6アンダーグラウンドのレビュー・感想・評価
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ベイの本領が久々に全開、メラニー・ロランの奮闘も○
「トランスフォーマー」の2007年以降、同シリーズの監督が実に5回、他の監督作はわずか2本、それ以外は製作どまり。十年以上“本業=トランスフォーマー監督”だったマイケル・ベイが、初期の娯楽活劇を彷彿させる痛快アクションに回帰した。まあ同シリーズもアクション満載ではあったが、メインディッシュのCG描画されたトランスフォーマーの変形と格闘が、当初こそ刺激満点だったが次第に食傷気味に…。
その点本作は生身の人間による格闘、過激なカーアクション、大爆発&銃弾の雨、美女たちのセクシー場面と、ベイ映画にファンが望むものが満載だ。30代後半のメラニー・ロランが珍しく本格アクションに挑んでいて、これも悪くない。
題は"6 feet under"(6フィート下=墓を埋める深さ)に由来し、6人が記録上は死んでおり“ゴースト”としてミッションを遂行することに通じる。彼らがまた復活する続編を大いに期待。
これが映画館で上映されないなんて
これが劇場で公開されないのは大変寂しい。マイケル・ベイの映画の中でも1,2を争う作品ではないか。火薬量と破壊する車の数がとんでもない。Netflix映画の中でも群を抜いて金をかけているのではないか。原作もない、リメイクでもないオリジナル企画で、これだけの予算の超大作はもはやハリウッドメジャーでは作れないのかもしれない。
6人のスペシャリストが世界の法と秩序に従わないために、自分たちの死を偽り自由を得て、法では裁けない悪を叩きのめすという話だが、6人のメンツが個性的で面白い。終盤の戦闘はとにかく大迫力で大満足。アウトローでないと裁けない悪がこの世界には確かにある。これはマイケル・ベイ流の西部劇なのかもしれない。
しかし、つくづく映画館で観たい作品だ。Netflixは最近、『マリッジ・ストーリー』などの傑作を映画館で上映しているが、賞レースに絡む作品ではないけどこれも上映ラインナップに加えてほしい。
ベイさんがド派手に世直し!
マイケル・ベイによる2019年のNetflixオリジナル映画。
最近『アンビュランス』を見返した時、そういやベイさん映画なのにまだ見てなかった…と思い出して鑑賞。
現在配信中の『新幹線大爆破』もそうだが、配信のみが惜しい作品がある。本作も然り。
ベイさん節大炸裂!
のっけからド派手なカーアクション! 並みの作品だったらクライマックス級。
被弾し、止まらぬ流血。銃弾を受け、血飛沫が乱舞。極め付けは、眼球…!
実は過激なバイオレンスやグロ好きでもあるベイさん。メジャースタジオで出来ない事を、やりたい放題!
開幕はほとんど説明もナシで爆走状態。
それでも登場人物たちの会話と主人公のナレーションによると…
何かのミッション中のチーム。リーダーは億万長者で、通称“ワン”。チームメンバーは互いをナンバーで呼び合う。
“トゥー”は元CIAのスパイ。
“スリー”は殺し屋。
“フォー”はパルクールの達人の盗っ人。
“ファイブ”は医者。
“シックス”はドライバー。
ライアン・レイノルズをリーダーに、極秘のデンジャラス・ミッションを遂行する、その名も“ニュー◯‐フォース”!
…というのは冗談で、
彼らは“ゴースト”。
法で裁けない悪党どもに制裁を下す。腐敗した国家や悪政などの組織的なものにではなく、民を苦しめる独裁者や犯罪人など文字通りの悪人。
“ワン”がバットマンさながらの財とハイテクで作戦とターゲットを決め、メンバーはスカウト。
スカウトされたメンバーは死を擬装。家族や友人とも関係を絶つ。
それまでの全人生を捨てる覚悟が入る仕事だが、死んで“ゴースト”になった事で寧ろ自由に。履歴も存在も抹消され、相手のサーチにも引っ掛からず、ミッションに於いては強みに。
イタリア・フィレンツェで初ミッション。その内容は…
某国の独裁者を倒す。フィレンツェにいる顧問の弁護士から(眼球セキュリティで)情報を入手し、配下の4人の将軍の居所を突き止め、抹殺。中国に軟禁されている民主派の弟を新たな国のリーダーに立て、独裁政権と独裁者そのものを葬る…。
ミッション:インポッシブル…! いや、強烈個性のメンバーからすれば、ミッション:ポッシブル…!?
ほぼ強引なやり方で情報の入手には成功。が、激走中に“シックス”が死亡…。
仲間を失ってもミッションは止めない。お互いをよく知る仲でもない。誰か死ねば補充を。
スナイパーの“セブン”。
新たな“6人のゴースト”となって、ミッションは続行。
端から見れば、無鉄砲集団。実戦経験あるのも半数。
作戦は緻密に立てるが、ほとんど出たとこ勝負の力技。その荒々しさと勢いで4人の将軍も仕留める。
危なっかしさを孕みつつ、意外とやる奴ら…?
勿論、各々訳あり。死を擬装するほど。
仲間意識や恋愛感情もご法度。しかし危険を共にする内に、育まれていく。
それを良しとは思わない“ワン”。いつもはムードメーカーのライアンだが、ジョークやマシンガントークは飛ばすが、いつもよりかは非情タイプ。
メンバーも徐々にキャラが目立っていく。“トゥー”(演メラニー・ロラン)と“ファイブ”は華を添え、“スリー”はいつもならライアンがやりそうなちょいウザ俺様タイプ。“フォー”はイケメン枠で、“セブン”は仲間意識を芽生えさせる。
何だかんだチームになっている。いや、チームになっていくのだ。
もうとにかく、ベイさん印のアクション!アクション!!アクション!!!
カーチェイス、銃撃戦、肉弾戦、バイオレンス!
小惑星衝突や巨大ロボットバトルは例外とすれば、生身のアクションとしては、ベイさん史上最強は嘘ではない。
“アクション”と“マイケル・ベイ”を思う存分魅せてくれる。
嗚呼、劇場大スクリーンで…いや、もう言うまい。
ラストも良かった。
捕らえた独裁者を彼らで静粛するのではなく、民衆の中へ。
虐げられた民衆の怒り、憎しみ。独裁者の惨めな最期。
本当の意味で独裁者を打倒。
勝ったのは俺たちじゃない。民衆だ。
…なんてあの名台詞が浮かんで来そうだが、ベイさん版『ミッション:インポッシブル』であり、『必殺!仕事人』であり、アウトローたちが悪事を砕く様は西部劇風でもある。
ベイさんが、ド派手に世直し!
Netflix配信で視聴回数も良く、大ヒット。
続編の話は出ただろうが、実現に至ってない。
このミッションもコンプリートして貰いたい。
映画界の「ジャンクフード」
最初はちょっとねー、だったが。
瞬きできないほどに
劇場で見たいよなー
MUSEの音楽がアクション映画に合う
Netflixオリジナル映画でアダム・サンドラーのものが多いなと思っていたが、ライアン・レイノルズ主演もなかなか多い。本作はマイケル・ベイ監督。劇場未公開なのになんて豪華!
アクションも相当ハデだった。前半から中盤、そしてクライマックスと要所要所で盛上がるアクションシーンを作ってくれる。カーアクションってギリギリのラインで一般の人や道路にあるものを避けるのが定石なのに、結構ぶつけていってしまう。ま、リアルといえばリアル。カーアクションであんなに人が死ぬ映画はあんまりないんじゃないか。他にもいろんなアクションシーンで敵が死んでいくバリエーションが豊富だった。
チームのメンバーの背景を説明する場面切替がわかりづらかったが、そこを気にしないでアクションを楽しむことに専念したら楽になった。
音楽もカッコよかった。MUSEの曲はアクション映画に合うのは意外だったが、嬉しい誤算ってやつ。
これ、まだまだ話を作れそうな感じがする。続編が観たい。
続編を超期待する
痛快…
迫力あるカーチェイス、銃撃シーン、パルクール、力の抜けた笑いあり、何だかんだチームワークありと、いちいち格好良く、スタイリッシュ、久々に王道のベイ監督アクション映画を見たという感じ。そんな中でも、高層ビル上でのプール破壊シーンや、ヨット上での磁石シーンは圧巻であり、新鮮に映った。続編を期待させる内容だったし、一人一人のキャラが良い。
終盤のアクションシーンは必見
墜落からのパラシュート脱出
カーチェイス
スローモーション活用のゴア表現多めアクション
ハイレベルなガンアクション
凄まじいパルクール
大量の水を使った仕掛け
芸術的なカークラッシュ(空中回転からの鉄骨串刺しは芸術点が高い)
そして一番の見所は磁石
アクションはかなり面白かった
ゴア表現、やや濡れ場ありなので家族視聴は注意
台詞回しはいつものマイケル・ベイ作品といった感じ
ストーリーは簡潔明瞭
幽霊部隊を率いるスーツなしトニー・スターク(『アイアンマン』)
もう少しキャラクターを掘り下げていればもっとよかった
(この手のキャラクターの掘り下げで個人的に好みなのは『ミニミニ大作戦(2003)』)
"仲間"という言葉が度々出るが、『ワイスピ』の"ファミリー"並の重さの言葉
アクション映画らしいアクション映画
満足度はそれなりに高め
特に船体磁石シーンが良かった
磁石を使ったアクションといえば『ラスト・スタンド』も同じようなシーンがあったが
質も量も本作は凄まじいものがある。
【社会勉強】
この荒唐無稽な世界観のアクション・ムービーはツッコミはしないで、社会勉強として観たらどうかと思う。
イタリアのフィレンツェは何百年も前の佇まいを残す長い歴史の美しい由緒ある街で、車で暴走しない方が良いとか、
アルファとは云え、イエローグリーンの色は、派手で追跡されやすいとか、
ボルグとマッケンローは、有名なテニスプレーヤーだけど、こんなんじゃないとか、
自ら助くるものを助くとか、
エミネムの歌詞を引用して、やる気を引き出すのは効率的だろうかとか、
そして、もっと重要なのは、
世界には、民主主義なんてどうでも良い悪い奴がいるとか、
そんな奴は、難民のことなんて、これっぽっちも考えていないとか、
それでも同じ国の中で民主化を優先したい人道的な人間はきっといるとか、
こうした人を助け、勧善懲悪、悪辣リーダーを退治する名もなきヒーローはきっといるとか、
アメリカは本当はそうなりたいと(という幻想を抱いているように見える)とか、
とかとか。
個人的には、フィレンツェのドゥオーモの半球の屋根をパルクールの4(フォー)が駆け降りるところで、この映画は面白い気がすると勝手に思い込んで、終了まで結構(ゲラゲラ)笑いながら過ごさせてもらった。
ドゥオーモを駆け降りるって、実際に撮影したのかな?あれ、ジオットの塔もそうだけど、上るだけで結構疲れるんだよね。
6(シックス)は気の毒だったけど、アクション娯楽作品として、リラックスして楽しみましょう。
アンダーグラウンドの割に、表立った行動をしているように見えるけどね。
ライアンファンなので
マイケル・ベイのやりたい事の詰め合わせ
ベイのくどいアクション好きなら
ベイの、お約束2時間越えテンコ盛りアメリカン大味アクション。裏を返せば脳味噌を空っぽにして、半端なアクションは入らねえぜ!ってな人にはもってこいの一本になっている。
なぜなら最近のアクションより山場が多い、そのアクションの山場は、いきなり始まるカーチェイスから作品全体で3つ位あるが2つ目のアクションでメインディッシュでも良いのに更に、最終アクションには、へぇーーとなるアクションが
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