「ネット配信映画と侮ることなかれ。」6アンダーグラウンド かつさんの映画レビュー(感想・評価)
ネット配信映画と侮ることなかれ。
映画は、劇場で公開してナンボ!定額サービスでのみ配信されてる作品なんて、B級レベルの作品でしょう。。なんて高をくくってた僕は、一発お見舞いされました(笑) 大げさかもしれませんが、これが新しい時代の映画のスタイルかと見せつけられました。
まずは、スタッフ、キャストが一流揃い。監督に、あのハリウッドの爆発王マイケル・ベイ、主演は、デッドプールのライアン・レイノルズ。脇にも、マグニフィセント・セブンのマヌエル・ガルシア=ルルフォ、グランドイリュージョンのデイブ・フランコとなれば、もう興味しかありません。
死んだことになった6人の"幽霊"が、悪人を成敗するというなかなか中二病御用達な設定ですが、冒頭の逃走劇からガッチリ心鷲掴みにされます。人が惹かれたり、撃たれたり、爆発に巻き込まれて吹っ飛んだりする描写が容赦なく描かれてるのが、センセーショナルでした。前半ややストーリーが散らかっている印象でしたが、それもすぐに軌道修正されて、全体としては、かなり満足な作品でした。
メラニー・ロランはたぶんアクションとは畑違いの女優さんなんだと思うんですが、終盤の船内でのアクションシーンはなかなかカッコよかったです。スカイウォーカー役のベン・ハーディの身のこなしもスゴい!そして、彼らチームの会話も聞いてて楽しかったですね。一致団結してるようでしてない会話が絶妙に面白かった(笑)
個人的には、あのロヴァクの最期の民衆に晒し、処刑させる手法はいただけないかなと。あれだけ屈辱的な死に様は確実に新たな復讐を生むだろう。一瞬の悦になったかもしれないが、真の解決方法ではなかったから。
7人の標的ということで続編やる気まんまんですが、次の作品が早くみたいですね。