運び屋のレビュー・感想・評価
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人生100年時代、いやまだまだ
「仕事の流儀」的な映画だと思ったら、そんなことはなかった。むしろ「年齢なんか関係ねぇー」そんな映画でした。
87歳のアールは困ってる家族や友人の為に運び屋するのですが、第一に、自身が運び屋の仕事を楽しんでるようでした。なにより長距離ドライブが大好きなんですよねこの爺さん。カーステレオから流れる音楽が、どれもヒョイっと弾むようでした。(あと若っけぇ女も大好きで、インターネットというものは大嫌い)
そんなこんなで、カルテルやDEAが絡んでるくるのですが、まさか87歳の爺さんだとは思わないわけです。
クリント・イーストウッドの飄々とした哀愁の漂う演技はもちろんですが、DEA捜査官を演じたブラッドリー・クーパーの演技も良かった。運び屋が爺さんでなかったらあんな会話やあの表情を見せてなかっただろう。
最後彼のした決断は"老人""お年寄り"だからといったナンセンスな偏見を打ち破るようでした。(俺のしたことだ俺が始末する。)
からの、エンディング。歌詞の一つ一つがこの映画を集約しているようでした。
10年以来のクリント・イーストウッド主演作、自身の人生を反映している部分が多いようです。
いつまでも若々しく。
主演するとは思っていなかった
3.0がいいとこ
そんなに簡単に和解できるのか?
87歳のコカイン運び屋のおじいちゃんの話。ただ運ぶだけじゃなくて長年の家族との確執も交えた人間ドラマ。
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このじいちゃん、人生の中で家族の記念日(娘の誕生日、結婚記念日、結婚式などなど)にほとんど出席しないかわりに、花の品評会に出るから、家族とはほとんど縁を切られてる。
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後半ある出来事で娘と和解することになるんだけど、それが私的にはえ?そんなことで和解できるの?って思った。
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しまいには、最後麻薬の運び屋で有罪になった後も娘は泣きながらキスするほど完全に和解してる。私だったら、散々家族放ったらかしにして今は麻薬の運び屋とかどんだけ迷惑かけるんだクソジジイ、塀の中でくたばりやがれって思うけど(笑).
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イーストウッドもこのじいちゃんと同じように家族を犠牲にしてきたみたいで、イーストウッドの希望的観測だとしたら甘いなって思った。
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老いを迎え入れるな!
90歳の運び屋
人に必要とされることは魅力的なんだよね
一輪の花
近年問題にされているアルツハイマーの話でも癌の話でもない
人が生きていれば必ず、そう 必ずくる老いの話です
過去の自分がどんどん失われていく
若い頃に仕事一本やりの生き方にツケが回ってくる
行き場のない老人はどうしたらいいのだろうか
「老い」に不安が追いかけてくる
時間はどんどん進んでいく、こちらの都合など御構い無しに
悔いのない生き方とはどんなことなんだろう
仕事は大切だ、生きるためには働かねば
でも1番では無い
自分の1番を間違ってはいけない
天涯孤独で仕事が趣味で死ぬまでできることならそれもアリだろうけどそんな人はそうはいないだろう
私の1番は何だろうか?
今からでも真剣に考えていかなければいけないことだと思う
死ぬ間際に「いい人生だった」と言えるように。
イーストウッド以外にこの味わいは出せない
おじいちゃんの運び屋なんて。事実は小説より奇なり。最初は知らずにい...
現実的な言い方をしちゃうと有り得なくない⁈
鶏がらも、いいスープが出る
タイトルとあらすじから、犯罪物のイメージでしたが。
「家族の大切さ」を教えてくれた作品でした。
花の品評会しか頭にない仕事人間のアール。
年を取って振りかえったら、仕事も家族もお金もない。
そこにひょんな話から「運び屋」をし始めるけど。
「ヤバイ!」と思ったのは最初だけっていう、飄々とした爺さんぶりが様になるんだなあ。
車のトランクに麻薬運んでるのに、カーラジオの音楽にノリノリって(笑)。
孫娘にに電話を切られて初めて気づく、家族の大切さ。
頭でわかっていてもそれを行動に動かさなきゃ、伝わらないのさ。
麻薬捜査官とアールの関係。1999年の「パーフェクト・ワールド」(ケビン・コスナー共演)のふたりの関係をちょっと思い出したりしました。クリス・クーパ、グッジョブ!
カーラジオやエンドロール(おまけ映像なし)の音楽も、ちょっといい感じの曲ぞろいで、今まで映画音楽もしてきたイーストウッドらしい。
「鶏ガラだっておいしいスープが出る」(褒めてます)。老いてなお主役を張れるイーストウッドに感服でした。
年老いる時のアイデンティティー
オススメ
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