「人生100年時代、いやまだまだ」運び屋 KI (@mebaru0141)さんの映画レビュー(感想・評価)
人生100年時代、いやまだまだ
「仕事の流儀」的な映画だと思ったら、そんなことはなかった。むしろ「年齢なんか関係ねぇー」そんな映画でした。
87歳のアールは困ってる家族や友人の為に運び屋するのですが、第一に、自身が運び屋の仕事を楽しんでるようでした。なにより長距離ドライブが大好きなんですよねこの爺さん。カーステレオから流れる音楽が、どれもヒョイっと弾むようでした。(あと若っけぇ女も大好きで、インターネットというものは大嫌い)
そんなこんなで、カルテルやDEAが絡んでるくるのですが、まさか87歳の爺さんだとは思わないわけです。
クリント・イーストウッドの飄々とした哀愁の漂う演技はもちろんですが、DEA捜査官を演じたブラッドリー・クーパーの演技も良かった。運び屋が爺さんでなかったらあんな会話やあの表情を見せてなかっただろう。
最後彼のした決断は"老人""お年寄り"だからといったナンセンスな偏見を打ち破るようでした。(俺のしたことだ俺が始末する。)
からの、エンディング。歌詞の一つ一つがこの映画を集約しているようでした。
10年以来のクリント・イーストウッド主演作、自身の人生を反映している部分が多いようです。
いつまでも若々しく。
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