「最後のエボリューションに全部持ってかれた」名探偵ピカチュウ 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
最後のエボリューションに全部持ってかれた
あれ以上可愛さに寄せたらパチモン臭いし、リアルにしたら気持ち悪いんでしょうね。多分折り合いつけれるギリギリのとこがあれなんだろうな〜。
私的には、もっと動きが獣っぽい感じでも良かった気がする。初期アニメのポケモン観てたからあのイメージのまま見ちゃってちょっと違うなって感じ。
なんというか、説明少ないわりに簡潔なラストで、まぁわかるんだけどもやっとするところはあるなって感じ。
最初の、ティムがセンスが無いってくだりは要らなかったし、さらに言うとトレーナー志望だった設定も要らなかった。ライムシティは、ポケモンと人間が共存とか言ってるくせにパートナーが居ないのは珍しい、みたいな。おかしくない?パートナーって言ったって、ほとんどが意思疎通取れてなかったじゃん。ピカチュウ(これは訳ありだけど)とメタモン(これも、まぁ訳ありだけど)くらいじゃん、好きに動いて尚且つ相棒の意思を汲んでたの。
おそらく原作ゲームのシナリオを使う上で上記の事は大きな問題じゃないと思う、んだけど、ゲームした事ない人が観たら親子の絆云々を、わざわざポケモンの映画でやる?みたいな気持ちになってしまう。テーマを変えろとは思わなかったけど、人とポケモンが言葉が通じなくても意思疎通ができて、それぞれ独立した動物として街を作っている、その中でパートナーとして一緒にいる選択もあるよくらいの描写にすれば良かったのにな、と思いました。
でもポケモンほんとにいたらあんなやろな、ってマジで思った。技術すごい。やっぱり日本で作ってほしかったな。悔しいじゃないですか、日本のゲームなのに〜。
字幕で観たのでミュウツーの発音が良すぎて笑いそうになりました。「ミュウトゥー」