劇場公開日 2019年9月13日

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「綺麗だったけど」人間失格 太宰治と3人の女たち lailiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0綺麗だったけど

2019年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今作はいつもの蜷実花さんの音楽ぶわー!映像ぶわー!カラフルぶわー!
という感じとはまた違い、ちょっとしっぽりした雰囲気。
無音恐怖症の私は無音がつらくて辛くて。。
シアター外の声がガンガン聞こえてきたくらい静かなシーンが多く、
劇中に「お出口はこちらでーす!」という声がこだまする。。

途中で何人も席を立っていたので「息つく暇もなく」という
感じではなく、全体的に雰囲気が暗く、
ザ・蜷実花!というものを期待しているとちょっと辛いかも。

あとこれは小栗君の宣伝映画だったのかな?というくらい
小栗旬が最大限にかっこよく撮られている。
沢尻エリカはちょっと存在感薄め。

あと宮沢りえが美しすぎるけどもう50くらいに見えるので
出産がちょっと違和感。。

全体的には演技派が多く、小栗君のラストシーンの
雪で倒れるところはもう見ていて辛かった。
ていうか本当に死ぬんじゃないかと思うくらいすごかった。。

花がたくさん移されていてそこは目の保養。
でも一番好きなのは風車がぶわーって回って祭りの太鼓の音と
子供たちの笑い声、どんどん大きくなる音楽、ってとこが
ぶわーっと来てよかった。

ラストシーンの人間失格を書き上げる時の家屋分解的な

laili