「オオサカタワーに行ってみたい。ロッキーの像とともにフィラデルフィアへ!」ミスター・ガラス kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
オオサカタワーに行ってみたい。ロッキーの像とともにフィラデルフィアへ!
石川県での上映がなかったのでお隣富山県まで観に行ってきました。結果、俳優の演技、特にジェームズ・マカヴォイの演技は身震いするほど良かったのですが、遠出してまで観る価値があったかどうかまで考えると★が一つ減っちゃいました。しかも行ったついでに復習のための『アンブレイカブル』のDVDまで買ってしまってるし・・・。ちょっとヤケクソ気味になってしまい、フィラデルフィアまで行ってやる!とまで意気込んでしまいました(実在しそうにないので、もう冷めましたが)。ちなみに『スプリット』は未見。
24もの多重人格者ケヴィンや、過去にテロを起こした高知能のイライジャは病院施設に収監されるのは単純にわかるのですが、なぜ正義感の強いダイハード男デヴィッドまで隔離されなきゃならないのか。全ての作品を観てるわけじゃないのですが、これぞシャマランの手法。意味不明な伏線を終盤まで残しておくのが彼らしいところ。また、そのどんでん返しがつまらないためにずっこけるのもシャマラン流だ。
3部作だということなので、忘却と未見作品があるので的確なことは書けませんが、精神科医ステイプルと謎の団体の意図がヒーロー潰しにあったという恐ろしい事実。非現実社会に憧れ、覚醒していない能力をそのまま閉じ込めさせるという大胆な発想には恐れ入った。ヒーローコミック排他の団体(?)のようなものか。終盤に監視カメラの映像を全て消去しようと試みるも、イライジャ=ミスター・ガラスが知恵比べに勝ったというストーリー。どこまでダウンロード件数が増えるかという、息子、母親、被害者の生き残りがわくわくしているラストシーンは驚愕とは言えない。何しろ、悪い奴VILLANもヒーローと一緒に扱ってるのが、自分の知能が低いせいか、わからないままだ。能力が覚醒すれば、ヒーローもヴィランも関係なく、彼らを政府(じゃないかもしれない謎の組織)が恐れているという漫画チックな考えでいいのでしょうか?マーベルもDCも能力を悪に利用するというハッキリした敵の存在があるのに、それとは真逆の発想なのか・・・難しいシャマランワールド。はっきりわかったのは18年間で骨折回数が40回増えたということか。
『アンブレイカブル』復習と『スプリット』を観てから追記します・・・