「ツボをわきまえたカッコイイ映画」運び屋 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
ツボをわきまえたカッコイイ映画
実話をベースにした脚本らしいが、魅力的なユニークなジジイ像を示すエピソードがテンポ良く語られ、それが映画文法を踏まえて且つおしゃれで、全体的に実にかっこいい映画の印象。
ちやほやされるのも若い美女も大好きで、運びによる大金取得でどんどん調子こいていく様の描写が実にうまく、二グロと人種的偏見言葉使いながら困ってるカップル助けるエピソードがさリげなく秀逸。そして、組織の人間達がだんだんとイーストウッド・ジジイが好きになっていくことに実に説得力が有るのが、演技力と演出力のなせる技か。
ブラッドリー・クーパー捜査官との一対一のやりとり、組織のボスが手下に殺されてからの大きな展開、そして命かけた妻の看取りは実に映画的で、シンプルながら心を打つ。そう幾つになっても人間は学びやり直し、更に成長できる!その普遍的なメッセージが観る人間に力を与えてくれる。クリント・イーストウッド監督の知性とパワー、さらにその匠の技の更なる向上を実感させられて、とても嬉しく思えた。
Kazu Annさん
こんばんは
共感を沢山ありがとうございました。
(^^ゞ
この作品、クリント・イーストウッド氏の
娘さんも登場され 映画人なんだな~って
思ったり、本当に、これまでいろんな役柄を
演じてこられて パワーを感じました。
カッコいいですね。
>命かけた妻の看取りは
実に映画的で、シンプルながら心を打つ
その通りですね。
切なかったです。
幾つになっても学び成長したいものですね。
本人は実に上品で清く正しい方ですが、役柄を演じる時はちゃんと年代にちなんだ役作りを徹底されますよね。
老人の歩き方まで研究されたとかwww
どれだけ若いんだ。