劇場公開日 2019年3月8日

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「口が悪いとこを楽しそうに演じてたのはよかった」運び屋 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0口が悪いとこを楽しそうに演じてたのはよかった

2020年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

高齢にして多作なクリント。
この映画のテーマは老いと時間。なんてったって自分のあの顔が使えるんだもんな。有無を言わせぬ説得力を醸し出すあの顔。

脚本はツッコミたくなる点もあって、イーストウッド映画は意外とそういう面が多く、そこを自身の存在感で押し切っちゃうという展開が多い気がする。
家族愛とか云々よりも前に「う~ん あんたが悪い。自業自得」っていう内容でした。(自分で言っちゃてるし)

しっかしイーストウッドは、マッチョイズムなのか反マッチョなのか、人生を謳歌してるのか厭世的なのか、アメリカを愛してるのかそうでないのか、さっぱりわからない感じが空恐ろしい。どっちともとれる謎の作家性ではないですかね。

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散歩男