「実にシャマランらしい」ミスター・ガラス 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
実にシャマランらしい
コミックヒーローを軸にした、三人の物語。
監督・脚本シャマランなので観る人を選ぶ作品です。
そしてキャストが何気に豪華。サミュエル、ブルースウィリス、アニャまで。
でも一番は多重人格者役のジェームズ・マカヴォイでしょう。これはすごい芝居でした。
精神疾患研究施設から始まる、とにかくすごい静かな展開で沈んだ心が描かれています。
しかし後半になってからヒーロー達が覚醒、ここからはピッチがあがりとたんに見やすく。
反面、ファンタジックなダークヒーローものに突然シフト。
これは米のコミック文化の闇なのでしょうか?
そして誰も救われてない終わりがきつい。
何と言うか、実にシャマランらしい作品でした。
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