「現代と過去パートが交互に展開されるので、単調な川下りパートも退屈せずに観れた」バード・ボックス かちかち映画速報さんの映画レビュー(感想・評価)
現代と過去パートが交互に展開されるので、単調な川下りパートも退屈せずに観れた
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現代と過去パートが交互に展開されるので、単調な川下りパートも退屈せずに観れた。現代ではマロニー、オリンピア、トム3人の登場。他の人物は死亡してるの確定なので、誰が生き残るかといったハラハラ感はない。それでも川下りパートをずっと見せられるよりはマシ。
マロリーが子供たちに「どっちが目を開けるか決めて」と言うシーンは、どちらかを犠牲にするんじゃないかとヒヤヒヤ。最終的には「誰も目を開けない」と3人で生き残る道を選んでくれてホッと一息。
気になったのは、見えない元凶の正体が最後まで分からなかったこと。何が原因で人々が狂うのか、ゲイリーたちのように目隠し無しでも平気な人はどういう原理なのか。これらの謎は分からず終いでモヤモヤが残る。
印象に残ったキャラはダグラス。ジョン・マルコヴィッチの人を子馬鹿にしたような憎たらしい演技が腹立つ。口を開けば嫌味ったらしくて印象は最悪だ。
しかし、マロリーとウィスキーを飲むシーンで何人かの妻と別れたエピソードを聞き「この人も孤独でさみしいんだな」と思いすこし可哀そうに思えた。「クソ野郎」呼ばわりを連発するマロリーは棘があるけど微笑ましい。ダグラスがもうちょい生き残ってくれればマロリーとは友人になれたんじゃないかと思うと残念だ。
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