「じんわりと心に染みる」影裏 ちろさんの映画レビュー(感想・評価)
じんわりと心に染みる
家族、恋人、友達との突然の別れ。誰しもが経験した事がある又はこれからするであろう言葉では言い表せない辛い出来事が震災により何万という人々に訪れた。皆、今野のように焦燥、苛立ち、諦め、絶望、僅かな望みを胸に大切な人を探し歩いたのでしょう。もう会うことの叶わない人の面影を胸に秘め、空虚な心を抱え、それでも生きていかねばならない。
想いを少しづつ昇華させ歩んで行く新たな道。最後のさんさ踊りの音色が力強く、それでも前を向いて歩んでいくんだという人々の決意を表し応援しているかのようでした。素晴らしい作品でした!
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