運び屋のレビュー・感想・評価
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流石!いぶし銀の演技。
御年88歳のクリント・イーストウッドが、自身の監督作で銀幕復帰。レオ・シャープと言う87歳の老人が、ひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事に着想を得た作品。
クリント・イーストウッドも年を取りましたねぇ。ですが、まだまだその演技は健在。家庭を顧みなかった、“古い男”を見事に演じています。この映画のモデルとなったレオ・シャープは87歳であったわけですが、それを演じたクリント・イーストウッドも88歳。殆ど再現ドラマ?
冷徹な麻薬カルテルを相手にしてしまっていた訳ですが、なぜだか、そのハンドラー達を味方に?付けている感じですね。恐れを知らないその態度と、そもそも、高齢のおじいさんだったので、流石にカルテルの人間たちも、気を許してしまったのかもしれません。
気を許したと言えば、DEA捜査官もそうなのでしょうか?アールが、逮捕前にベイツ捜査官と接触するシーンがあるのですが、そこでも、人生の大先輩としてベイツに人生のアドバイスを行っています。
「こんな高齢者が運び屋であるはずがない」と言う思い込みが、結果的に、アールの運び屋家業を成功に?導いたのでしょうか。でも、こう言う風に、普通に車であっちこっち行く普通の人が、麻薬の運び屋をやるんですね。なんか、怖いな。
皆優しい世界
ギャングが皆優しい。特に優しいのが、「爺さん裏切ったらこうなるぜ!」、と目の前で仲間を始末したギャングが、奥さんの葬式で行方不明になったイーストウッドに、「.ボス!この爺さん嫁さんの、嫁さんの、葬式に行ってたんです!消しますか、本当に消していいんですかっ!(心の声….可哀想で可哀想でおりゃやだよそんなことすんの、許しましょうぜ、ボス)」と実は一番優しかったのがツボでした。
孤独な運び屋と家族との絆
88歳!
なんか何も考えてない感ビンビン!
イーストウッドに馴染みがなくても大丈夫
巨匠クリント・イーストウッドが監督兼出演の作品です。
正直、彼が出演している作品は初めて観ました。
食わず嫌いということかもしれませんが、なんとなく年代も合わないし、最初はCM観ても興味が湧かなかったんですね。
でも、それでは本当にただの食わず嫌いで終わってしまうと思って、えいっと観に行ってきました。
結論は、『面白い!』です。
人生の失意の中で、やっと手にしたチャンスがまた、よりによって麻薬の運び屋という超危険なミッション。
でも、やるしかないし、すべてを失った自分にはもうこれくらいしかないんだっていうような、投げやり感と、でも残した家族に対しての愛情が所々見え隠れするところが、また観るものの心を掴むなと思いました。
「家族は大事だ」という、その一言をここまで重く、深く言えるのは、修羅場をくぐって得た経験があってのものだと思うんです。
人生は、決して失敗ばかりじゃないこと、失意の中にも、大切なものを掴むチャンスがあること、老いもまた善きこと、人生はまっすぐに進んでいかないからこそ、偶然に見つけた景色に心打たれること。
そんな、沢山の教訓を、一人の人生を通して教えてもらえた気がしました。
仕事で忙しくて、最近家族にサービスしてないなって思う人とか、ただいま絶望絶頂期なんて人は、とても素晴らしい映画に感じられるのではないでしょうか。
もちろん、今はとても満足した人生を生きているという人であっても、きっと観て良かったと思えると思います。
イーストウッド最高!
10年振りの俳優復活とあって期待してました♪
麻薬事業が運び屋でも儲かるとよく分かる。
懲役を食らっても3年で出られて金持ちになるって
アメリカは麻薬関係で刑務所がいっぱいになるから刑も軽いのかは謎だけど人生全うした老人に失う物なんて
無いよね♪
オレオレ詐偽に引っ掛かる老人よりマシだとすら思う。
結果的に家族を取り戻す事に成功した彼は人生に勝ったのだ。
イーストウッドは見事にその老人を演じていた。
まだまだ俳優を続けられそうで安心しました♪
生涯現役のイーストウッドに乾杯🍻
老いて尚
淡々と進むが、最後は涙します
心の深いところにジーンときました
クリントイーストウッドが
淡々と描かれるマニッシュな映像美
時間を大切に生きよう
さすがのイーストウッド作品
良かった。
イーストウッド自身の集大成にしようとしたのか、自身に身を重ねるようなテーマの映画。
最初は冗長なシーンが続く。
確執を抱えた親子の会話。表と裏社会の対比もどこかありきたりな描き方のように見えた。
これからどんな展開になるんだろう、とハラハラするが警察に尋問されるシーンも、裏社会の人間たちとの会話にもあまり緊張感が伝わってこなかった。
それでも目が離せずストーリーに引き込まれていくのは、イーストウッドの怪演のおかげだろう。
老いてからの過ごしかた、人生お金じゃない、などよくあるテーマ、セリフ。それがなぜいちいち沁みてくるのか。経験した人でしか語れない、現せないイーストウッドならではの視点で描かれているから と これもまたありきたりな感想だけれども、人生の深みを味わえるイーストウッドの集大成の映画 と思いたい。
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