映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろしのレビュー・感想・評価
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親世代向けクレヨンしんちゃん
今回はなぜかヒロシが拉致られて、それをみさえが助けに行くストーリー。
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話は結構子供の親世代向けなのか、90年代風。途中福山雅治のhelloとかMISIAのEverythingが流れたり。
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今まで見れなかったヒロシとみさえのラブラブが堪能できます(笑)その代わりいつもよりくだらなさが少なかったかな。
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みさえが助けに行くから、普通の子育てしてる主婦が大活躍ってところも結構よかった。さらに、ジュンコお姉さんはキャリアウーマンっぽくて.
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働く女性と主婦、二人ともお互いを認め合って最後友達になるところもとても今っぽい。
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今まさに子育てを頑張っている親たちへのエール!
タイトルからしててっきり「ひろし映画」かと思いきや、この映画はもう「みさえ映画」。みさえがとにかく格好いい映画だった!
囚われの身となったひろしを救出するため、みさえがヒーローよろしく子どもたちを連れて冒険に出る。背負っていた荷物の重さや、しんのすけに揶揄される二の腕の逞しさに、みさえの家族への愛がさりげなく示唆される(しかし少しも説明的ではない)。母としての責任、妻としての葛藤、人間としての生き様。全てを担ったみさえの姿はまさしく家族愛の権化。同行するトレジャーハンターのジュンコに家族愛を問われる質問をされ(彼女は独身で現実主義者なのかもしれない)、大きくため息をついた後「その話今じゃなきゃダメ?」とだけ答えるみさえ。そしてそれ以上をあえて語らない物語。でもそのみさえの回答だけですべてが伝わる崇高さ。ちょっと褒め過ぎでしょうか?でも今回は大いに褒めたい!
さりげなく描かれていることだけれど、従来の価値観なら女性であるみさえが囚われ、男性であるひろしが救出のための冒険に出ているところだろう。しかし「クレしん」は基本はおふざけをしながらも実はしっかり社会を見ている。押しつけがましくなく社会を反映する。決してディスるわけではいが、今年公開のドラえもん映画で未だにしずかちゃんに病人の看病をさせ、男子だけで冒険に出ていく展開があったのに密かな違和感を覚えていたことを思い出した。私はこの映画のみさえは一つの女性のヒーロー像だと思うし「ワンダーウーマン」より遥かに英雄だと思う。
勿論ひろしの側も、父としての責任、夫としての葛藤、人間としての生き様がしっかり語られており、みさえの生き様と併せて「子を持つ親」としての物語に昇華していく。この映画、子どもたちに向けてというよりも、毎日一生懸命子育てを頑張っている親御さんに向けてのエールみたいだと思った。もちろん男性がみさえに共感してもいい。女性がひろしに共鳴してもいい。その役割は夫婦それぞれに、子どものために家族のために日々頑張っている人ほど、この映画はグッとくるのではないだろうか。あいにく私には子供がいないが、それでも何度か目頭が熱くなった。というか、子どもを持たない私に、子どもを育て家族を養う覚悟をまざまざと見せつけられたような感覚になった。正直、野原一家の愛の深さに、単身者の私は完全に打ちのめされてしまった。
メインのストーリーは、みさえを中心にして繰り広げられる冒険の旅。次に何が起こるか分からない冒険の旅はアトラクションのように楽しく、ツッコミどころ満載でハチャメチャなことばかりが非常に面白く、シンプルにワクワクしながら観た。バカバカしいことこの上ない(誉め言葉)。
今年のクレしん映画は、あえて子供をどこかに預け、夫婦ふたりで観に行くのもいいのではないか?と思った。
この映画が「毎日よく頑張ってるね」と励ましてくれるかのようだ。
久しぶりにクレしんみたらやばい
大人帝国以来久しぶりに見てみようと思い、余ってた割引券を使って鑑賞。
序盤から笑いありで普通に楽しめる作品になっていてテンポも良かったです。
若干みさえにイライラしながら見てましたが、最後ひろしとのシーンは夫婦っていいなーって思える感じで楽しく見られました。
りゅうちぇるとペコ、小島よしおといった現実キャラが所々出てきてるのも笑い要素のある作品に仕上がってて、初見の方でも楽しめるのかな。
最後EDのシーンは隣の女性が先に号泣してたので、女性の方が泣けてしまうかも。自分もウルってきたけど何とか耐えたので、お友達と見に行く際はご注意ください😂
仕方ないのは分かってるんだけど期待しちゃう
B級グルメ、サボテン、シリリ、の橋本監督作品。子供を引き付けつつ親の感動も狙うのは非常に難しいんだなと改めて感じました。しんちゃん好きな子供達が楽しめるアドベンチャーはまさにクレしん映画って感じで期待を裏切らず良かったです。テーマの夫婦愛の濃度を上げた昔の原監督的なのも観たいと、どうしてもクレしん映画に期待してしまう。今回は子供狙いと親狙い半々の内容でした。
両親号泣で、子供ぽかん系ぢゃないか
褒めてる。
そういえば、テレビで「あなた」「みさえ」を子供の前でやらなくなって、久しい。ご時世かと思ったけど…
しんちゃんもひまわりも冒険も霞みます。だって、夫婦愛がテーマだから。
クレしん歴が浅い方には申し訳ないけど…映画にした公式に感謝したい
なんか違った
クレしん映画大好きて毎年見てますが、なんか今年は違った。テンポがなんか悪い。ギャグもなんか微妙。
スタッフ側がいつもと違うのかな?
今までのクレしん感動系映画にはなかったと思う、感動させようというあざとさも感じてしまった。
ちょっと全体的に微妙だったかな。
家族の幸せ
感動するシーンでいきなりギャグを挟んでくるのは意図が少しわからなかったけど、笑いあり涙ありの良作だったと思う。
家族や夫婦の幸せな形が見たいと思う方は絶対に満足できると思う。
私の友人はギャグ要素を求めて見に行ったらしく、そのような方はあまり満足出来ないだとか。
純粋な気持ちで見れば幸せな気持ちになることは間違いないと思います。
ありがとう
クレヨンしんちゃんのアニメ・映画を見続けて10年以上が経ちました。
前作が少し物足りない終わり方で終わってしまったのですが、今作は本当に傑作でした。
泣きどころと笑いどころのバランスがとても良くて、泣けるところはとことん泣き、笑えるところは腹を抱えて笑えました。
アニメでは何度か語られていた結婚のシーンでしたが、映画のテーマとしては初めて見ました。
野原家の運動神経の高さには毎度驚かされます(笑)
多分初めて乗ったスクーターをあんなにドリフトかまして乗りこなすのかよ!ってゲラゲラ笑いました。
シロは本当にかわいい(*´꒳`*)
これは全シリーズ共通してなんですけどね(笑)
しんちゃんがみさえに言った「かあちゃんは誰がお守りするの?」がとても胸に響きました。
5歳の男の子が言える言葉ではないぐらい真っ当でで格好良かったです。
ひろしが自分を犠牲にして「帰れ!」と家族に向けて言ったこと。
みさえがしんちゃんとひまに聞こえないように、耳を塞がせて、ひろしへの文句を言ってたこと。
この2つのシーンにとても家族愛を感じました。
美しい以外何物でもない。
全シリーズを通じて一番家族全員の服がボロボロになったと思います(笑)
あいみょんの歌が物語に合致していて、涙を誘ってきました。速攻CDを買いました。
最高の物語でした。来年はぶりぶりざえもんが出るんですね。楽しみです!しんちゃんはずっと見れる作品です!
しんちゃん作品でベストかも。
名作と言われるしんちゃんはいくつかあるけれど…自分はこれがいちばんかも。笑いと夫婦と家族の愛情のバランスがちょうど良かったです。
いい加減なのかそうでないのか。しんちゃんのなりふりが毎回みていて楽しい。人生こんな風に生きれたら最高なんだけどなー。
新しんちゃん映画一発目として素晴らしいスタート
自分の中でシャザム、キングダムを押し退けて観に行きたい度一位だったので観賞。
矢島晶子さんが勇退して
小林由美子さんしんちゃん一発目の映画作品。
結論として…素晴らしかった。
家族のテーマに重きをおき、
みさえをヒロインにした作品。
ひろしの良さを知れるのがオトナ帝国なら
みさえの良さを知れるのは間違いなく今作。
子供客がいる時に映画館に行き、
子供や親が大いに笑ってた事で
子供も大人も楽しめる作品だと確信。
過去作を意識した演出が多く、
しんちゃん好きでも満足できる。
ギャグもしっかりしてて笑える。
ゲストの木南さんが声優上手すぎる。
残念な所を無理に探すなら野原家以外は
ほぼ活躍しなかった事かな
声が変わった事で今のしんちゃんを
敬遠している人に見て欲しい
近年ならロボとーちゃんに次ぐ
名作になったと思う。
面白い!
しんちゃんの映画はほとんど見てます!
今回は主にひろしとみさえの夫婦愛と家族愛のお話しで、行き違いの夫婦喧嘩などリアルな感じで書かれてあたます。
ひろしとみさえの信じ合う心にぐっきます。しんちゃん一家の強い絆本当に良い!
やっぱりしんちゃんは面白いです!
小2息子と鑑賞。 恋愛映画っぽいかも。
息子、いろいろなシーンで笑っていました。
そして、周りの子供達も結構笑っていました。
更に、私も含めた大人達も笑っていました。
個人的にツボだったのは、江戸家猫八さんの名前が出た事だけど、当然(?)子供は無反応でした。
でも、江戸家猫八さんと言ったら、ウグイス・・・。
さて、話が変わりますが、恋愛映画の王道パターンの一つに、いろいろな事があって大切な物に気付く→気持ちを言葉に出してハッピーエンド、って流れがあると思うのですが、この映画はそのパターンでした。
それと、この映画を恋愛映画っぽいと思ったのが、ひろしとみさえがとても魅力的に描かれているんですよね。みさえの方は、母としての魅力の部分も多かったですが。
逆に、しんちゃんの魅力は抑えられていました。
それから、音楽の使い方も恋愛映画っぽく感じました。
みさえの『Everthing』は、何かじんと来ちゃいました。
そしてやっぱり、気持ちを言葉にするのは大切ですね。長く寄り添った夫婦でも。
今回の作品、私は好きでした。
夫婦のキラキラした恋愛映画がもっとあっても、いいんじゃないのかな。
笑って泣ける映画、一番いい映画。
めちゃくちゃ面白かった…クレヨンしんちゃんって大人になってからみるとギャグセンスの高さとかキャラクターの魅力とか脱帽するし、ストーリーも展開も良いですね…。
勿論子供も楽しめるように出来てるから、すんなり入りやすいってのはあってそれも良いところだし、クレしん特有の笑いとか子供が大人に対するブラックなギャグとかも個性的で良い◎!
今回のは野原一家、というかひろしとみさえが結婚当初お金無くて行かなかった新婚旅行に、ある企画で安く行けることを知り家族みんなで行くという流れから始まります。
"夫婦"と"家族"がテーマだから、大人もすごくハマる内容だったー。ひろしとみさえの出会いの頃を思い出す部分もありつつ、夫婦や家族の絆にベタだけど涙がやっぱ止まらなかった。これが何処の誰かもわからない家族の話とかだったら、多少の感動はあると思うけど、野原一家というのは小学生の時から慣れ親しんだ一家のうちのひとつの家庭だから、この数十年間の人生で自分の中に根強く生えてる親近感で感情移入がすんごいあるね。
泣けるシーンもありつつ、笑いがもう半端じゃない、この世界に住みたいぐらいギャグに溢れてて今更ながら私の性に合うストーリーと世界観だなあと思った笑。特に今回の作品は、あるシーンでのひろしの踊り…凄くて。ひろしの踊りやばいよ、腹筋割れた、多分記憶が5つぐらい吹っ飛ぶぐらい笑った、笑い過ぎて涙が滝のように流れた…あれ人ひとり殺せるぐらいおもろいシーンだよ…死ぬかと思ったんだ。本当に笑。スマホに入れてずっと見てたい、定期的に見てたい、そんな爆笑シーン。
前に、DESTNY鎌倉ものがたりを観た時も言いましたが、「グッド・ストライプス」「ぐるりのこと。」「DESTINY鎌倉ものがたり」と、今回のクレヨンしんちゃん。この作品たちは良作な夫婦映画祭とかやったら上映ラインナップに入れたいなぁ〜と思いました。
あいみょんの主題歌も、ひろしとみさえのプロポーズのことを歌った映画の最後に流れて更に作品を盛り上げていた最高の歌でした。北千住の駅メロにしてもいいと思います…。
笑って泣ける、良い映画だったな、大好き◎
ハンカチ必須
しんちゃんファンは絶対観るべき作品だと感じました。
みさえが主役でひろしがヒロインという立ち位置が新鮮で面白かったです!野原一家4人と1匹みんなが輝く素敵なお話でした。
私の好きなカスカベ防衛隊もお留守番かと思いきやちょっとだけ出てきてくれて嬉しかったです。
エアーズロックがどこかに出てくるので探してみてください。
主題歌は久し振りにしっとりとした曲でしたが、これが大変良かったです…。
来年も絶っ対観ます!
主役はみさえ、そして全国のママたち
ママが用事だったので、娘とパパの2人で観賞しました。結果としては、ボロボロに泣かされました。いやーいい映画だと思います。
新婚旅行だの、ひろしがさらわれただの、場面設定は正直どうでもいいのですが、ただどうなるんだろうという関心で、前半の物語が進みます。
変化が現れるのは後半。みさえの言動に、日々のママたちのリアルな苦労が現れ、その場面が明確になるにつれ、涙腺が決壊してしまいました。
家族のため、子どものために献身的なみさえ。みさえ本人というよりも、みさえを通して、自分の妻の姿を思い出して、泣けてきました。
ひろしの男気もいい味出てましたし、非現実的な状況でありつつも、家族が宝物であるという、メッセージは心を打ちました。
ただし。星5ではなく4にしたのは、やっぱり主役はしんちゃんでなければならないと思うのです。
子どもに映画を見せるのは、映画を通して成長してほしいからです。みさえやひろしの姿を見て、しんちゃんはどう行動するのか、その要素が弱い気がしました。
パパママ世代の心は確実に動く物語です。その力量があるなら、子どもの成長に資する作り方もできたろうと思うのは、贅沢な悩みでしょうか。
まあ、最近やってた猫型ロボットの映画の出来とは雲泥の差であることは間違いありません。
女性が書いた話だと思った…
誤解がないように先に言うと、
私は女性ということもあり、
クレヨンしんちゃんの「女性=セクシーであるべき」「三十代以上はおばさん」「デブに価値なし的なセクハラ」描写は嫌いです。
でも、クレヨンしんちゃんは好きで、これまでの映画も全て見ていますし、クレヨンしんちゃんの独特なユーモアが好きで、唯一無二のコンテンツだと感じています。
そして、結論から言うと、
「クレヨンしんちゃん」というコンテンツそのものから、ともすれば女性蔑視ともとれる描写を一切排除すると、もはや「クレヨンしんちゃん」ではなくなってしまうんだな、と感じてしまいました。
とにかくこれまでの「クレしん」から良くも悪くも「母親受けがいいクレしん」を目指した感じに仕上がっています。
そしてそれは正直失敗だと感じました。
クレしんといえば、「若くて美人で細くて、でもおっぱいは大きな女性が良し」とされていて、
そうではない(といっても30台前半?で、言うほど太ってもいない)みさえをとにかくデブでブスなおばさん、と取れるような「イジり」がもはやお家芸となっています。
でも今回はみさえをとことんフォロー!
身体的なイジりはなく、イジりがあっても、とにかくフォローが入ります。
正直、これまでのクレしんを知っている人が見ると違和感が拭えません。え?そこしんのすけがフォローする?みたいな…。
いつもの「きれいなおねえさん」ポジションのヒロインも、「きれいで若い」といった描写は、登場シーン以外ほぼなし。
ただただ「運が悪い」と定義されるヒロインは、クレしん銀幕ヒロイン史上初めてではないでしょうか。
いつもと(ヒロインの造形の)絵自体は似てるんですが、
きれいともおっぱいが大きいとも、若いとも言われず、今回はただ「運が悪い」推し。
ヒロインにひろしとしんちゃんがメロメロになってみさえに怒られる、みたいなシーンもありません。
特に違和感を感じたのはしんのすけでしょうか。
ぶりぶりーぶりぶりーとか、お約束の下ネタも一切ありません。
きれいなおねえさんに鼻の下を伸ばしてナンパすることもないです。
せいぜい水着の人が歩いているのを見てデレっとする程度。
セクシーなおねえさん達とのダンスシーンでも、
ひろしもしんのすけも、これまでならメロメロになって一緒に踊るところですが、今回は、ただただストイックにそれぞれが踊り続けます。
ひろしはみさえのためだとしても、しんのすけは??とそのキャラ設定のブレに驚きます。
いつも意外と活躍しちゃうひまわりも、
今回は「普通の赤ちゃん」になっています。
高速ハイハイとかないです。
「それ必要?」というくらいオムツ換えのシーンや授乳のシーンが冒険の最中に差し込まれ、
リアルな赤ちゃんはこんなものでしょ、とばかりにただ寝転がり、動かず、背負われ、簡単なおしゃべりもしません。
きっと「今までのクレしん銀幕に出てきていたひまわりの描写に不満があった。赤ちゃんはこうではない。子育てはこういうもの」というリアリティを盛り込みたかったのだと思いますが…
みさえの授乳シーンって…スクリーンで見たいですか…?
ただ転がってるだけの赤ちゃんって、クレしんという作品に必要でしょうか…?
ひまわりのオムツも一回の映画で何回かえるのかな、とか。
もちろんリアルには1日も何回も変えるものですが。
飛行機に乗ると赤ちゃんって吐いたりするよね、とか。
子育てあるあるなんですけど、それ、クレしん銀幕で敢えて今描かれること…?みたいな違和感が終始つきまといました。こういうリアリティって、はちゃめちゃギャグ(特に銀幕版で冒険アクションファンタジー)に必要かな…?ってぽかーんとしてしまいました。
「多少恋愛していた過去の自分とは変わろうが、変わってしまった自分と、そこまで共に過ごしてきた歴史ある自分をありのまま受け入れてほしい」という世の中のママたちの理想を体現するのが、今回の映画の1つのテーマ。
なので、あくまでも主役はみさえです。
母親は愚痴を子どもに聞かせるべきではないと思っている、
というシーンとか…え…そんなポリシーこれまでの野原家にあった…?みたいな不自然な「子育てシーン」にもげんなりしました。
当然、そういう理想に基づいて行動しているのが今回のみさえなので、
「おバカ!」としんのすけを殴るシーンもありませんし、
ヒロシにビンタもありません。
今までだったらされててもおかしくないな、みたいな流れではありますが、とことんそういう「世の中の母親が見て眉をひそめるような子育てシーン」は排除され、
「理想的な母親像をしっかり守るみさえ」が描かれています。
正直、終始、脚本家のエゴを感じました。
誰のために書いた脚本なのでしょう?
作家である以上、作家性は確かにあっておかしくないし、出したいというエゴは否定しませんし、
女性だからこそのしんちゃんを描きたいと思う気持ちもわかりはしますが、
それは原作をお借りしているクレしんで、これまでのキャラや作風を曲げてでもやるべきことなのかな…?とか。
「しんちゃん」が活躍しないのも気になりました。
しんのすけの良いところが出て、
ひろしの意外と頼れるところが出て、
みたいな銀幕特有のカタルシスもあまりなくて…。
ラストもあっけなく、拍子抜けです。
ラスト含めて今回は基本的に「話し合いで解決」です。
みさえの敵の倒し方も暴力ではなくて「話し合いましょう!」です。
動物相手だろうが、未知の言語を操る異民族相手だろうが、
「話せばわかる!話し合いましょう!」と主張し続けるみさえ…。
カタルシスがなくて当然ですね。
今さらそんなこれまでのキャラ設定をぶち壊すような設定を入れ込んでくる必要ある???と終始気になってしまって、小ネタしか楽しめませんでした。
要所要所感動させるようなところもあるんですが、
キャラ変が激しすぎて違和感が勝ってしまいました。
木南晴夏さんの演技は良いです!
あと、新しいしんちゃんの声優さんもほぼ違和感ないですね!
たまに「あれ?」と思ったりしましたが、娘は気づいていないと思います。
追記:MISIAとか福山の歌突然流すの、ダサい演出だな…と思いました。全てが違和感しかない…。
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