劇場公開日 2019年3月8日

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「☆☆☆★★★(1回目) ☆☆☆★★★(2回目) 本日の日付は201...」運び屋 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5☆☆☆★★★(1回目) ☆☆☆★★★(2回目) 本日の日付は201...

2019年5月5日
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☆☆☆★★★(1回目)

☆☆☆★★★(2回目)

本日の日付は2019年4月24日 まもなく平成も終わる。
そして、この作品の日本ファーストランもまもなく終わる。
そろそろ、こんな考え方をする奴が居ても良いのかな?…って事で、レビューを書いてみる。

今回(2019年)のアカデミー賞は、近年の傾向通りにブラックパワーが強かった。
そんな中で脚色賞を受賞し、はしゃぎまくった挙げ句に、作品賞にケチを付けたのが。ご存じのスパイク・リー。
そんなスパイク・リーを、イーストウッドはどんな感じで見ていたのだろうか?
実はこの2人。以前に差別問題で口喧嘩を繰り広げているのだった。

(一応は噂の域を出ないのだが、信憑性は高い様で、伝えられるところをかい摘むと。)
発端は、『父親たちの星条旗』で、作品賞を含めイーストウッドがアカデミー大本命視されていたところに。「何であの戦いに参加していた黒人兵士が1人も映画の中で登場しないんだ!」…と、リーが噛み付いた。
真相では、確かに黒人兵士は居た様だが。その数はそれほど多くは無かった様で。(始めは)イーストウッド曰く「だからどうした?」…と言った感じだったらしいのだが。それでも(元々イーストウッドがタカ派なところが有ったのも影響したのか?)リーが口撃を辞めなかったからか?遂にイーストウッドがキレた。

「小僧は引っ込んでろ!」

そんなやり取りが影響したのかどうか?『父親たちの星条旗』は肝心のアカデミー賞では惨敗を喫する。
その後リーは、実話が基になった『セントアンナの奇跡』で、黒人兵士の話を撮るのだから。イーストウッドも、ちょっとばかりはイラっと来たかも知れない。

確かにイーストウッドには多少なりとは差別主義的な面は否めないのだと思う。
だけど、決して《心底から》の差別主義とも言えない。
『運び屋』の主人公は。ユーモアの1つとして、単なる会話の流れの中でついつい差別用語を使ってしまう。如何にもイーストウッドらしい人物像だと言える。
肝心の『運び屋』本編は、イーストウッド演じる爺さんが。これまでを振り返り。家族を放ったらかしにして来た人生を悔い改める。
それを、イーストウッドが演じ。皺々な顔から滲み出る人間味に味が有るだけに、つい納得させられ、面白く観てしまうのですが。警察側の描かれ方で、或る程度の組織を把握し。尚且つ、大体のアジト等は(密告者の存在で)掴みながら。何故か(組織の)下っ端で在る《運び屋》を逮捕する事だけに躍起になるのが、さっぱり意味が分からず。その面で言うと、昨今のイーストウッド映画の中では今ひとつと言わなければならないか?…と。

ここ数年のアカデミー賞のブラックパワーを、イーストウッドはどう見ているのだろう?
多少の差別主義も持っているとは言え。イーストウッド自身は、表立っての差別的な問題を起こした事は無い。
確かに、『インビクタス/負けざる者たち』を監督するにあたり。誰に対してなのか?は言わなかった様だが、「安心しろ!マンデラを演じるのは黒人だ!」…と、言ったとゆう。

だからこそ、「ああだこうだと言ってる奴らで、実際に差別によって被害を受けてる奴がどれだけいる?寧ろ周りを煽って問題を起こしている奴らばかりで。被害者ズラしてるだけじゃねえのか?」と、言いたげに…。
※ (勿論、本人はそんな事は言ってはいない。あくまでもこちらの妄想に過ぎない)

近年の黒人関連の作品にオスカー像が行きやすい傾向に対して。それまでの【俳優引退】を、しれっと撤回して主演してしまう辺り。まるで…。

「俺はな!そんな【プロ被害者】ズラした奴らが気にいらねえだけなんだがよ〜。全く最近は…(幅を効かせやがって)オイオイ!俺が神輿を挙げなければいけねえのか?」

…と言った感覚で撮ったのだろうか?と、思ってしまったのだが、穿ち過ぎなのだろうか?
※ 繰り返し

2019年3月10日 イオンシネマ市川妙典/スクリーン8

2019年3月19日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン7

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松井の天井直撃ホームラン