サイドマン スターを輝かせた男たちのレビュー・感想・評価
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ロックとブルースを愛する者には素晴らしい作品
巨匠ブルースマン、マディウォーターズとハウリンウルフ。
そのサイドマン3人のドキュメンタリー作品。
これはロック・ブルース好きにはたまらない映画でした。
本来光の当たらないパイントップ・ウィリースミス・ヒューバート3人の音楽人生を綴っているのですが、すごい厚みがありました。
まずインタビューの面子がものすごい。
フロントマンを外している(これは本作「サイドマン」という趣旨からでしょう)のですが錚々たるビッグバンドばかり。
それがこれでもかと出てくるので驚かさられます。
また個人的にストーンズの「リトルレッドルースター」の件はアツかった。
ヒューバートから語られるウルフの言葉も良かったですね。
今は亡き彼らの言葉はどれも興味深く面白い、本作が最後となってしまったインタビューもあり、そう言った側面でも価値のあるフィルムでしょう。
また、彼らの苦労は計り知れないのですが、その顔は“辛いことも含めみんな良い思い出だ”とばかりの満面の笑顔ばかり。
本当、心から楽しんでいるようなんですよ。
そして巡り巡って、パイントップとウィリー・ビッグアイズのグラミー受賞。
パイントップに至っては最高齢受賞者ですよ。
きっと、サイドマンからやっと日の目を見た瞬間でしょうね。さぞ嬉しかった事でしょう。
それは本人は勿論のこと、彼らの周りやファン全ての喜びですね。
そしてヒューバードの優しさですよ。
エンドロール後のピアノも最高だった。
ロックとブルースを愛する者には、素晴らしいドキュメンタリーでした。
Hear My Train a Cominはここでも。
彼等を偉大なブルースミュージシャンって称する事に異論は無い。
しかし、ブルースとかゴスペルとかロックとか言い出したのは興行師だったと文献で読んだことがある。
「Music : b◯◯◯◯, w◯◯◯◯ & b◯◯◯」と言う文献である。絶版
この中で「BLACKMUSIC」と言っている。彼等の名前は出て来たかなぁ?
もう一度読んで見よう♥
ダブルチーズバーガーとアップルパイ
J・L・フッカーの後ろでサイドマンが演奏をしているではないか!?
自分が無知だから「ブルースブラザース」に出ていたことすら知らなかった!!
三人の生い立ちの中でもピアニストの"パイントップトップ・パーキース"が興味深く少年時代からハードな人生を歩んでいるがマクドナルドの話は可愛らしい。
今の子供たちがギターを弾いてブルースを学んでいる姿は微笑ましい。
格好いい爺さんが山ほど観られる
本人のインタビュー、関係者へのインタビュー、簡易アニメーションによる再現エピソード、記録映像を繋いで見せる、ミニシアター系のドキュメントによくある、見やすい構成の良作です。出てくる爺さんたちが、とにかく格好いいし、可愛い。音楽好きなら観て損はないでしょう。
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