「見えない恐怖、見せない恐怖」バード・ボックス みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
見えない恐怖、見せない恐怖
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昔のホラー映画って「化け物」を見せなかったよね。
「ジョーズ」とか「エイリアン」とか「プレデター」とか。
この見せない、見えないことが恐怖を煽る演出だった。
(まあ予算も技術も無かったってのが本音なんだけど。)
近年ではVFX技術の向上&低コスト化により、
「見せるのが当たり前」になった。
じゃあ、作品の質が上がったか?と聞かれれば???となるワケで。
で、本作。
化け物の正体は見せない、分からない、これが徹底されている。
「声」「影」「木々のざわめき」で表現されるのみ。
これは「新しい」と思うと同時に「懐かしい」とも思った。
ただ、ラストには正体が明らかになるかと思ったが、違ったが、分からないままで良かったと思う。
「正体を突き止める」のが目的の映画じゃないからね。
舞台は家と川の2カ所のみ。
なので、低予算に出来そうだがどうだろうか?
サンドラ・ブロックのギャラ以外にカネがかかる要素が見当たらないが。
終始、M・ナイト・シャマランが作りそうな映画、と思いながら見たが、シャマラン作品のようなどんでん返しは無し。
でも独特の緊張感があって面白かった。
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