運び屋のレビュー・感想・評価
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お金よりも時間がいかに大切か?年をとってこそわかる事。しかしあんな...
お金よりも時間がいかに大切か?年をとってこそわかる事。しかしあんなに年をとってから家族の大切さがわかるなんて悲しい事。まだわかっただけ幸せなのか?
お金より家族や時間の大切さがわかる映画
イーストウッド作品らしい
飛び抜けた演出をしない、淡々とストーリー展開を魅せるイーストウッド流の作品でした。
面白くないというわけではなく、水戸黄門や科捜研の女を見ている時のような安心さがある、という意味です。
お爺ちゃんになったなぁという思いは否めないものの、やっぱりどこかカッコいいんですよね。
滋味深い作品
オープニングから小気味良く、無駄のないセリフと的確な演出で、いい格好しいのお爺ちゃんの姿を描いていく。
退役軍人で、色気もある老人をイーストウッド本人が演じて観られるとは、なんと幸せなことか。
シナリオも素晴らしい。ベイツ捜査官やマフィアのフリオをはじめ、アールと触れあった人たちが、ふと我が身を振り返る感じが、素直に染み入ってくる。
若々しくもあり、これだけ滋味深い作品を届けてくれたイーストウッドに感謝。
老いを迎え入れるな。
初めの方はクスッと笑わせるシーンもあったりして、これが恐らく20代くらいの自分だったら「ふ~ん、良い話だねぇ」くらいの感想だったと思います。
でも、還暦もそう遠い将来では無くなってきた今の自分には、心に深く沁みる良い映画でした。エンドロールは涙でぼやけていました。
アメリカ人って、何より家族が大事な人達ばかりだと思っていたけど、こう言う心情はまだ存在してるんですね。
家庭を顧みる暇もない程忙しく働いている、お父さん、お母さんに是非是非観ていただきたい、心があったかくなるお話です。あ~泣けちゃった…。
ラスト ラン?
映画のラストは破滅型かと思いきや、地味に終わる。若き日のダーティハリーを思い出させるシーンもあるが、銃撃やカーチェイスなど派手なシーンはなく、メッセージに溢れた映画だった。イーストウッド映画にハズレなしと言われるが、今回は大ヒットするような映画ではなく、しみじみとした家族愛の映画で、物足りないという人もいるだろう。麻薬組織や捜査官へ対応も年季が入った対応で、さすがと思いましたが、次回作では元気なイーストウッド主演の映画を見てみたい。
間違いない名優達による間違いない映画
90歳近いヨボヨボの老人が主役の映画。
日本ならまず考えられません。
アクションスターだったその老人が監督までやっちゃうんですから。
でもその彼の一挙手一投足に目がいく。
ヨボヨボ歩く姿が心にしみる。
ブラッドリー・クーパーとの何気ない会話が素晴らしい。
期待した通りの名優達の共演です。
じんわりと心に沁みる
90歳を間近に控えたクリント・イーストウッド監督作品。
正直、終盤に至るまでの時間は淡々としていてとても長く感じた。
イーストウッドだからって期待して見すぎていたかも…と思ってましたが、最後にはやっぱり泣いてしまいました。
今まで大切なものに気づかず生きていた主人公アールを通して、90歳を間近に控えるイーストウッドだからこそ伝えられること、をこの映画では描いています。
イーストウッド作品はじんわりと沁みるような良さがある作品が多いですが、これもそのひとつ。
映画のメッセージ性自体はとてもシンプルなのに、イーストウッドが監督、主演をすることによってぐっと深みのある作品になっていました。
クリントイーストウッドの渋い演技
彼の出る映画にハズレは無いと思っていますが、今回も燻銀の演技は期待を裏切りません。実年齢とほとんど同じ役、本当の娘と親子関係を演じるなど、ホンモノらしさも作品の質を高めているようです。ストーリーもある程度実話に基づいているとか?
奥様との関係も、一本筋が通っていてジーンとしました。私達夫婦にも、必ず別れが来ますが、あんな感じだったらいいなぁと思いました。
クリントイーストウッド、流石に年老いたなぁと思いますが、彼にしかできない役所で永く活躍して欲しいです。
映画に浸った
カーラジオから流れる音楽、そして先を見据える老人の眼。これらの外側で起きる出来事が、穏やかな時間を狂わせていく…
多くを語らない映画だけど、これぞ映画だよなって。
自分が歳を取るたびに見ることになる映画です。面白かった。
観るべき時ってある。
チャーリーチャップリンを彷彿させるような作品。必要な素材を監督のロジックで組み合わせれば、このような作品が出来上がるんだろう。
昨今の娯楽は、過剰なトッピングサービスが多過ぎるから、観ている私もつい、派手な展開を期待してしまいがちだけど、全般通して落ち着いて流れるストーリーに、感情移入しやすかった。
善悪からすれば、主人公は悪だ。そこに足りうる観客の善が感情移入するからこそ、こういった映画はサイレントの時代から続いているのでしょう。
何と言ってもイーストウッド
いい味出してます
第一印象は、こんなに老いぼれたのか・・・
でしたが、それからの人生の物語
どこまで本気か分からない運び屋さん
大きな盛り上がりはありませんが、釘づけでした
<16>
流石のイーストウッド節
流石のイーストウッド節、炸裂だ。
CGやスローモーションなどの技法は極力使わず、淡々と撮っている。
フランスの古典劇の三単一の法則即ち
時 場 筋の一致を守っている。クラッシックフィルムの趣きだ。
それでいて面白いのだから、イーストウッドは
生きるレジェンドだ。
前作では素人を突然主演に据えた。興行を考慮したら、あり得ない事だ。
しかし、そんなことが出来るのがイーストウッドだ。
西部劇、スポーツ、音楽、戦争、恋愛、作る映画は多岐だ。しかしそれらのテーマが縦糸だとすれば横糸は全て一緒だ。
家族の再生
今作でも自分の実の娘を娘役で起用している。
イーストウッドも色々有ったが実生活を彷彿させる。観客もバイアスをかけて観てしまうが
むしろそれが狙いかもしれない。
劇中で若い娘と戯れるアール、観たくはないが
観てしまう。
イーストウッドをやっているのも大変なんだよ
ファキン、レジェンド
そんな声が聞こえてきた。
あと10年は現役でいて欲しい。
2019-28
90代にして何時間も運転するじーさん、
20代なのに映画館に2時間座ってるだけでも腰にくるんですけど、どーしたら。
肉体的にも90でこの仕事を請け負うというのは大変なはずです。
見ちゃいけないブツなんて大概想像がつくし。
人生の吸いも甘いも知っていて、戦争も経験した人が、なぜ二つ返事でこの仕事に乗ってしまうのかが🧐
逆に人生経験豊富だと、大船に乗った気持ちになるんかな。
まぁそこは個人個人違うので、深くは掘り下げませんが、もうちょっと描写があれば私の場合、のれたかも。
90歳になっても素直になれないんですから、いかに素直になるのが難しいのかってことですよね。
わかってるのに、出来ないというもどかしさ。
それをイーストウッドが深い皺の向こうから見える瞳の悲しさで表現していたのが印象的。
とか言いつつ、途中少し寝てしまいました。
イーストウッド監督の映画は嫌いじゃないのですが。結構しとしとと進む感じなので、アホにドンピシャな作品にまだ巡り会えたことがありません。
俳優オンリーの頃のを見てみたいと思います。
やっぱりモーフィアスはいい上司で、ほっとしました。モーフィアスはそうであってほしい←
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