劇場公開日 2019年9月13日

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「太宰文学を知らない人間が観れば作品目線的にこの評価」人間失格 太宰治と3人の女たち 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0太宰文学を知らない人間が観れば作品目線的にこの評価

2020年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

「ヴィヨンの妻」モデルとなった3人の子供を持つ正妻:美知子。
大ヒット作品「斜陽」の資料提供を行い、また愛人となり太宰との間に子供を作った静子。
もうひとり、太宰と入水自殺した愛人:富栄。

3人の女性を絡め、太宰治の執筆人生と女性人生を描く。

太宰作品なんて「走れメロス」ぐらいしか読んだ事ない私にとって、レビュー賛否の分かれ方は「よく分からん💦」w

だけど、作品的にはラジオの様に目を瞑って映画を聴いても分かりやすい映画内容でしたよ。

死にたいんだか死にたくないんだか分からない太宰を皮肉って見せたり、愛人を使っての太宰の人物像を見せる事により、文芸性のある作品としては間口は広くなっている。

蜷川映画としてもかなり監督個性を抑えている作品だと思えるし、真面目に賞を狙いに行ったのでは無いかと思える程だ。

「太宰治の生き様」とすれば面白く感じる。
物足りないのは「3人の女性」。
役割に対しての損得度がハンパなく感じる。

美知子役の宮沢りえ。彼女で無ければならない理由が分からない。
富栄役の二階堂ふみ。またポロリ損してる感あり。
静子役の沢尻エリカ。アンタが1番愛人っぽいのにポロリしなくてどうする⁉️💦

愛人との絡み合いがよりネットリ、シットリしていれば私としてはもう少し評価は上がっていたであろう。

あっそうそう、wikiで人物写真見たら富栄美人やった、、、💦

同時期公開映画「ダイナー」よりかはかなり面白く、「蜷川太宰映画」として考えればまずまず楽しめました。

巫女雷男
asicaさんのコメント
2021年3月4日

こんなところに私コメントしておりますね。自分でびっくり致しました。
今鑑賞終えました。

asica
asicaさんのコメント
2020年5月22日

どこにコメントしたか忘れてて 笑笑。
ここでした〜。「雪国」出だし有名ですがあれって温泉芸者とおっさんの話で結構なエロなんですよ。っておばさんになってからわかったんですけど。全然 難しくもなんともない大衆文学なんですよ。

asica
asicaさんのコメント
2020年5月20日

私は太宰治は結構若いというか未成年時に読んでしまったのが多くて(高校が寮生活で外出できぬ空間で、暇すぎて)、今有名な又吉さんのような感想は持ててないんですが こんなもんは子どもが読んでも解らんよって言うような文学作品って結構あるんですよね。川端康成を大人になって読んで、子どもに読めって言うなって思いました。

asica