「佇まいに涙」運び屋 うみのこさんの映画レビュー(感想・評価)
佇まいに涙
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クリント・イーストウッドがグラントリノ以来の主演もすると聞いていたから、すこぐ楽しみにしていた作品。
最初スクリーンに出たとき、さすがに年老いたなぁと感慨深くなった。と同時に役柄に完璧になりきっていからこそ、老いた風貌を自分は感じたのだと思う。
運び屋として染まっていく一方で歌を歌いながら仕事を全うしていく姿に寂しと嬉しさが去来する。
多額のお金よりも大事なものが人生にはある、そして守り抜いていかなきゃいけないと言うことを、彼の人生すべてで教えてくれた。
もしかしたらスクリーンで見ることが最後かもしれないと思った途端、最後の法廷での立ち姿に役柄を超えてくる巨匠イーストウッドの佇まいにただただ感動して涙が溢れた。
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