オーヴァーロードのレビュー・感想・評価
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ドキッ!化け物だらけの殺戮大会!~ポロリもあるよ~
殺せ!殺せ!殺せ殺せ殺せーー!!女子供は助けろ!邪魔な敵は殺せ!問答無用!!一人一人の家族だ人格だ!?うるせー!知らねー!!モブはモブだ!!撃て!撃て!撃ちまくれ!!!頭を狙え!!!
ここは戦場、綺麗ごとなんて言ってられるか!!
心臓ブチ壊し握り潰される、劇薬のような映画。
まさかのジャンルスイッチの瞬間が気持ちよすぎる。ナチスってもう何でもありだな。
噎せ返るような火薬の匂いと血液や汗やなんだかよくわからない変なドロドロの匂い。
立ち込める土煙に足先に触れる薬莢。
体感が強くてカロリー消費の高い、楽しくて面白くて怖くて恐ろしい映画だった。
冒頭から容赦の無い戦闘のスリル。
兵士がワイワイ騒ぐ飛行機の中は一瞬で地獄絵図と化し、一秒前まで談笑して隣を歩いていた人間が一瞬で肉の破片と化し、数時間前まで励まし合っていた仲間が謎の管に繋がれる世界。
戦場の無残な様を勢いよく叩きつけられ、すぐにこの世界に入り込むことができた。
私も隊員になった気分に。任務を遂行せよ。
軍曹の最期が地味にショックだった。
ハプニング的に始まる教会内単独潜入ミッションにヒリヒリと心が擦り切れる。
見つかったら即終了の局面ほど怖いものも無い。
ご丁寧にこちらに向かってくる時は大きな声で話してくれるドイツ兵たちに感謝。
危機一髪のボイスと共にホッと一息。
個性豊かな実験体の数々、胸キュンが過ぎる、ゾクゾクが過ぎる、ドキドキが過ぎる。
脊髄と生首だけでポールに繋がれてシルブプレとひたすら繰り返す女性が大好き。
子宮のような膜に詰められたドロドロの人間が大好き。
あんなのどうやって使うつもりだったんだ。
あの状況で自我があるのがまた恐ろしい。
いっそ何もわからず人間戦闘マシンとなって殺しに徹したほうがよっぽどマシ。
筋肉モリモリヌラヌラの千年兵器人間たちの速さと強さが素敵だった。首カクカクも好き。
ダッシュするゾンビほんと好き。邪道がなんだ、速いほうが怖くて良いじゃないか。
フィクションにおける人体実験というのは本当に面白い。
もちろん現実や暗い歴史は別の話だが。
だって興味あるじゃない。外連味満載の展開に興奮しないわけないじゃない。
あれで人肉食べてくれたらパーフェクト。
私も太ももに血清ブチューしたい。
ネズミも殺せなかったボイスのファースト殺害シーンに大興奮。
潰れた頭って美味しそう。
可哀そうなチェイス。あの中では温厚な方だった彼の自棄的な暴れ方が辛かった。
撮った写真を見せて欲しい。ポールとティベットのツーショットが見たい。
ガム貰ってウハウハするの可愛い。ポール可愛い。
伍長!伍長!伍長ーーー!!!
現実主義で冷静沈着な頼れる上司感、全身から溢れ出る無慈悲のオーラ、熱い漢気に圧倒される。
強くて魅力的ではあるけど、凍りつくほどの冷たさも持ち合わせているように感じた。
絶対に敵にしたくない。
目には目を、拷問には拷問を、吊り紐にはフックを、ゾンビ化にはゾンビ化を。
ワフナー将校との一進一退の泥沼試合に手の汗が止まらなかった。
「Fuck you」の言い方が双方かっこいい。
ジェイコブ、「地上で会おう」と約束はしたものの、まさかこんな形での再会とは。
ナチュラルに作戦に参加しているけど、そもそもの身体ダメージ大きいのに凄い、まさかあの管を通してじわりじわりと血清や薬品を打たれてたのでは。
なんて色々考えつつ、かなり有能に戦ってくれて感謝しかない。
戦争の緊迫感にクリーチャー要素が混ざり、ホラー的演出も入り、色々な方向から色々なスリリングさが味わえて非常に面白かった。
ただ、実験体の大暴れはもっと摂取したいところ。
あの最強肉塊兵器たちが一斉に動き出したらもう絶望感で堪らなくなりそう。
化け物になっても結局アクションがメインになってしまうのが少し物足りない。
その辺は個人の好みなので致し方なきだが。
血清ブチューした(された)後の自我の有無の基準がよく見えなかったのも気になる。
ラスボスワフナーも伍長も最終的に自意識の無いままずっと戦っていたらより残酷で面白いのに。
そうすると伍長のかっこよすぎる最期が無くなってしまうが。
作品とは関係ないが、台詞の字幕の途中に「…」がつくと、「ああこのセリフをぶった切るように何か起こるんだな」などと推測できてしまうのが少し辛い。
「…」無しで本当に唐突にやってほしい。
推測してしまっても十分インパクトあるしショックも受けられるけど。
ワンピース着たまま激走を繰り返すクロエが印象的。相当足が速いと見た。
鑑賞したとき、私も上品で可愛いワンピースを着ていたのでなんだか昂ってしまい、駅から家まで大爆走して帰った。ああ疲れた。元気が湧いた。ごちそうさまでした。
アクションホラー?
映画comのコメを見てから鑑賞。
印象としては 戦争スペクタクルを撮ってた途中で資金不足に、途中からSFホラーにしちゃいました な感じ。
だが凄く面白いB級ホラーに仕上がってます。
ナチゾンビ とかB級映画にありますが、それを金掛けて丁寧に作った映画。
主役の俳優、女優は今後ブレイクしそう。
敵役に有名どころを使ってるのは上手いと思います。
シュトロハイムもびっくり
1944年6月第2次大戦時、ナチスドイツ軍占領下のフランスのシェルブランという村の教会に設置された電波塔を破壊すべく投下されたアメリカ兵が謎の敵と対峙する話。
一応事前にあらすじは読んでいたけれど、序盤の空戦から惹きつけられて、村に辿り着くまでの件りで期待値上げ上げ。
おばさんの登場でそういえばとあらすじがふと頭に帰ってきて切り替えてみられたけど、これはそういうのない方が好みだったかも。
とはいえ、不穏さや不気味さを孕みつつのちょっと変わった設定も面白く、ジョジョ~俺は人間をやめるぞ~と聞こえてきそうなドーピングとか、スリリングさとグロさと青くささが入り乱れ非常に楽しかった。
序盤で期待値が上がり過ぎなかったらもっと星つけたかも…。
意外なハイブリッド展開にしびれる
なんとJ・J・エイブラムスのプロデュース。第2次世界大戦末期のフランス、ノルマンディー上陸作戦前夜。米国の落下傘部隊の緊迫感あるミッションの描写から始まる・・・。
"ナチス VS 連合軍"の戦争映画と思いきや、ホラー映画という意外な大展開にシビれる。「スター・ウォーズ」サーガの仕上げに忙しい、J・Jのお遊びみたい(監督はジュリアス・エイヴァリー)。
少しだけ史実をベースにはしているものの、もっもらしくアレンジ。楽しく見られるサバイバル・アクション。
ナチスドイツの占領地区に潜入した米兵たちのミッションは、ナチスが通信拠点として使う教会の塔を爆破することだった。ところが地下にある施設に忍び込むと、そこは不死身の兵士を作るための実験場だった。
土地特有のタールから精製された液体を注射すると、瀕死の兵士が何でもないかのように甦る。劇中でわかるのは、拉致された村人の身体を使って精製されている。
不死身さはゾンビ映画的な要素があるが、元兵士なので動きは早いし、パワーもある。ハイスピード系ゾンビ。注射で変身するので、一般的な"噛みつき感染ルール"はない。
R-15指定は、単にグロイからで、ホラー的な怖さではない。
Bad Robot(JJ)プロデュースの超一流作品かというと、そうでもない。ふつうのB級映画なら、全体的にゾンビだけで占められる。ところが本作の前半は、レベルの高い戦争モノに仕上がっており、典型的なナチス懲悪と思わせておいて、後半からモンスター映画が絶妙にハイブリッドしてくる。そこが意外で楽しい。
(2019/5/12/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:平田綾子??)
好きもののためのBカル万歳!
ほぼ戦争映画。途中で「ヒト対ヒト派生モンスターもの」にスパっと鞍替え。ホラー感はプレデター程度。全般的に話は易いけど、色々あって、ど偉く面白いっす。基本、B級カルト。
フランス上空でのパラシュート降下シーンが、「博士の異常な愛情」ばり。と言うか、技術の進化分の見応えはあって、いきなり度肝を抜かれた。潜入戦争ものパートが中々の本気度。これマジに戦争映画なんか?と疑ってしまうくらい。
タールの中の原生バクテリアを血清化すれば何かが起きるかも、と、一瞬でも考えた俺は、やっぱり馬鹿でした。そんなお馬鹿な方には全力でお勧め。
その他、子供を命がけで助ける兵士の話が好きな人と、川口春奈ファン、必見です!
すきなB級スタイルだぜ!
バキュン!
バキュン!
血がどば!
そして!なんじゃい
って出てくる。
戦場のはらわた
プレデター
カーペンタースタイル
それと
スケベナチス
そうそう伍長は、
スネークプレスキンの
息子さんや!
B級映画(良い意味で)
大戦時、ナチスが秘密裏に不死の兵士を作り出すために、教会の地下で人体実験を行っていたというもの……
おいおい俺はB級映画を間違えて観に来たのか?(歓喜)
このあらすじを見ると、どう考えてもア○イラム作品にしか思えません
ラストに巨大ロボット化したヒトラーが出てきても不思議ではありません
まぁさすがに本格的アサイ○ム作品とはなりませんでしたが、その作品構成はどこか90年代の洋画を彷彿とさせる(良くも悪くも)ものでした
良いところ
・キャラが立っている
序盤を生き残ったキャラはみんな個性があって良かったです。若干テンプレ感はありますが、そこはまぁB級映画らしいといえばらしいのでアリ
・戦争描写への拘り
この映画のメインは戦争ではないはずですが、手を抜いているとは思えません。空挺部隊の話なのとおそらくコスト削減なのか、プライベートライアンみたいな大規模戦闘はありませんがちゃんと描いてます
・実験描写のB級映画っぽいグロさ
体に繋がれた謎の極太チューブとか、謎の袋に入れられて体から血清を抜かれている実験体とか、首と背骨だけになっても生きてるとか、B級好きなら間違いなく大興奮なシーン
・序盤のゾンビ化(?)シーンのおぞましさ
主人公が味方に血清を打ちそのせいでゾンビ化してしまいますが、首が折れてもなおある程度正気を保っていたのは生理的にクるものがありました
・暴力表現への拘り
ドイツ軍将校への拷問はなかなかしつこいぐらいに描写されていました。もちろんこの後の復讐されるシーンへの逆カタルシスを生むためなんでしょうが
・ゾンビが超タフ
ほとんどのゾンビ映画なら頭を撃ち抜かれると死にますけど、この映画では頭を撃ち抜いた程度では死なない。完全に物理的に頭を叩きつぶすか炭化させないと殺せないのは良かった
・わかりやすいラスボス
ゾンビ物って明確なラスボスってほとんどいませんけど、この映画にはザ・ラスボスがいてわかりやすく勧善懲悪になっています。
・熱いラストバトル
バトル描写そのものはそんなに熱くないですが、ラスボスに対抗するために自分もゾンビ化させて戦うのはなかなか熱くさせてくれました。30デイズナイトみたいで好きです
・お約束の爆発シーン
90年代映画のお家芸である爆発オチ
良くないところ
・引っ張りすぎ
ナチスドイツの秘密実験が判明するまでもちょっと長いですが、ゾンビ(?)が本格的に出てくるまでが長い。というか複数のゾンビが出てくるのなんて最後の最後……
・ゾンビがあまり出てこない
上述のように、ゾンビが本格的に出てくるのは本当に終盤なので、他のゾンビ映画みたいに大量のゾンビに囲まれてゾンビパニック! なんてのはありません。ゾンビ映画ではない、と言われればそうなんですけど、見た目のインパクトがそこまで強くないのでもうちょい大量に出てくるとか、いっそ人型から異形化させるとかしてほしかった
・対人戦がほとんど
さんざん書いてますけど、ゾンビはほとんど出てこないので、敵は普通のドイツ軍兵士です。戦争映画ならいいんですけど、これは違うよね?
・ジャンルがアクションものに変化
中盤まではスリラーとかホラーものとしてなかなか上質でしたが、ラスボスが自我を保ってゾンビ化したことでチープ化し、アクション要素が強くなりました。ただこれはB級映画っぽくて良いところと言えなくもないので微妙なところ
・ゾンビ化すると何故人を襲うのか謎
映画内で説明されないしそれらしい描写も無いので、これホントよくわかりません。人の肉を求めるとか、凶暴化するとか、その手の説明は一切なし。ただ不死の兵隊を作る過程の実験体が何故か人を襲ってくるのだ。もちろんすべてのゾンビ物で何故人を襲うのか説明されるわけではないけれど、この映画は厳密にはゾンビじゃないから少しで良いからある程度の説明は欲しかった。せっかく博士っぽいのと会話するチャンスもあったのに
・ドイツという都合のいい存在
もう2020年になろうとしているのに、いまだにナチスドイツを引っ張ってドイツ国そのものを悪役にしている点。あくまで大戦中の史実を映画化とか、一部の将校が勝手にやってるとかならマシなんですが……。この映画を見てドイツの人は何とも思わないのだろうか。もしこれがドイツではなく日本なら自分はかなり胸糞悪い思いをしますね
いろいろ言いましたが、B級映画や90年代映画が好きならそれなりに楽しんで見れる映画だと思います。
自分は結構好きな部類です。
B級C級のノリをA級で!
内容は、今更感な、ナチス軍が秘密実験しててゾンビ作ってました、ラスボス倒しました、脱出しました。以上!(笑)
書いていると、チープ感全開なのですが、
それをかなりしっかりと制作したのが、今作品かと。
戦争描写など、昨今の「本当の戦争より迫力あるんじゃ?」みたいな力の入れようで、人物描写や演出も「王道」と言えばそうなのですが、しっかりしてて、観てて中弛みもなく最後まで観れました。
只、敢えて言うなら、予算的問題か、意図したのか、ゾンビに(ちゃんとメイクしていたので化け物感はあり、良いのですが。)リアリティを出そうとしたか、なんと言うかぱっとしない?
荒唐無稽さを出したいのであれば、「バイオ・ハザード」くらいのクリーチャー出しても良かったかなと。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」くらい極端に作風が変わる方がインパクトあったかなと。
ストーリーが矛盾なく丁寧に描かれていたので驚きが弱く「ああ、ゾンビホラー系なのか」と後半すんなり受け入れられたので。
最後に叔母さんどうなった?(笑)
『音うるさい!』
『しょーもなっ!』
ゾンビ映画大好物の嫁さんの感想です。
「えっ? 俺ちょっと怖かったけど…
最後のボス対決は半笑いしたわぁ」
『ぜんぜん怖ない!ゾンビ映画ちゃうし!』
「へぇー そーなんやぁ~('-'*)」
俺はまあまあ楽しめたで♪
史実無視で酷すぎるよ
オーヴァーロード(大君主作戦)前夜って。
101空挺師団のフランス沿岸降下でドイツ軍電波塔破壊が目的。
生還した仲間は僅か4名プラスアルファ。
ここまでは良いんだけど、降下地点の電波塔を守っているのがSS親衛隊って、これが酷すぎる。
悪=SS親衛隊ってつもりなんだろうけど、これが嘘。
ノルマンディー周辺にはSS装甲師団がいなかった。
内陸部に第12ヒトラーユーゲントSS装甲師団が配備されていたけど、ノルマンディー上陸当時、間に合わずにカーンで壮絶な戦闘を繰り広げた。
あのミヒャエル・ビットマンのいた師団。
で、電波塔はゾンビ研究施設で、不老不死の最強兵士を作る人体実験場所。
それにしてはあまりにも手薄。インチキ親衛隊40人前後で対空火器もなくで、ノルマンディー上陸の危機感があるはずなのに、全くカモフラージュもない。
車両もsdkfz251が1台。
予算無かったんだろうな。
最強のB級映画。久しぶりに見てしまった。
“戦争映画+○○○”の素晴らしきハイブリッド!
レイトショーで鑑賞。
会社の同僚と観に行きました。
製作がJ.J.エイブラムスということで、「こりゃあまた何か仕掛けて来よるなぁ~」と思っていましたが…まんまとやられてしまいました(笑)
予告編を観たときから漂って来る得体の知れなさ加減がすごくて、何が主人公に襲い掛かるのかとても気になりました。
というわけで、2本分の映画を観たようなお得な気分になりました(笑) 何せ、途中からジャンルが様変わりしたのですから!
冒頭の落下傘部隊を載せた輸送機がドイツ軍の対空砲火を浴びるシーンから、スクリーンにぐいっと引き付けられました。墜落寸前の輸送機から、弾幕の雨あられ、火達磨になった輸送機たちの中へとダイブしたボイス(ジョヴァン・アデポ)が体験するスリリングにハラハラしました。
その後生き残った仲間たちと合流し、偶然森で出会ったクロエ(マティルド・オリヴィエ)に案内され、攻撃目標である教会の電波塔がある村へと到着。その村では、村人たちが捕らえられ、教会の地下へと無理矢理連行されているらしく…。そこから物語は一気に様相を変化させ、ナチス・ドイツの人体実験が絡んだゾンビ・アクションへとなだれ込んで行きました。何とも秀逸な展開!
昔に流行ったという所謂“ナチ・ゾンビ物”は観たことありませんが、こういうB級感溢れる内容はめちゃくちゃ好みなので、とても楽しみながら鑑賞することが出来ました。
アクション映画の王道な登場人物たちが織り成す王道なドラマに安心感を得ながらも、破格の予算でもはやA級へと昇華された怪物との戦いが超絶エキサイティング!
戦争物の要素が含まれているということもありますが、この手の作品に欠かせないグロ描写がいい味出してました。
“千年王国に相応しい1000年生きる兵士”をつくるための血清の研究…キャプテン・アメリカをつくり出した“超人血清”の情報が漏れたのでは? …なぁんてくだらんことを考えました(笑)
本来の任務である電波塔と、非人道的な実験施設を破壊するための大作戦を決行するも、その戦力差は歴然。上手く行くんだろうかとドキドキしながら手に汗握りました。
その際、卑劣な親衛隊将校に連れ去られた弟のポールを救出するため、クロエも作戦に参加。マシンガン片手に敵地へと乗り込んでいく勇ましさったら! 偶然牢屋から逃げ出したのっぺらぼうゾンビとの死闘まで演じてくれました。火炎放射器を敵に浴びせる姿がカッコ良くて美しくて…アクション映画のニュー・ヒロイン誕生の瞬間かも…?
ラスボスの親衛隊将校との戦いでは、カート・ラッセルの息子演じる伍長との超人対決! 血湧き肉踊りました。一進一退の攻防と決め手の銃弾を放つボイス…最高かよ! その後の展開もあるあるながら、伍長の勇気に敬礼したくなりました。
極上のスリルが炸裂するクライマックスの長回し大爆発&大脱出まで、ノンストップで繰り出されるアクションの連続に釘付けでした…。
ノルマンディー上陸作戦の直前に、まさかこんな戦いが行われていたとは…!(笑)
本作を観た後には、「プライベート・ライアン」が観たくなるはず(笑)
ナチスは最高のヴィラン?
それなりに戦争映画。
どこを切り取ってもどこかで見たストーリーがつづきます。しかし、JJエイブラハム。それだけでは終わりませんが、ナチスが出てくると最高のヴィラン故か、何でもありなのかと。
エドむかつく
各種サイトで高評価なので10クローバーフィールドレーン的なくだらないけど高品質みたいなヤツかと期待してたら、音が大きくてビックリ仕掛けばっかりの低品質映画でした。一番気に入らないのはチェイス(だっけ?)をあんなに撲殺したエドが、伍長のときはためらい過ぎなとこ。見た目が違うからなんて理由だったら頭悪すぎだけど、そんなこと気にせず銃弾数が多ければ良し!って人たちのための映画なのかしらね。
良い裏切られ方!
映画の冒頭、個人的には、やや曖昧なCGから始まり、あ~ぁ、またドイツ人がバッタ、バッタと倒される戦争映画を見なければならないのかと思っていると、下の歴史に残る人の言葉を載せて、ありきたりなアクション映画と思わせておいて、実は..........!?
(下の文章は要らない。)
WINSTON CHURCHILL
The British Empire and French Republic,
linked together in their cause......
We shall never surrender.
DWIGHT EISENHOWER
Soldiers, sailors and airmen
of the Allied Expeditionary Force,
...................(略)
The elimination of Nazi tyranny
over the oppressed peoples of Europe.
I have full confidence in your skill in battle.
The eyes of the would are upon you.
全編、息をもつかせないスピード感あふれるシナリオであまり映画に出演のしていない役者を使っているのにもかかわらず、興行的にも批評家や視聴者の支持も勝ち得ている冒険活劇スリラー映画として成立していて、あのワンダーウーマンのようなドイツ人が英語を話すようなチャンチャラおかしなことはせずにドイツ人はドイツ語をフランス人はフランス語をそしてアメリカ人はもちろんアメリカ英語を話しているように真摯に映画作りをしている。
この映画は、良い意味で思いっきり裏切られる演出をしていて、それが嫌味感がほとんどゼロのものとなっている。特に新人の監督をサポートするのが、今年公開されるスターワォーズを監督・脚本・プロデューサーとして活躍している、娯楽大作を作り続けているJ・J・エイブラムスがプロデュースしているので期待を裏切らないものとなっている。
ただ個人的に観てほしいところは、ラストの主人公ボイスが、ドイツ軍の秘密基地を爆破し、脱出するシーンは、ワンカットで撮られ、どのようにできたのかわからないほどのもので見逃しては、悔いの残る必見のものとなっている。しかし、ドイツ人将校役のPilou Asbækはとにかくすごい人です。
この作品、もう一つ言えるのが、CGよりも精巧なギミックを使用しているところが、ここで描かれているゴア表現を陳腐なものにしないで、骨太な物語にしている。
ただ引っかかるのが、ボイストレーニングをしたと思われるが主人公のボイス役のジョバン・アデポはイギリス人俳優なのにクイーンズ・イングリッシュそれを消しているのだが、それとは別にあまり関係ないが、この映画は、D-Day、1944年の6月6日の前夜の話を描いているのだけれども、重箱を突く性格のものにとって、黒人と白人の混合隊は1945年以降に資料には残っているらしいのだが、このことについては、黒人第一主義監督のスパイク・リーがクリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条旗(2006)」の作品に対して黒人兵士が映画に出ていないとイチャモンをつけているのを記憶しているためにすこし違和感を感じている。
この監督、黒澤明監督の映画かジョン・スタージェス監督の映画を観ていると思われるシーンが散見する。
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