機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのレビュー・感想・評価
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3部作だったんですね
小説は読んでいませんが、3巻出ているというのは知っていました。
上映時間は90分ちょっと。3部作と知らずにどうまとめるのかと思っていました。
途中で、これは今作では終わらないよねと思っていたら、3部作だそうで。
ハサウェイがどうして半連邦なのか、どうやってリーダーになったのかとか、
よくわからないところはありますが、次作を見たいなという気になります。
ヒロインのギギは仕草や目線にドキッとさせられます。
クエスの行動や言動にイラッと来る僕には魅力的なヒロインに感じられます。
戦闘シーンが夜間で状況がわかりにくいのがイマイチなところです。
アニメとしてのクオリティに驚愕
タイトルなし(ネタバレ)
まとめると、一度は見るべき。面白い。
1)ギギがエロイ。
2)マフティーに納得がいかない。
3)話が終わらない。
1)ギギがエロイ。
前半はずっと胸元見せてる。仕方ない状況とはいえ、気になる。
ハサウェイは一向に気にしない。あいつおかしい。
2)マフティーに納得がいかない。
テロリストなんだけどなんでハサウェイがリーダーポイのか。
俺の中のハサウェイはここ数か月繰り返し見てきた逆襲のシャアのハサウェイなんだけど
12年で父親に内緒でテロ組織ができるのはおかしい。
ハサウェイがあまり強そうに見えない。
3)話が終わらない。
本当にあれ?っと思った。
マフティーが何かこれからするから高い飛行機に乗って政府高官の顔を拝んだみたいだけど。
「これから楽しくなる」とからしいけど、今回で終わらないのかよ。
マフティー以外で納得がいかないのがハサウェイとケネスがものすごく親しくなる点。
大学の友人並みに。映画の流れだとそんなに親しくなるとも思えない。
ケネスは大佐でハサウェイはそこまで偉くないし、飛行機での銃撃戦なんかで仲良くなるとも思えない。
小説版の何かが省略されているのか。逆襲のシャアのインドのクリスティーナのように。
登場人物が多すぎなのと、人間関係が全く分からん。
ハサウェイが女に囲まれているし人気があるのはわかる。
とはいえ、逆襲のシャアでずっと盛り上がった状態で映画の延期もあり、
やっと観れた後の感想としては、まあよかったかなと。
【告】初めて観る人はレビューは見ないように
仮定: 富野由悠季 = 4DX
***第一部***
私はガンダム以外も含め富野作品は8割ほど観ています。
その中でのお気に入りはキングゲイナー、∀ガンダムです。
小説の閃光のハサウェイは読んでおりません。
先日、民放テレビで逆襲のシャアをやっていたので20年ぶりくらいに観直しました。
子供の頃より歳をとった今のほうが楽しめ、
これは映画館でハサウェイしなければならない!!
啓示を受けました。
で、お得意のネットサーフィン。
4DXでやってんじゃん。あー、これ、俺ハサウェイになっちゃうP(パターン)だよ。
【4DX大好き人間 + 閃光のハサウェイ =脳汁ドバー 】の見事な方程式。
が、新型コロナウイルス対策で座席数半分の劇場。
俺、すかさず残り1席を上映2時間前に確保。
【脳汁ドバー + 残り1席確保 =ヨダレだらだら】そろそろ連立方程式が立ちそうな予感。
意外と人気あるんだな、ブライト・ノアの息子と4DX。
あ、という間に109映画館へ。
特典をしっかりと手につかみ、口角からヨダレを垂らした脳汁ドバー状態で4DXスクリーンへ入場。
***第二部****
あなたは血飛沫を浴びた事はありますか?
4DXなら疑似体験できますよ。
興奮状態で映画に臨み「先行発売のDVDを買っちゃおうかな」と浮かれていた私に「これはテロの話だぞ」と富野氏は冷水ではなく血飛沫を浴びせてくる。
初心忘るべからず、俺は富野作品を観たいのだ。
ところで、あなたは銃弾が頭の横をかすめた事くらいあるよね?
えっ、無いの?じゃあ4DXで体験しようよ。
これには富野も喜ぶんじゃないかな、
だって富野は現場の肌感覚を大事にしがちだからな。
そうそう、無重力体験も出来るんですよ、4DXならね。
じんわりと席が動くことで不思議な気分になって印象的です。
これには年に一度、月に向かってディアナ様に敬礼している富野もニンマリ(?)
仮定として【4DX=富野由悠季】が成り立つ。
他にも事あるごとに席が揺れるので、体幹がグラグラな私は頭がグラングランしてスクリーンが揺れて観れました。
戦闘が水上やハイスピードなどの条件重なって4DXしてハサウェイします。
バイザウェイ、私が好きな4DXは背中をパコパコ殴られるヤツです。
***第三部****
うほぉーい、盛り上がってきました…うん?
この映画、三部作なのね…。
言葉遣いがチャントミ(富野)なのに、演出がチャントミ(富野)ではないので、
少し違和感がありましたが、そう嫌なものではないです。
最初は私をイライラさせた情緒不安定ギギ(富野特有の女性キャラ像)もいずれ富野大先生なら報いを与えるはずと溜飲をおろしていたが、
最後のほうではなぜかギギを受け入れられた。キャラクターデザインのせいかな。
個人的におもしろく感じた部分は、
1000年先の大きな理想を掲げて実行するブライトの息子、
タクシーの運チャンは明後日の事で精いっぱい。
余裕がある者と余裕がない者、どちらの言い分も理解できるから切ない。
人々が思想や階層などで分断され、それぞれが組織化されることで先鋭化して、
より分断の溝が深くならないようになったらいいな。
以上、4DX大好き部 兼 富野由悠季大好き部からのレポートでした。
映像と効果音はとにかくいい
映像は、現代の一線級のアニメ映画レベル。
それでオカルトでない宇宙世紀ガンダムをやってくれたという喜びがある。
また、夜空を浮遊するペーネロペーのピピピ音も、不気味さを感じさせる良い演出。癖になる。
映像的にもどかしかった点は
・徹底的に夜間戦闘で機体をよく見せてくれない
・戦闘シーンがエースコンバットかアーマードコアのプレイ画面的
という程度。
事前にペーネロペーやクスィーの姿が頭にあったから楽しめたが、完全に情報0の人ならば敵味方の区別もつかず、どこにガンダムらしいガンダムがいた? ということになりそう。自分としては人物~機体のハイクオリティな映像面は楽しめた。
ただ、映像面が素晴らしいゆえに、脚本や構成における不出来さが苦しい。純文学的な内容を打ち出すことが目的の作品だとしても、現代映画として到達させるべき最低限の娯楽水準に届いていない。
具体的には
・言動において、魅力的に感じられる描写がない主要キャラクターたち
・テンポの悪い間延びしたシーン
・唐突でご都合に感じる話運び
に延々と付き合わされる点。
自分は脚本びいきな自覚があるが、「テンポが悪い」は多くの人が感じることだろう。95分でやった内容としては中身があまりにもなく、1つ1つのシーンが丁寧というより冗長になってしまっている。
元々、原作小説は上中下の3冊で、3冊あわせて2時間映画なら可という程度の、内容の乏しさを抱えている。実際、Gジェネでの『閃光のハサウェイ』のステージ数は、1冊の小説であり2時間映画である『逆襲のシャア』と変わらない、もしくはそれ未満だ。
今回の映画を逆シャアで例えるならば、「最序盤のアムロがリ・ガズィでギュネイと戦ったところまで。それを1時間半かけてやった」という具合になる。それも、アムロよりも行動原理が不明で決断力に欠く、ハサウェイという主人公で。
会話原稿は30年前に書かれたものほぼそのままなので、対話の内容・テンポ・リアクションも現代からすると妙な感じであり、対話に中身が無いので「人間ドラマに尺を割いた」とは言い切れない。
そもそも、原作が執筆された89年当時にしてすでに「理想のために、迷いながら、とりあえず暴力を伴う反政府活動をする」という学生運動活動家のような若者は、20近くズレた若者像であった。
以下、とくに脚本・構成上の気になったことをより具体的に。原作にある内容でも、現代の作品とするにあたって改修の必要があった箇所に思う。
・冒頭のシャトルジャック解決のシーン
ギギ、ケネス、ハサウェイの主要キャラクターの魅力を描写しつつ、ケネスとハサウェイの強さと決断力を描き、三人に縁を成立させることが目的のシーン。しかし魅力を出すために取った手段が「微妙に滑ってる会話」では冒頭から失敗している。さらに小者=やられ役のシャトルジャック犯の言動に割く尺が、なぜかやたらと長い。他作ならエッフェル塔で刺しに行って「残り180秒!」とか言ってる時間で、本作ではまだやられ役のシャトルジャック犯=モブキャラクターが演説している。何でもかんでも解像度を上げればよいというものではない。この場面ならばギギがニュータイプ的に二人をけしかけ、ケネスとハサウェイがあっさり制圧して切り上げて先に進んでほしい。このように、くどさやもどかしさを覚えるシーンが全編にわたって散在している。
・終始重苦しい
原作を知る人間からすれば救いの無い物語であることは自明なのだが、その実現手段として「ずっと暗くする」は誤りである。重厚で深みのある作品は確かに存在するが、暗く重苦しくしておけば必ず深みが生まれるというわけではない。その証拠に、本作は鑑賞後にネタにできる部分が全くない(だからカボチャが本編の文脈度外視で踊らさせられるはめになった)。観客の心情をコントロールするための歩み寄りや、物語としての振れ幅を欠いた内容となっている。
・ハサウェイの魅力が無い
30年前の原作執筆時点なら「理想はあるが、非情になれない凡な青年」なのだが、30年以上が経過した今では「大勢を巻き込むのに、決断力を欠く無責任な青年」に映る。元々憧れる対象として書かれていない主人公ではあっても、頼れるリーダー設定なのにリーダー未満な存在としてしか映らないことに問題がある。
具体的には、
①証拠がないギギの直感に対して、あっさりマフティー首魁だと認めてしまうこと
認める必要がない。信念の達成や仲間のことを想うなら、絶対に認めてはいけない。
②市街戦ではリスクであるギギを放り出せずに、仲間たちの作戦を台無しにすること
市街戦のどさくさに紛れてギギを抹殺しようかと考えるぐらいが、民間人の犠牲を厭わないテロ組織の首魁であるハサウェイのリアリティだ。例えば、『逆襲のシャア』におけるアムロは、ロンデニオンでシャアに偶然出会うと問答無用で撃とうとした。これが「その世界を本気で生きているキャラクターの行動」=リアリティである。本作のハサウェイには、リーダーとしても個人としてもリアリティがない。実際、ハサウェイの部下は、眼前でのハサウェイの意味不明な行動に対して「どうして来ないんだ」「良くないところが出ている」と苛立ち、結果として決死の陽動をかけてくれた仲間が捕らわれてしまう。この時点で、ハサウェイは魅力的かと言われるとノーとなってしまう。結局、救ったギギもマフティー本部に連れていくわけではなく、仲間達の陽動は味方を捧げ民間人を巻き込んだだけの徒労に終わっている。
③タクシーの運転手に論破される
「1000年後の地球のために、まだ住める地球から、全人類はすぐに出て行くべき。出ていかないなら武力で追い出す、殺人もいとわない」という、逆シャアを経てどうしてこうなったという過激思想に染まっているハサウェイだが、モブキャラクターであるタクシーの運転手に「1000年後だなんて、暇なんだろ」と言われるとハッとして、反論できない。そしてその晩思い悩む。つまりこのハッとする描写は「人間はわかりあえないのか」ではなくて「あ、そうだったんだ、自分」と初めて気づいた描写であり、民間人に死者が大勢出るような行為を「何も深く考えずにやっていた」ことが判明する。学生運動時代の若者ならそういうものだっただろうが……現代的には、責任感も思考力も乏しい青年としか映らない。
④英雄描写
しかしマフティー本部に合流した後の彼は、先日の意味不明な行動による作戦失敗を咎められることもなく、まるで頼れるリーダーが帰ってきてくれたかのように大歓迎で迎えられる。これではハサウェイ個人のキャラクター性という問題を超えて、脚本全体の未熟という域になる。
⑤「全部俺のせいだ」
やっとクスィーに乗った後での彼。反省せざるを得ない状況まで追い込まれてから出る台詞なので、かっこよくはない。観客としては「そうだよ」としか思えず、同情も共感もできない。
・ギギに説得力がない
前提となる設定と実際の言動がかけ離れているのはハサウェイだけでなく、ギギも同様である。外見は美しいのだが、性格や言動はよくいる純真不思議ちゃんで、これが80歳の大富豪を心身ともに籠絡し、基地司令とテロ首魁の心にさざ波を立てる存在には見えない。実際、ハサウェイもケネスも本心ではギギに入れ込んでおらず、心理的に一歩引いて「要警戒」と見ることができてしまっている。原作では元々14歳の設定で、シャアを骨抜きにしたララァのような存在だったが、外見的なビジュアルが変更されたことで設定と言動の齟齬が出てしまっている。
・移動シーンが多い
市街地で逃げ回るシーンは緊張感があるのでともかく、ハサウェイが無言で独り歩くシーンが多い。
世界を緻密に表現している……というより、原作をほぼそのままで3部作という無茶な前提のための尺稼ぎに見える。実際、移動シーンが増えるぐらいならペーネロペーやクスィーの全体像がはっきり閲覧できるシーンなどがあってほしかった。
・ご都合を感じる展開
1つ1つのシーンは間延びしていて冗長に感じるのだが、シーンが次へと進む転機となるものは「直感」が繰り返される。ギギがハサウェイをマフティー本人だと気づくところ、ハサウェイがギギを信じてエレベーターに乗るかどうか決めるところ、ケネスが、ハサウェイがマフティー関係者だと見抜くところ、ハサウェイが、ケネスは自分の正体を見抜くだろうと予想するところ、全てが「直感」で、しかもなぜか「確信」扱いで、それによって物語が進んでいる。軍事を舞台とする話の運びとして粗く、丁寧に描くべきこととそうでないことの本末転倒が起きている。
・クライマックスの出来事が弱い
クスィーガンダムを戦闘中に受け取ることが、第一作のクライマックス。作中のキャラクターが作中世界で頑張っているのはわかるのだが、正直、他のアニメなら小エピソードの1つとして流されていると思うシーンである。他作では、キャラクターたちが冒頭でもっとすごい覚悟のもと、もっとすごい空中受領をしている作品すらある。不評が多勢を占めるエヴァQですらそうなのだ。なので、これが95分映画の山場として出されてもきつい。
・引きがない
本作の最後、やっとのことでクスィー対ペーネロペーの初戦となるが、ここでクスィーはペーネロペーに完勝してしまう。原作を知る人間にとっては「原作路線で行くようなので、もう脅威がいない」ところで区切り。原作を知らない人にとっては、まさかペーネロペー以外の敵がいないとは思わないからいいのだろうか。
・歌
これは全然あっていない。とりあえずロボットアニメならこういう感じだろうというスカッと爽やかぶち上げ系の歌がスタッフロールで流れるが、ひたすら重苦しい閃光のハサウェイなのである。私はエンディング時、本作について芳しくない感想を持っていたので、最後にこの歌が流れて「完全にB級でラッピングされた」と思った。チープな疑惑があるものに、そのチープ感を上乗せするものとなっている。
・総じて
脚本、構成のレベルは非常に低い。
3部作という企画自体に無茶があるとしても、つじつま合わせや3部作用の改変調整はするべきだった。このテンポ、この空虚さ、受け入れられる人しか受け入れられないだろう。
そんなこんなで
「ガンダム作品ではある」
「現代の映像美で作られた宇宙世紀正当続編ではある」
のだが、
「絶対評価で面白いかと聞かれたら、面白いとは言えない」
「他の作品含めて相対評価で傑作かと聞かれたら、駄作寄り」
というのが私の感想になる。
テーマを変えることなくエンタメに乗せることができたはずだ、という惜しさしかない。「すごいと言われそうなものを作る」が優先され、「面白いものを作る」がおざなりにされた結果、映画作品として総合的には「すごくないものが出来てしまった」という、作る側の自己満足的な内容に陥っている。
ハサウェイの原作小説が1989年に出てから、数々のガンダム作品が作られ、他のロボットアニメ作品も作られた。その中には「当時最高峰の映像美」をしながら、「人間ドラマ」も「エンターテイメント」も達成していた作品もある。「主人公の裏の顔はテロリストの首魁で、主人公やライバル、脇を固めるキャラクターたちがとても魅力的な作品」もあった。その主人公は決断力に乏しいわけもなく、『撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだ!』と最初に言っていたが。そのレベルの作品たちと比べれば「30年前に書かれた、ガンダム内でも評判の乏しい小説を見直さずそのまま脚本化」「企画的に決められた長尺にあわせて、なんとか間を持たせる方法を考える」という、娯楽を作る上での製作姿勢で負けてしまっている。
ガンダムブランドにあぐらをかいてしまった作品、というのが私の感想。座組、脚本や構成のミスばかりなので、素晴らしい映像の制作者たちは気の毒に思う。私は、2部と3部を観る予定は無くなった。
なかなかオジサンには難しかった
人物・風景描写優位の"サスティナブル"なガンダム作品
現行アニメーションの最先端を走る作品だと思います。予算的にも他の作品と比べようがないのでは?と感じます。
声優トーク付きの限定版を鑑賞しました。
トークイベントは大した内容ではありませんでした笑。が、諏訪部さんのお話はガンダム愛と共に、直後の本編への期待を十二分に感じさせてくれる内容でした。
本編の感想としては、ガンダムシリーズ最高傑作に近いのではないか、と思います。それこそ『逆襲のシャア』のように、一言も無駄なセリフ、シーンはないと感じさせてくれます。セリフ回しの大人感がハンパないです。只只小難しいという訳ではなく、見た後に何も分からん!という印象は受けませんでした。
人の動きの滑らかさ、性格描写のバランス感、新海誠作品のような自然や人工物の書き込み具合など、MS以外の描き方にこだわりを感じました。
ハサウェイの思想だけではなく作品全体から、地球自然や経済格差への配慮を受け取れます。富野さんのガンダムって最初からこれを描いてたんだと今更思い知りました。
MSシーンは割合少ないですが、コクピットモニターのUIや3Dで動くMSの精細さは圧巻です。
今後のガンダムシリーズの方向性を規定しうる、インパクトを持った作品がついに来たな!という印象です。ガンダム自体の持続可能性がこの作品に溢れているなと感じます。食事描写や服装まで全方位に向けられたこのこだわり具合を三部作の最後までキープして欲しいと思います。村瀬監督以下、スタッフ頑張って!
逆襲のシャアからずっと待ってた
5月7日の公開予定から、ようやく見れました。。!
今年、逆襲のシャアを見て、最後の導入映像を見てからずっと待ちわびていました。
ファーストが一番好きな自分としては、当初見る予定になかったので、まさか公開2日目に入場者特典をもらえるタイミングで見ることになるとは、個人的に感慨深いです。
ブライトさんとミライさんの息子、なかなか良き。
【追記】
入場者特典は、ガンダムという作品の中で
最も尊敬する方、
心の師匠、
大好きなランバ・ラル様でしたーーー!!!!!
嬉しい!!私にこの特典を渡してくださった劇場スタッフさん、ありがとうございました!!!
アニメを越えている感じ?い
意見が分かれるところ。
UCに於ける宇宙移民についてどれだけの知識量を有するか、伏線となる作品を鑑賞しているかによって印象が全く異なる作品では無いでしょうか。
予備知識も無い人が、頭を空っぽにして楽しめる娯楽作品ではないような気がします。
この作品は思想、哲学、倫理観などをテーマにして、その狭間で揺れ動く主人公の葛藤を描写する事がメインなどで、従来のガンダムのド派手なMS戦を期待してた人は肩透かしを喰らうかもしれません。
更に数少ないMS戦も夜戦なので、スクリーンが暗すぎてどっちが敵か味方か分かりづらいのも難点かも。
なんだかんだ書きましたが、個人的には星5の
素晴らしい昨日だと思います。
ハサウェイが佐々木さんじゃ無くて違和感あるかなぁ?と予想してましたが、全くそんな感じはしませんでした。
ケネスやギギの声優さんもキャラにマッチしていたと思います。
最後に一つ気になったのは、
この閃光のハサウェイは3部作なのですが、次の2作目につながるカットが1カットしか無かった事。
これ、もしかして原作とは結構違う展開になるのかな?って思ったのと、
アレクサンドロスの曲がめちゃくちゃ良かったので、エンドロールをもう少し凝って欲しかったなって言う気持ちはありました。
【余計な独り言。時代背景と考えたこと】
僕は実は「逆襲のシャア」はあまり好きではない。
前にもレビューにも書いたけど、まあ、そうなのだ。
この「閃光のハサウェイ」の公開前のリバイバル上映で再度「逆襲のシャア」をドルビーシネマで観たが、やっぱり好きではなかった。
そして、ハサウェイはテロリストなのだと聞いて、今回、この作品に不安とともに臨んだのだが、少し考えたことがあった。
三部作の第一部で、原作も読んでいないのだから、今の段階で、あれこれ見解を述べるのは、どうかと思うが、どんなふうに、この作品が80年代に作られたのか、少し考えさせられることがあったのだ。
テロリズムと云うと、911の印象が非常に強い。
だが、歴史は長く、19世紀にもテロと位置付けられるものもあったらしい。
70年代の日本の三菱重工ビル爆破事件もテロだが、歴史的にテロが国際紛争の手段として大きく注目されたのは80年代ではないかと思う。
代表的なものとして挙げたいのは、
アイルランド民族主義組織のIRAが、ロンドンのハイドパークなどで起こしたテロ。
次に、キリスト教・イスラム教スンニ派・イスラム教シーア派の対立によるレバノン内戦を背景にしたアメリカ大使館、米仏軍兵舎に対する爆破テロ。
数百人規模の死者が出た。
そして、イスラエル問題絡みのローマ空港とウィーン空港への同時テロだ。
こうしたテロを経験して、80年代には、国際社会はテロには無力だと警鐘を鳴らしたり、冷戦下にあっても、いずれはイスラム勢力が新たな不安定ファクターになると予想する政治学者も多くいたのだ。
そして、「逆襲のシャア」から「閃光のハサウェイ」の根底に流れる、地球の人口爆発による環境汚染で、コロニーへの移住を余儀なくされた人々は、イスラエル建国によって難民とならざるをえなかったパレスチナ人を想起させる気がしたのだ。
ただ、パレスチナ難民はイスラエル建国によって国を追われた人々なのに対して、ハサウェイ達は、地球の環境回復のために、地球人に地球を離れろという立場で、これは決定的な違いであることは間違いない。
そして、もしかしたら、この立ち位置の差が、ハサウェイの苦悩に繋がるのだろうか。
ブライトとミライの、西洋と東洋のアイデンティティで揺れ動く、或いは、アムロとシャアの考え方・価値観のなかで揺れ動くように苦悩するのだろうか。
ただ、テロは、どんな理由・思想があろうと、決して受け入れられるものではない。
原作を読む気はないくせに、今は、そんなことを想像してるところです。
「閃光のハサウェイ」は、モビルスーツが驚くほど迫力があって、スピード感も桁違いだ。
視点も工夫が凝らしてある。
人はいつも同じ立ち位置で蠢いているのに、モビルスーツは少しの間に格段と機能やグレードが高まる。
所詮、制御しなくてはならないのは人なのに。
実は、あれこれ考えながら、残りの二部にやや期待が高まってきている。
作品としては良い!が。。
どなたにもオススメできる
三度の延期を経てようやく公開された「閃光のハサウェイ」、その3部作の第1作目となりますが、単体作品として完成されていますので、ガンダムに詳しくなくとも十分に楽しめるだろうと思います。
私自身大した予備知識を持っていませんし、ファーストガンダムとF91とオリジンくらいしか知りませんし、先日アマゾンで初めて「逆襲のシャア」を視聴したくらいのレベルですから、必死に予習をせずとも映画を観る分には大丈夫でしょう。
ちなみにガンダムを劇場版で観るのは「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」以来です。
全体の雰囲気としては今までのガンダムよりも更に大人びていて、ガンダムなんだけどもガンダムじゃない感じがあって、私はそこがたまらなく好きです。
なんというか登場人物の全員がエロいんですよ。
序盤はから中盤にかけて大人の群像劇仕立てになっていますが、終盤は一転して迫力のあるモビルスーツの戦闘となっており、静から動へと移り行く盛り上がり方はBGMの相乗効果も相まって鳥肌ものです。
モビルスーツに関してですが、音や演出が見事にグレードアップしていて、映像を通して鉄の重量や重厚さを感じる取ることが出来ます。
ファンネルミサイルは非常に良い音をしていますし、ペーネロペーの独特のミノフスキークラフト駆動音は最高に痺れます。
永野護作品「ゴティックメード」カイゼリンの駆動音も痺れますが、それと同じくらいの衝撃を受けました。
更にすごいなと思える部分はメッサー/ギャルセゾン/クスィーガンダムの夜間飛行のコックピット視点でしょうか。
リアルさがある上にエフェクトが映えてとても美しく格好良いです。
劇場のスクリーンですと夜間のシーンがPCモニターよりも暗めになってしまいますが、あの暗さはエフェクトや音をメインに魅せるという演出上の意味で正解でしょう。
夜間でくっきりはっきり見えてくるとモビルスーツの存在自体がチープになってしまいますし、2部3部では嫌でもしっかりと見せてくるでしょうから、最初はこれで良いのだと思います。
※ちなみにブルーレイでははっきり見えます。
市街地戦はガンダムシリーズの中では特に目新しいものではないのですが、演出と音響が良い仕事をしていますので圧巻の仕上がりになっています。
至近から見るモビルスーツの「兵器としての怖さ」というものを映像を通して初めて感じ取ることが出来ましたから。
なおこの作品はドルビーアトモスを想定して作られているとのことですので、音響を一番に感じたいのであればデジタルTCX_DOLBYATMOSがベストでしょう。
余談ですが、ハサウェイがギギを抱きしめるシーンを観て、ブラッド・ピット主演「ジョーブラックをよろしく」のラストシーンの色合いや雰囲気と似ていると感じました。
あと劇場版ではギギの年齢は19歳設定です(調書に年齢19歳と書いてあります)
とにかく、作画、背景、演出、音響、声優、楽曲など、期待以上の出来になっていましたので、大変満足する作品だったと言えます。
まぁ淡々と感想を述べていますが、実際はギギ・アンダルシアの小悪魔っぷりとハサウェイ・ノアの内なる表情に終始視線が釘付けでしたし、モビルスーツのバーニアが噴くシーンだけで圧倒されていましたよ。
最後に、私が知るガンダムの中では最高傑作の一つになるかもしれません。
「富野由悠季さんを100億の男に!」を願いつつガンダムシリーズ最高益を出して欲しいなと思います。
まちに待った、新時代ガンダム!!
コロナによる延期を打ち勝って、堂々の公開!
Ξガンダム、無茶苦茶かっこいい!!声優変更によるハサウェイの声も違和感がまったくありません!
成人となったハサウェイが、ギギと…ケネスたちと紡ぐストーリー、新感覚のMS戦闘シーン感無量です!前作のガンダムNTと比べても進化したガンダムです。次作も楽しみ!です……。
全352件中、301~320件目を表示










