ばるぼらのレビュー・感想・評価
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たぶん、手塚治虫は二階堂ふみが好き
多数の手塚作品を読み観ているがこの原作は知らない。一般論としては、原作はともかく映画にした以上映画として成立していることを期待して観ている。
今回、”ばるぼら”は映画として期待以上の出来だった。
原作を知らないおかげか原作そのものより原作者の影が重なり複雑な精神世界を感じることが出来た。監督も私と同じく仰ぎ見ていたであろう手塚治虫の精神世界である。手塚真監督も治虫氏のプレッシャーを感じたと思うが映画として結実できたと思う。
手塚治虫の超多忙な仕事中心の生活ばかりをドキュメンタリーやインタビューで知ることが多かった。そんな中で作家としての主人公に仮託して憂さを晴らしていたのかもしれない。色々もやもやする親父の思いを実写化しきった息子。
二階堂ふみ、文句なし。手塚漫画に出てきそうな丸顔でエロい体を惜しげなく晒す。死体をしていても絵になる。
馴染めない
163本目。
最初に?
ずっーと?
な訳で、途中から考えるの止め。
なんか馴染めない。
二階堂ふみが脱いでいるなんて知らなかったし、絡んでいるとも思わなかったけど、全くと言っていい程、そそられない。
こればっかりは仕様がない。
単細胞の俺の理解力がないだけだから。
ばるぼらだった
舞台挨拶付きを観ることが出来ました♬
二階堂ふみちゃんが、漫画そのままの、ばるぼらだった!
漫画読んでから映画を観たので、世界観が出ていたのですが、非現実的な世界観なので、少し伝わりづらいところが、わたし的にマイナスポイント。
ジャズが世界観を引き立てているのですが、わたしは眠くなってしまった。汗
稲垣吾郎ちゃんと二階堂ふみちゃんの裸の演技だけ印象残っちゃう
最後の死が迫る狂気の演技の稲垣吾郎がとても良かったです。
あと、オープニングがとってもお洒落でカッコいい✨
映画鑑賞後の舞台挨拶で、手塚監督の、父、手塚治虫もこの作品を喜んでいるはず、生きていれば92歳というコメントにグッと感情が高まりました。
🇮🇹ファンタフェスティバル最優秀作品賞🎥おめでとうございます!!
【倒錯世界】
この作品、レビューはけっこう難しい。
手塚治虫さんの「ばるぼら」は、美倉が倒錯した世界に落ちていく様が、きっちりストーリーとして描かれていて、映画は倒錯した部分にフォーカスしすぎているのかなと、少しもやっとした気持ちになった。
海外と共同制作で、この倒錯した世界の物語は外国でも理解されるのかと少し驚いたし、でも、よく考えたら、世界的権威とされる作家にだって、のんだくれで、生前は相手にされなかった人も結構いたように習ったし、もしかしたら手塚治虫さんも他のSFや神話、宗教や歴史物を手掛けながら、倒錯する世界に足を踏み入れていたのかと興味をそそられる。
手塚治虫さんの描く女性の裸身の曲線はとても美しい。
実際の女性の裸と、縄文のヴィーナスのちょうど間くらいの感じというか、エロティシズムと神々しさのようなものが混在している気がするのだ。
そう言う意味で、二階堂ふみさんのばるぼらは、良かったと思う。
男は女性が好きだ。
たとえ、社会的地位を手に入れようと、金が有り余っていようと、自分の理解のカテゴリーからはみ出すような女性には特に興味を惹かれる。
作家なら、創作意欲が駆り立てられてなおさらかもしれない。
そして、これは世界共通かもしれない。
倒錯世界にストーリーは要らないという人もいるに違いない。
ただ、僕としては、原作を知っているぶん、もう少し、二人して落ちて行く過程が欲しかったと思う。
よってマイナス1.0。
でも、二階堂ふみさんの熱演にプラス0.5ということで。
良かった
稲垣吾郎は、はまり役だと思います。
マスコミにも登場する人気作家ですが狂気の芸術家が共存しています。
バルボラは狂気の先鋭化のシンボルであり、アクセラレーターなのです。
後半はついて行けなくなりそうになり、もっと面白くできる題材だと感じましたが、それでもラストはもりかえして良かったのではないでしょうか。
二階堂ふみの演技には驚きました。
一般ウケは難しそうですが、迷う人はぜひ劇場で観ましょう。
こういう映画をこういうキャスティングでこういう演技でみられたのが嬉しかったです。
音楽もとても良かったです。
とにかく美しい
去年の東京国際映画祭以来、ずっと公開されるのを待っていたので、今日初日に観賞出来て嬉しかったです。
稲垣吾郎さんと、二階堂ふみさんのオールヌードのシーンがとにかく美しくて、見惚れてしまった。
美倉の異常性愛は、理解出来ない所だけど 怖いもの観たさが、優って こっそりまた観に行きます。
惜しげもなくふみ。更にふみ。またまたふみ。ふみふみふみ。
チラッとアリバイ作り程度の裸身かと思いきや、とんでもない、とんでもない。ガッツリです。エロティシズムと言う観点からは、物足りねーよ!と言うムキもおられましょうが、体はってるわよ、女優魂ぶつけとるがな、な感じはヒシヒシと伝わって来ました。
遠い過去に原作既読も完全に忘却済み。手塚ワールドの再現性の高さを感じる冒頭部。ばるぼらは美倉の深層心理が作り上げた幻影、的な描写は、1970年代の「汚れた都会」が如く撮られた東京の風景に溶け込む中盤。軽い狂気とオカルトにたじろぎながら、最終章に突入。美倉は「ばるぼら」を書き上げ、深層を吐露した事を示唆しながら終わります。
都会の汚物とは、三倉自身の心の底に沈んだ深層心理(憎悪・エロ・理想・プライド・自己嫌悪などなど)の事なんかいねぇ…
音楽は橋本一子さんで完全にジャズ。ベースは私が勝手に師と仰ぐ井野信義さん。個人的には大好きどした。
手塚作品の中で、何故に、よりによって、ばるぼら?ってのは有りますが、稲垣吾郎さん、二階堂ふみさんともに、難しい役どころにガッツリ取り組んでやり切った感があって良かったです。
※以下、独り言みたいな、どうでも良い話。
感想文のタイトルを書いて悩んだ。しばし。
「こりゃ、やばいで。」
結局、修正した。
ヤバイ単語は「ふみ」に置換した。
置換前は…書けないw
ヒント
鍋にする「亀」さんは何?
うっわ。やっぱり、書けねぇわ。
断じてw
スッポンポン、とか。ねぇ。
二階堂ふみが美しい裸体を披露
小説家の美倉(稲垣吾郎)が酒飲みのフーテン少女(二階堂ふみ)を家に連れて帰るとなぜか筆が進む。美倉はマネキンや犬とセックスする(幻想が混じってる)ような異常性欲者だが、その都度ばるぼらに助けられる。
美倉とばるぼらのベッドシーンも有り、眠ってるのか死んだのか、目を覚まさないばるぼらを真っ裸にして椅子に座らせて小説書いたり、幻想か現実か区別が付かなかった。
二階堂ふみの裸体は美しかった。
石橋静河は献身的で可愛かった。
2019年東京国際映画祭にて鑑賞しました。 11月20日公開という...
2019年東京国際映画祭にて鑑賞しました。
11月20日公開ということでワクワクしています。
手塚治虫原作、その息子手塚眞監督、クリストファー・ドイル撮影というだけで期待MAX。
手塚治虫漫画の世界観は、少し大人向けの作品では人間を超越した処にあるように感じます。その中でも彼自身を投影させているような、作家として苦しんでいる様子が伺える作品だと思います。そして、手塚眞監督の作品は芸術的で観念的だと思います。現実なのか幻なのか、いつの時代なのかも関係ない普遍的なものを描いているように感じます。
稲恒吾郎は小説家美倉洋介そのもの。彼は孤独と苦悩を内包した役がとてもよく似合います。そして二階堂ふみはばるぼらそのもの。中性的にも色っぽくも変幻自在です。そして何より2人の美しいシーン。クリストファー・ドイルが撮影しただけあり、しっとりと幻のような何処だかわからない世界が広がります。
何度も観たいと思います。
秀逸な稲垣吾郎
映像化の困難なこの作品に稲垣吾郎さんが信じられないような挑戦している事に驚く。
堕ちてゆく男なのに不潔感や卑しさが出ないのは彼の人間性なのだろうか。
猥雑な街を歩き回る姿も美しくて一服の絵を見るように見惚れてしまう。
官能的かつ破滅的で映像美溢れる妖しい世界観
東京国際映画祭で観ました。
艶かしいはずのシーンも美しく描かれていました。
音楽も映像とマッチしていて官能的で妖しく兎に角オシャレ。
ばるぼらの二階堂ふみさんは、ばるぼらそのものにしか見えませんでした。
ばるぼらに翻弄される美倉こと、稲垣吾郎の堕ちていく様も見ものです。
ラスト、ばるぼらを貪るように求める美倉の姿に胸を打たれました。
芸術として捉えると楽しめると想います。
TIFF2019にて
TIFF2019にて『ばるぼら』を鑑賞。
稲垣吾郎演じる異常性欲に悩まされている耽美派の人気小説家・美倉洋介のエロティシズムな狂気っぷりと、二階堂ふみ演じるばるぼらの大酒飲みで自堕落だけど何とも言えない魅力のあるミューズ感が良かった。
本編とは関係ありませんがワールドプレミアと謳っておきながらキャストの舞台挨拶がないのはちょっと残念でした。
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