人の女たち 風のビリーさんの映画レビュー(感想・評価)
太宰治はズルい。
僕は好きです(笑)
こう言うと太宰治のファンからはクレームが殺到するだろう。
この作品は文学性よりはエンターテイメント性を重視し、そして何よりも蜷川実花監督の得意な世界観をぶつけているから、そんなふうに受け止める観客がいてもおかしくないのだ。
しかし、予め「太宰治の人生を原作に、レディース・コミック風に仕上げてみました」という認識があれば十分に楽しめる。太宰のダメ男感も非常にうまく描いていたと思うし、やっぱり小説家のみなさんはアルコールには気を付けないと改めて感じた。
これから鑑賞する方々は、よりコミカルな小説家の伝記映画だと思って見て欲しい。
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