「タロンはかっこいんだけどね」フッド ザ・ビギニング コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
タロンはかっこいんだけどね
主演のタロン・エガートン自体はかっこいいし、弓のアクションもいいんだけど、キャラとしての魅力に乏しい。
領地や彼女、すべてを失った絶望感がなく、戦うのもリトル・ジョンに唆されての受け身スタートだし。
州知事と枢機卿が、戦争の恐怖で国民を煽り、税を上げて、身分の差を使って国民を分断する…ってトランプっぽさを反映させた、今時流行のアメリカ映画の典型的悪役で、そろそろ食傷気味。
目新しさも、強烈なインパクトもないまま、ずるずるって終わる感じで、さほど物語として観客を魅了するまで行っていなかった印象。
しいて言えば、「仮面(マスク)やフードをつけて、反政府活動しちゃダメよ」って為政者側の物言いが、たまたま今香港で起こっていることと偶然の一致をしたことが面白かったくらい。
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