記者たち 衝撃と畏怖の真実のレビュー・感想・評価
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なぜアメリカは太平洋戦争を反省する映画を作れないのか
ベトナム戦争やイラク戦争を反省できるアメリカが何故?
石油を禁輸しハルノートを突きつけなければ真珠湾攻撃はなかった。
アメリカが参戦しなければ第二次世界大戦はなかったのである。
ヨーロッパの戦争で終わったものを
アメリカの介入で人類史上最大の戦争が起きてしまった。
当時の日本政府は日米戦を回避しようと必死になっていた。
ところが朝日新聞が開戦を煽りまくった。
当然世論は戦争に熱狂。開戦は不可避の空気が醸成されていった。
ニューヨークタイムズはイラク戦争の誤りを認め謝罪したが、
朝日はいつ先の大戦を日本国民に謝罪するのか。
報道の真実
あまり馴染みのないナイトヘッダーという会社ではあるが、劇中の記者たちの真実に迫る報道する側の姿勢が近年危うくなってきてるように思えてならない。日本でも報道各社が政府の広報に成り下がりつつある。この作品の主人公たちのように報道各社は政府批判をしていくという本来あるべき精神を失ってはいけないと思う。
2001年9月11日 NYワールド・トレード・センターに旅客機が…...
2001年9月11日
NYワールド・トレード・センターに旅客機が…
2002年1月29日
ブッシュ米大統領は「イラクが大量破壊兵器を保有しテロを支援している」と糾弾
マスメディアもイラクへの軍事介入を肯定する論調が支配的
ナイト・リッダーのジャーナリストたちはブッシュ政権に懐疑的な姿勢をとり続けていた
「イラクは本当に大量破壊兵器を隠し持っているのか…」 と
2003年3月
アメリカはイラクとの開戦に踏み切る
「衝撃と畏怖作戦」に則った米軍はイラクを占領しアメリカ国民は"悪の枢軸"の一画が崩壊したことに狂喜
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ビンラディンの後ろ楯にイラク説
根拠はないが
イラクを黒幕にしたい政府
政府の嘘を暴く為に記者は奔走する
イラク侵略後
彼らの記事こそ真実だったと世界は知る
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#ロブライナー が監督・出演
ジャーナリズムの絶滅と闘う
真実の報道を描いた作品
テレビ…新聞…SNS上から
毎日流れてくるそのNEWS
「Is it TRUE ?」
新聞記者
私は、ジャーナリストを自ら名乗る者をほとんど信用しない。
だから、この映画のようなことがあっても、さもありなんと思う。
この映画の肝は、+その報道に踊らされてイラク派兵に志願し、
半身不随となってしまった若者との対比なのだろう。
もちろん、死んだ者も多数いよう。
最も責められるべきはもちろんブッシュであり、政府だが、
嘘を垂れ流したマスコミも責任は免れまい。
だが、奴らも口先だけの謝罪はするものの、実質的な反省はほぼない。
政府を責める資格などほぼないのだ!
なぜか、ほぼ同時期に日本の新聞記者を取り上げた映画が上映された。
唾棄すべき内容だったと思う。
彼女らこそ独りよがりな正義を振りかざし、
科学的根拠を無視して国民の生命を危機に陥れている。
それは戦禍にも匹敵しよう。
その時、彼女らはどう責任をとるのか?
取るわけがない。
そんな雑念が頭を巡る中観賞したため、集中できなかった。
It is not that tough
報道の使命を911からイラク戦争への道のりを通して説く。道中、戦争を引き起こした当事者や同調した者たちを晒す。ドラマ性には欠けるが、情報量は多いものの90分にコンパクトに纏まっている。役者の充実ぶりも飽きさせることはない。個人的にはミラジョボビッチは久しぶり。いいガタイをしてる女優だと思ったが、本人とは気づかなかった。
こういう総括は社会的には必要ではあるが、ここでは敗者である同調者若しくは意思を示さなかった者をあまり取り上げようとしていない。青年軍人の家族を含めてむしろ少数派が多数を占めている。民主主義に信託しそれを危機だと思うのであれば、勝者(正確にはそうではない)の苦悩や英雄譚だけではなくそちらの方が重要なのだが。
あなたには愛国心なのね。私には愛国主義だわ
映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」(ロブ・ライナー監督)から。
「イラク戦争の大義名分となった大量破壊兵器の存在に疑問をち、
真実を追い続けた記者たちの奮闘を描いた実録ドラマ」であるが
私は、小さな子供を持つ、ある家庭の会話が気になった。
「授業で米国の偉大さを勉強したって?」というシーンから始まる。
「どこが偉い?」と父親、「自由の国」と子供。
「いい答えだ」「いい子ね」と両親。ここまでは普通だけれど、
「学校で愛国主義教育とは・・」と母親が嘆き、
「今は愛国心が必要だろう?」と父親が反応するのだが、
それを受けた母親の返しの一言が、インパクトがあった。
「あなたには愛国心なのね。私には愛国主義だわ。
ユーゴスラビアもそうだった。おかげで国がバラバラだよ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、
「愛国心または愛国主義は、自分の国家に対し、愛着や忠誠を抱く心情」と
同意語のように扱われているが、やや違和感を覚えた。
うまく言えないが「愛国心とは、自然発生的に感じる感情」であり、
「愛国主義とは、その考え方を教育で植え付ける」イメージがある。
もし敢えてその違いを説明するのなら、心の底から「誇れるかどうか」、
そんな気がしている。
自分の住む国を愛しているからこそ、嘘で固められた政策に対して
反旗を翻す行為を黙ってみてられない、心境になる。
アメリカ人の「愛国心」と日本人の「愛国心」・・
どちらが良いということではなく、ちょっと違う気がして観終わった。
実話ベース。 イラク侵攻へ進むブッシュ政権の嘘を突き止め、真実を追...
実話ベース。
イラク侵攻へ進むブッシュ政権の嘘を突き止め、真実を追究しようと翻弄する新聞記者たちの物語。
苦悩する姿は描けているのですが、迫力に欠けるんですね。
怒鳴ればいいってもんでもないでしょ、ウディ・ハレルソン。
なんとなく脆弱な、ジェームズ・マースデン。
このへんかな^^。
平日なのに客入りいいねパルシネマ。 二本立て一本目。イラク戦争の真...
平日なのに客入りいいねパルシネマ。
二本立て一本目。イラク戦争の真実。
情報操作など権力者にはたやすいことなのかも。真実を見極める力を養いたい、いやこれからは問われます。
ほぼノンフィクションって感じで人間ドラマ的には今ひとつ。欠伸を連発してしまいました。
フセインやイラクに謝らなくていいの?とか思ってしまう。
折しも関西電力の幹部たちが金を受け取っていたとの報道。権力者、利権、汚すぎます。原発がなくならないわけだ。
空回り...
政府が発表したイラク戦争開戦の口実に疑問を持ったローカル記者達が真相に迫ろうとする奮闘を描いた作品。時の政府の陰謀を暴くようで、そそられるテーマなのですが、本作では記者演じる役者さん達の演技と昔のニュース録画の繋ぎ合わせに終始し、如何せん迫力不足。しかも何か新しい事実が出てくると期待していたのですが、それも無く、何か負け惜しみのような作品でした。観終ってもどこが山場だったのか良く分からず、ちょっと残念。
功名心
まさに映画『バイス』の対になるような作品である。権力側とメディア側、その双方をこうして映画作品として制作することが出来るアメリカの深さと強さに今更ながら畏敬の念を禁じ得ない。そしてそれ以上に驚愕するのが国民のそのパワーとタフネスぶりである。ネットで調べるとどうもそのルーツは北アイルランドから入植した「スコッチ=アイリッシュ」の人達らしい。どうもこの移民の人達の気性の荒さがアメリカと言う国の“攻撃性”を担っているのではないのだろうかと感じたりもする。2人の記者のあの首の太さ、胸板の厚さがそもそもアジア人には無い体躯の特徴を表わしているので、その上でのブルドーザーのような仕事振りは唯々羨望の眼差しである。
作品のテーマそのものはデビューに於いてもう語り尽くされて、もう何も提示は出来ないが、それでも今作品に於いての裏と言っても良い、“正義に隠された功名心”という得体の知れない業みたいなものを感じるのは自分だけだろうか。自分達がそれぞれ錦の御旗を立てて相手を攻撃する。正に“正義は我にあり”だ。決して記者達も政府の嘘を曝くというジャーナリズムだけではない。そこには自分の価値を試したい、もっと言うと自分の力を誇示し称賛を浴びたい、という狂酔を得たい麻薬物質に取憑かれてしまっているのである。一方政府側もネオコンの考える自国の安定した優位性、もっと言えば民主的な帝国主義という矛盾に満ちた体制を現実化するための布石をこのイラク戦争で試すことで、自分達の功名心を勝ち得たい心は同一と言って良い。その功名心のためならば幾ら人が苦しもうが自分達には関係がないのである。いつまでたっても人間の愚かさ、浅はかさが抜け出せず、いつの時代も愚かさを撒き散らしながら、ベトナム戦争と同じ事を繰り返す。それは持って産まれた才能、そしてその才能の一部である不断の努力という、与えられた能力は自分達の自由に使って何が悪い?と堂々と開き直った“恥ずかしい”行為そのものだということを多分、人類は理解出来ないのだろう。
そんな今作品の憂鬱さが心を押しつぶそうとする中に於いて、唯一救われたのが、記者の奥さん役のミラ・ジョボビッチである。“バイオハザード”でのアクションばかりが目につくが、こういう役柄に於いてのセクシーさと、しかし元ユーゴスラビアという地域の特殊性を背景とした気骨さと思慮深さを演じた彼女の役回りはこれ以上ない、正にフィクションとしてのリアリティ溢れる演技と存在感を発揮した俳優であった。肝っ玉母ちゃんであり、闘う旦那を助け奮い立たせる妻であり、決して時の政府に媚びない腹の据わった一人の人間としての強さとしたたかさを、決して脇役に治まらない役として彼女の輝きは目映い程であったし、それを演出した監督のアイデアを称賛したい。ステレオタイプとは思うが、愚かな男と聡明な女、この構図は世の常である。
無知蒙昧な国民を代表した若い黒人、そしてアフガニスタンの場所が分らないことと同じようにベトナムの場所が分らなかった父親は息子に返す言葉も持たない。そして鑑賞している自分も又、安易なカタルシスを得ようとして肩透かしを喰らい、作品の評価を決めつけてしまう厚顔無恥さ。今作品を囲むその全てが分っているようで全然分っていない事だけはハッキリしている。
記者たち
英国ではブレアーが非難の的となったが、この国では問題にもならない、米国のイラク戦争。
幸い現憲法化で「金」を出すことですんだが、「改憲後」は米国の戦争で自衛隊員は死なねば成らない。
英米西欧との「政治民度」のギャップにあらためて暗澹とする。
真のジャーナリズムとは何か
「戦争とジャーナリズム」に真摯に向き合った良作。ハリウッドっぽいハリボテのエンタテインメントは皆無だが、逆にリアリティを強く感じさせる。日本の多くのジャーナリストにも観て欲しい。大俳優のトミーが、わざわざこの作品に参加した訳が分かった気がする。
真実
無駄の無い構成で冷静にスクリーンに訴えを炙り出す、よく練られた作品である。答えありきで都合の良い情報のみを選択・整理し、真実の隠蔽が多くの「国民の命」を奪った現実に対し、日本も加担していた、当時の連日の報道模様を思い出しながら鑑賞した。あの衝突も、事前に把握していたとの情報を聞かされる今…底知れない情報社会の闇で、真実の追求を信念に動く者が居る事実に安堵もする。
「結論ありき」のメディアが✖️
当時のアメリカ世論は「復讐」一色。イラクでもサウジでも、もう何でも構わないから仕返ししなきゃ気が済まない。だから結論有りきで証拠を集めて、反証検証なんてやらない。
結論有りきは日本も同じ。権力は悪でしか有り得ない。だから全てを政権叩きのネタにしてしまう。問題は、真の悪は追求される事が無い、ってところ。森友の問題点は「格安払い下げ」じゃない。「そもそも、あんなクズ地に破格の高値を付けた事」。それで得したヒトは誰なのか。そのために暗躍したのは誰なのか。何で主要メディアは追いかけないのか。問題視するトコ、違うでしょ。
イラクに核兵器など無い。ある訳が無い。各国で言われていた事。憶測、推測によらず、信頼出来るスジからの裏を取る事。マジョリティに飲み込まれる事なく「ジャーナリズムの基本」に忠実であり続けた事。ウォーターゲイトを追いかけた「大統領の陰謀」を彷彿とさせるけど、泥臭さが足りなくて、心を掴まれる、ってのは有りませんでした。
うーん、ロブ・ライナー…
パッとせんぞーー!
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