ブレイブ・ロード 名もなき英雄

劇場公開日:

ブレイブ・ロード 名もなき英雄

解説

朝鮮戦争でトルコ軍が活躍したという史実を背景に、兵士と戦災孤児の実話を描いた戦争ドラマ。1950年、朝鮮戦争が勃発し、トルコ軍は国連軍として参戦する。若き軍曹スレイマンは、過酷な戦場で戦災孤児の幼い少女と出会う。スレイマンは名前も分からない彼女をアイラと名付け、陸軍基地に連れて帰る。スレイマンとアイラの間には親子のような愛情が育まれていくが、激化する戦争によって2人は引き裂かれてしまう。それから60年後、2人の身に奇跡が訪れる。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。

2017年製作/124分/トルコ
原題:Ayla: The Daughter of War
配給:「ブレイブ・ロード」上映委員会
劇場公開日:2019年4月19日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13

(C)2018 Dijital sanatlsr All Rights Reserved

映画レビュー

4.0よかったと思う、

2024年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ストーリーもわかりやすく登場人物も多くなく、展開も早くて見やすかったのもあってよかった。

そして、よくできたストーリーながら、それが実話というせつなさ。

せつなくも、でもいい映画だったと思う。

しかし、人間は昔っから争いばかりで、21世紀の今も世界のどこかでこんな争いをやってて、いまだにたくさんの悲劇があることが改めて愚かにも思える。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
けい

3.0スゴく無難で最後だけホロッとくる

2024年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

他国と合作ではないトルコ単独の映画を観るのは二度目だ。前作はちょっと出来の悪い作品だったけど、今回は無難な出来だったと思う。
実話ベースなのでストーリーに対してあまり難癖をつけたくないし、さすがにエンディングではホロッとくるものもあるし、本当に無難だ。

勇敢で立派に戦うトルコ兵を描写したいトルコの気持ちはわからなくはないが、かなり不必要な部分があったよね。
そのわりにアイラとの関係は「お父さん」とか「家族だ」とか言うだけで、深い絆が結ばれるような描写は少なく、親子のような絆があったようには見えなかった。

つまり、まあ普通に観ていられるのだが、イマイチというか全く気持ちが乗ってこない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
つとみ

4.0生き別れた“父娘”

2024年1月11日
PCから投稿

朝鮮戦争下でのトルコ国連支援兵と戦災孤児のふれ合いを描く。

トルコと韓国の合作で、実話をもとにしているが、短絡しながらサクサクと進む。すこぶる演出がうまく、絵も明解で人も景色もきれいで、暗くせず明るく描いてある。

映画に先立つ2010年、韓国テレビ放送局MBCにより、孤児の捜索とふたりの再会を描くドキュメンタリーがつくられており、その映画化という位置づけのようだ。

imdb8.3、トマトメーターはなかったがオーディエンススコアは84%だった。

トルコの朝鮮戦争への派兵は、国家戦略的には申請を拒絶されてしまったNATO加盟を目的としたもので、結果的に西側諸国の信頼を得てNATO加盟が認められている。

国家はもくろみがあって事をおこす。親韓だから行ったわけじゃない。

しばしば日本ではエルトゥールル号遭難事件やイラン・イラク戦争時のトルコ航空機による邦人救出などをもってトルコは親日だ──と言われることがある。

しかし親(国)とはなんだろうか。

たとえばこの映画には主人公スレイマン(Çetin Tekindor)たちが休暇中に訪れた(50年代当時の)東京の描写がでてくる。
そこは筒井康隆の色眼鏡の狂詩曲と化した、あるいはカウリスマキの希望のかなたに出てくる和食レストランみたいなヘンな東京であって、それはそれで絵として楽しいが、もしトルコが親日というほどに日本の理解者であるなら、いい加減な描写を避けるのではなかろうか。

カウリスマキにしたって親日じゃなくて小津安二郎が好きなだけだ。そういうことを勘違いしちゃいけない。

そもそも韓流エンタメがヨーロッパを席巻しているからこそ、応答せよ1988(2015)に出ていた子役キム・ソル(アイラ役)がキャスティングされているわけで、親日か親韓かをくらべたらトルコ庶民は親韓ととらえたほうが自然だろう。

というより他国人はたとえば宮崎駿が好きであろうとも、宮崎駿が日本人なのかそれとも他のアジア国の人なのかを頓着していない。たんに宮崎駿がすきってだけだ。

すなわちたんなる“お気持ち”を国家間の「親日であるという希望的観測」に拡大解釈するのはやめろという話。お花畑すぎる。

この地球上に親日の国なんか存在しない。

わたし/あなたが、どこかの国を親しく思っていないのなら、ほかの国の庶民がわれわれを親しく思っていない──という相対的で常識的な判断ができるはずだ。ピザやパスタが好きってレベルの話を親伊へもっていくな。

どこどこの国が親日とかって言うのほんとやめれ、あほすぎるから。ヤフコメ民だけにやらせとけ。

時事として興味深かったのはマリリン・モンローの慰問。モンロー似の女優が慰問時の衣装も再現していた。

当時モンローはジョーディマジオと結婚したばかりで、読売ジャイアンツに招かれた彼に同行し、新婚旅行を兼ねて日本に来ていたという。

『日本滞在中の2月16日(1954年)からの3日間、モンローは朝鮮戦争休戦後も韓国に駐留する国連軍兵士を慰問するUSO(米国慰問協会)主催のショーに参加し、(10ヶ所以上の駐屯地を訪問し)60,000人以上の海兵隊員の前で出演作の劇中歌などを歌った。』
(ウィキペディア、マリリン・モンローより)

モンローは慰問で風邪を引いたそうだ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
津次郎

5.0この映画は絶滅間近の大和民族に対しての嫌味である。

2024年1月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 1件)
マサシ
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る