劇場公開日 2019年6月21日

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「興奮感は無い」パピヨン トミーワイルドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0興奮感は無い

2019年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

オリジナルは未見。
本作の予告が良かった事と、チャーリーハナム が出演してので
楽しみにしていた作品。

チャーリーハナムは「パシフィック・リム」でめっちゃカッコいい役柄と演技で注目しててその後、「フィフティ・シェイズ」の主役が決まった時は更にブレイクするなぁと思ってたんだ。
そしたら降板しちゃって、
「キング・アーサー」でアーサーを務めたけど興行的に赤字になるし。
なかなか良い作品での主役が回って来ないなぁなんて思ってた。
そしたらラミマレック と共演だからね~。
ブロマンス的な(性的な意味じゃなく)友情を描いてそうだし、
日比谷シャンテの220席が満席だったから期待値上がった。

さて作品だけど、133分とちょい長めの作り。で、脱獄劇だからハラハラドキドキするような展開と、囚人同士過酷な環境を過ごすなかで友情がうまれる。なんて想像してたんだけど……。
想像を膨らませ過ぎるのは良くないね。

3,4年前に観たTVドラマの「ミスターロボット」に出演してたラミマレック。
その頃から特徴のある顔と演技力は観客を寄せ付けるものがあるなぁと感じていたし、本作でも役柄の特徴を掴んだ演技は
想像以上に良かった。
チャーリーハナムも相変わらずカッコいいし、囚人としてその時々の環境に合わせた肉体造りは流石だなぁと思わせてくれたし。
ただ、ストーリー展開に単調さが否めず、2時間が退屈に感じてしまったのが正直な感想。
監獄という単一の環境なので単調になりやすいのかもしれない。
が、場面展開するシーンはかなりあったのでもう少し変化をつけた演出があったら感情移入しやすかったのかも。
自伝的作品の難しさなんだろうか。
今度、オリジナルを観て見比べしてみよう。もしかしたら本作の良い所が感じられるかもしれない。

とみまる