「人間はバカ」ふたりの女王 メアリーとエリザベス suiさんの映画レビュー(感想・評価)
人間はバカ
愚昧から人を遠ざけるものの一つに、誇りや矜持がある。
この映画は人間全般が絶望的に愚かであることを隠しもしない。メアリーの振る舞いはそこに差しかけられたほんの一条の光のようだ。(しかし暗さが勝る印象だ。)
"that's matter than love."という台詞が面白かった。
王国制国家と、王族の人間性。
衣装は目を引くものがある。史実このようだったのだろうか。
メアリーの2度目と3度目の結婚式の衣装の差や、黒衣で統一された会合シーンなど良かった。
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