宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」のレビュー・感想・評価
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日本アニメ界はエヴァンゲリオンから脱却すべし
新たなスタッフで製作した2199の続編。
さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち(1978)のリメイク。
本作は全7巻でその最終巻だ。
「さらば」のレビューでも書いているのだが「さらば」は自分が始めて見たヤマトなのである。
主人公と熱き仲間たちとヒロインとの固い絆、かつての敵との奇妙な和解、主要人物の壮絶な死、巨大な敵を前に古代が出した結断……など小学生だった自分は大人のアニメ&これぞ昭和の日本人と言う概念に強く心を打たれた。
さてそんな名作のリメイクの最終巻は…
日本のアニメ界は終わった。
そう思った。
そもそも「さらば」で心打たれた感動は本作では越えられない…と言うより無しにひとしい。
何故なら‘’最近のアニメあるある‘’ばかりだから。
勿論、全てオリジナルのままだと面白くないし新しい要素も入れるべきであると思っているがこのリメイク作(2199にも言える事でもある)はほとんどヤマトらしくないと思う。
残念だったのは
まずはパワードスーツ。正直、出る作品を間違えた要素。
斉藤の死。原作は爆弾を仕掛ける真田の盾になり、敵の攻撃を受けながらも守り仁王立ちで、戦死する場面はアニメ史に残る死であった。今作でも再現されるがパワードスーツを装着しホストデスラーの息子キーマン乗る戦闘機の上に乗り仁王立ちしたまま 特攻する場面になっている。派手すぎ原作ほど衝撃もない。
ヤマトの特攻。沖田艦長の言葉もなく深みのあったあのシーンがあっさりしている。古代と雪が残り、特攻するのだが原作映画では雪は死亡しており古代は死亡した雪を隣に置き 星になって結婚しよう と言う場面は美くしいどこか最後だけど今作は雪が生きておりラブラブな特攻だ。やはりあれは雪が死んだからこそあの特攻の場面は感動したと思う。(言い方は悪いが)
ヤマトは特攻撃するが何とヤマトは海の底からあらわれた。
さらに古代と雪はなんと別次元にさ迷っている。
…これエヴァじゃん。
エヴァンゲリオン以降あらわれた日本アニメの悪いクセ‘‘エヴァぽいシーン’’がヤマトに出るとはショックだった。
何だか良く分からないで終わってしまった最後だがエンディングが「ヤマトより愛をこめて」(ジュリー)なのはガッカリ。
やはりそれで来るのか
あと個人的にキャラデザイン。
ロリ顔&ボ〇ンな女性キャラはエロすぎてあまりヤマトらしくない。やはりヤマトと言えば松本零士先生のミステリアスでクールな美女絵だろう。
脚本は小説家の福井晴敏さん。空母いぶき(かわぐちかいじ先生原作)で原作漫画の持つリアリティーをぶち壊し批判を食ったがこれも失敗だったと思う。
全体的に見てもやはり中身は最近のアニメでキラキラしたスッカラカンな物。
エヴァに影響されまくったラストはさすがにもう、日本アニメ界はエヴァから脱却してくれと言いたくなる。
庵野秀明さんはもっと他の映画も見ろと言っていた、記憶があるがクリエイターたちは視野が狭いのだろうか。
まだまだ続編は製作されそうで過去の「完結編」はまだ笑って許せるが今後は正直どう評価すればいいか。
あの艦長席で・・・
dvdで見ました。小学生からのヤマトファンとしてはこのシリーズなかったことにしてほしい。
最悪な内容で皆さんの投稿通りですが、自分が一番言いたいことは、
古代が一人ヤマトに残って敵中心に向かう時、あの負傷した森雪が制服を着て登場した時。はぁ〜?と思いました。いや、皆さんもそう思われてますでしょう。
そして作戦を提案したり、操縦席に座って操作したり!!。あなた!記憶喪失中ではなかったのですか?!。よくわかりますね〜。
そして、極め付きは古代が座っている椅子に自分からお姫様抱っこで古代の上に座るとか!!。お前はキャバクラ嬢か?!そしてあろうことか、その席はあの沖田艦長の席ではないですか!!!
お前、それはやっちゃいかんぞ。古代も古代だ。あの席でそれを許すとは!
記憶喪失で自分の本能のままにそんな行動をとったのならば、どうしようもない性行好きなケダモノでしかない。
今後ヤマトシリーズを見ることがあったとしたら、森雪をそんな目でしか見れなくなってきた。
記憶喪失になりたいのは、このヤマトを見てしまった記憶を消し去りたい私の方だ。
史上稀に見る駄作
設定がもはや崩壊してて笑うしかなかった。
半年後にヤマトが帰ってくるとこ、なんで玲なの?っていまだに納得できない。
方舟の崩壊が高次元への入口と結び付いたっていうなら、むしろそのなかで自爆したキーマンの方が生き残るって理屈に合うと思うのですが
いや、それ以前にキーマンと恋愛フラグ立てまくって、あんな独白までさせて、斎藤隊長の言葉も相まって感極まるとこなのに、その爆風で玲が吹き飛ばされるって…
ふざけてんの??
これに関して、小林副監督はあえて死んだように見せかけてコックピットユニットごとベイルアウトしてる、って言ってるけど
わかんねーからっ!
むしろ0.5倍速まで落として見たけど、ベイルアウトなんかしてなくない??
何が愛なの?
主人公のふたりだけが生き残るのが愛なの?
じゃあ新キャラは捨て駒でいいの?
しかも国民投票とやらの真田さんの演説がひどかった
他の死んだヤマトクルーや地球防衛軍、ガミラス側はどうでもいいとしか思えない
どんなに芳忠さんの補正が働いても、唖然とせざるをえない。真田副長のこと、バカにしてんの?
とにかく古代進が脳内お花畑に描かれ過ぎて胸くそだった。
キーマンや加藤隊長、斎藤隊長、彼らを愛してる人の前でよくも笑顔にできたな。
この作品で感じたのは、愛じゃない
大多数の犠牲を平気で踏み散らかす、自分たちさえ良ければいいっていう気持ち悪さだけ
最終章で途中で席を立ってしまった作品
子供の頃からヤマトが好きでリメイク2199から映画館へ足を運んできました。
2199から波動砲を封印するとか多少の違和感を感じてはいたのですが、2022の最終章で
古代と森の救出方法に違和感ありまくり、「ありえないだろう」と嫌悪感を感じてエンドロールを見ることなく帰りました。正直、期待してただけに後悔しまくりでした。
古代と森を助けることに異論はありません。
主人公なんだから助けるべきだとは思いますが、もう少し助け方に説得力が欲しかったです。
時間を置いて改めて見ると、ヤマト史上上位のクソ作品
・2199からの設定を引き継いでいない。
→ガミラス側でのワープの呼称はゲシュタム・ジャンプで、略して"ジャンプ"と呼ばれていたが、4章の場面では、デスラーがミサイルを空間転移させ、ヤマトにワープをさせた時点ではノイ・デウスーラのシステムは"目標、ワープに入りました"でしたが、デスラー砲を発射したあと、ヤマトがその力でワープした時には、ジャンプしました、と。
その他細かい点、2199で作り上げられてきたものが引き継がれていなかったりしていますね。
・設定がおかしい
7章で言えば、キーマンと斉藤が特攻をして、そのまま死亡になっていましたが、その爆発に巻き込まれた形で機体が誘爆した山本は半年後にヤマトの中で生き残っています。
その理論が通用するなら、少なくとも加藤、キーマン、斉藤あたりは生き残ってますよね。
ガトランティス戦役後、古代と雪は超次元空間とやらにヤマトもろとも巻き込まれ、その空間にいることになっています。
それを通常空間に持ってくるには、時間断層とコスモリバースシステムの増幅という膨大なパワーでない限りダメ…という無茶苦茶な設定です。
その2つを使って2人を救出するかは、国民投票に委ねる??
冗談は勘弁してくださいよ。
あとは2章ではカラクルム級が250万隻でしたっけ。ヤマトの主砲でワンパン、ゆうなぎの主砲じゃ無傷。
少なくともストーリーの序盤ではアンドロメダ級及び護衛艦等の建造はまだでしたよね。
1隻であんなに苦戦しているのに、250万隻?
10隻いたら多分地球墜ちますよ。
真田さんも2199では頭が良かったのに、かなりのおバカになっていたので本当に残念。
・ストーリーがおかしい
続編もやりたい、けど主要メンバー死なせたくない、でもさらばのオマージュもしたい、という欲望が出てきた結果、特攻して滅びの方舟が消滅したにも関わらず、ヤマト、古代、雪が生き残っているという始末。
まあストーリーに関しては2199でガミラスとの協調路線、また波動砲に関しての誓約等で悩ましい部分はあったと思いますが、これはないだろと。
これならまだ2の時のように、テレサが特攻して終わりで繋げてくれた方が良かったですよ。
まだ。
・新キャラが全てを掻っ攫っていく。
キーマン、声も見た目も設定も好きですが、最後、持っていきすぎでは?
真田さんの存在意義は?古代の存在意義は?
結局後継者がいなくなったことで、ガミラスをデスラーが再統治?一度民を殺そうとしてるやつに国民がまたついていくのか?
そんなところですね。
もちろん、良い点もありました。
アンドロメダが本当に美しい形でリメイクされているのと、BGM、CG技術等、2199より時間が経っているからこその部分がありますね。
今までの7部作、無かったことにしてくれて良いので、2199制作陣と、CG担当の方だけで真の2202作って欲しいですね。
それか2205を2199制作陣で。
讃歌
すげえ話だった。
この7章だけを観た訳じゃなく、1話〜最終話まで観た感想だけど。
かなり哲学的な物言いではあるものの、その背景やら自分自身を投影できるとしっかり咀嚼もできる。
「愛」がテーマだった。
愛の呪縛って言葉を使ってだけど、凄いよくわかる。それに絡めとられて身動きできない様も…。だけど、それとは真逆で愛をきっかけに産まれる力や行動力なども。
こんなに小難しい話だったのかと、これを産み出した松本零士先生や、この作品の脚本家たちを尊敬してしまう。
これを俺は中学生の頃に観てるんだな。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」って映画のタイトルだった。
もう細かな事は覚えてないけど、名作だったって記憶がある。本作になりいくつかの改変はあるのだろうけど…この大きすぎるテーマの前には些細な事だと思える。
ラストにあたる26話は蛇足のようにも感じるのだけれど、アレでないと語れない事もあるのだろうと思う。
大義を背負って引鉄を引き続けた男を、その矛盾から解放してやるには必要だったのだろう。血塗れの手で切り拓いた未来に価値があるのかと問われれば「わからない」と答えるしかない。ただ少なくとも彼が矢面に立つ事で自分の手が血に塗れなかった人たちはいたはずだ。
彼は彼の幸せを諦めようとするのだけど、そこもやはり「愛」によって引き戻される。
自分が守った今を引き継ぐ未来の命の存在によって。
愛がもたらす「破壊」と「救済」を描いた話だったように思う。
それに加えて地球の事にも触れていて…「星はそこにあるだけで、そこに意味を持たせるのは人間だけなのだ」と。
環境破壊とかの話にも繋がるのかな。
夜空に瞬く天体の話ではない。この「地球」っていう惑星の話だ。
とかく戦争って形で物語は進むのだけれど、葛藤のような個人の話に置き換えた方が理解しやすいように思う。
この作品をユニセフとかで取り上げてくれないだろうか?
戦争とかが無くなる事はないのだろうけど、隣人に対する理解は深まるような気がする。
SF的な面での真田さんの万能さには呆れる程なのだけれど、次元断層とか高次元生命体だとか…あまりとらわれる事なく観れるのならラッキーなのだと思える。
作画もいいし、CGもいい仕事してる!
たかがアニメされどアニメ。
たかが漫画されど漫画。
媒体がそれなだけで地球規模もしくは全人類的な規模に発信された崇高なメッセージだ。
やはり名作だと思える。
松本零士先生に俺的ノーベル平和賞を捧げたい。
中学生の頃に聴いた沢田研二さんのエンディング曲は「なんだこのしみったれた歌は」と思ったのだけど、今聴くと、とても、とても深い曲だった…俺も歳をとったのかなぁと感じはしたが、阿久悠さんとかやっぱ偉大な人だったんだなぁと、妙なとこを再認識。
ヤマトなんだけど新しいヤマトでした
納得いかなかった点は彗星帝国の規模を大きくし過ぎた点に帰結するような気がします…><
その他は音楽も含めて凄く満足です。
リアルの世の中の色々な出来事をオーバーラップさせながら見ると感慨深い物がありました。
新しいヤマトの思い出が作れました。有難う御座いました。
40年前と全く違う価値観で「さらば」を再現するなんて
普通に考えたら絶対無理ですものね…
「時間断層」そのものが、今一納得のいかない先行きに不安が見え隠れする現代社会(=科学が凄い速さで進歩し大量生産されて経済が最優先される社会)
の縮図を体現してたんですね。思わず「ほぇ~」ってなっちゃいました。
少し発展のスピードが速すぎるんじゃないの?
このままで大丈夫なのかしら?
人間の欲望が暴走し始めてらりしない?
正解は無いだろうけどみんな少し考えてみませんか?
って事ですよね…
2199は先の展開が読みやすい冒険物ですが、
2202は先の展開が読めない社会風刺的な要素の強い作品ですから、映画を楽しみながらも色々考えさせられました。
ただちょっと風刺に拘り過ぎたかなぁと…
だからこのレビューの冒頭のような感想に^^;
確かに 和、縁、選択、共鳴、大量生産、どれも世の中を創るるキーワードですもの。
それを体現するために色々とああいう設定になったのはしょうがないのかな。
同じヤマトでも実はジャンルもコンセプトも全然違うので楽しみ方も少し違ってくるでしょうから、好みが分かれて当然かとは思います。
私はどちらも凄く楽しめたので良かったです。
綺麗な映像で、絶妙な演技で、そして素晴らしい音楽でリメイクして頂けて只々感謝です♪
恥筆な長文を失礼致しました。
西崎、羽原!!ヤマトをもう触るな!!
さらば・・自分が9才の時劇場に姉と足を運び、もう何回見ただろう・・・映画が好きでアニメが好きで・・・自分の50年の人生(くだらん人生ですが・・)さらばほどの作品とまだ会ってないと言いきれる素晴らしい作品。
白色彗星、ガトランティス、アンドロメダ、メインキャラの死、ヤマトの最後。ほんまにこれほどドキドキワクワクは今流行りのアベンジャーズも話にならんほど。
2199は自分の信用出来る出淵さんが中心でリメイクしてくれたのでまだ安心して作品見れました。
それに対して2202!!
あれほど素晴らしいオリジナルがありながら、何なんやこのリメイク!!
もっと映像技術進んだなら、頭の中身も進化せえよ!!
愛、愛、愛、アイ、アイ♪♪お猿の歌みたいに!!
銀河??何やねんこのくだらん戦艦!!
愛知らんのは作り手さん側で金儲け見え見えの作品。
リメイクあってもこれやのに、オリジナルなんか作ったらくだらんすぎて歴代ヤマトファンに殺されるで!!
この虚しさは西崎パパがさらばナシでヤマト2作った時と同じ感覚でした。
復活篇を超えた(悪い意味で)
復活篇もかなり強引でご都合主義な映画だった。だが、それでも観ていて「はぁ?どういう意味だ?」と思う所は少なかった。
が、2202は一章から「?」の連続で、最終章の本作で「?」に対する疑問は解消されるかと思ったが放置のまま、新しい「?」が追加されただけだった。矛盾と意味不明、世界観の破壊の連続だった。
レビューで、2202を批判するレビューへの批判として「老害」「オリジナルと比べるだけなら観るな」と言うのが多数。そして、彼らは2202の駄目な所を「新しいヤマト」と言い訳をしている。
自分はリメイクなのだから、オリジナルのままに作る必要は無いと思う。だが、それも話が良く出来ていればだ。最終章に至るまでの物語が、過去の他の作品の真似事ばかり、それも劣化クローン。
前作2199との整合性を無視している点には目をつむっても、2202の中でさえ整合性が取れていない。
上っ面だけオリジナルの名シーンを真似ているが、流れに合っていない入れ方をしているので、観ていて「何故、今それ?」となる。
ストーリーの具体的な部分に触れると、敵に体当たりをしようと単身ヤマトに残った古代。その前に、雪が現れる。だが、彼女は6章で怪我をして数年の記憶を無くしてしまい、恋人古代の事を覚えていないのである。にも関わらず、七章冒頭で古代を庇い重体となる。かなり危険な状態なのだろう、佐渡先生が背を向けて涙を堪える程だ(ここは「さらば」のマネ)。そんな雪をヤマト退艦時に、佐渡先生は連れて行くのを忘れてしまい、雪も重体だったのに、スタスタと歩いている。そして、ヤマトが体当たりのフォローまでしてしまい、記憶を無くしたのに、古代とイチャつき始める。多分、記憶に束縛されない愛と言うのを描きたかったのだろうが、6章で記憶を無くした雪との接触を、メンタルが弱い古代は避けていた。ゆえにこのアホなシーンも記憶を失っても惹かれ合う演出が有れば違ったのだろうな。
で、ヤマトとテレサが敵に体当たりをして数ヶ月後、二人が高次元世界で生きている事が判明。二人を助ける為には、ガミラス戦からの復興を支えた時間断層を暴走してそのエネルギーを使わないと無理となる。それを実現する為に、時間断層を壊す事を「国民投票」で認めて貰おうとして、真田さんの演説が始まる。真田さんの演説、うん、これ自体は良いことを言ってるよ。だけど、ヤマトで国民投票?しかも、前提として地球市民は時間断層の存在を知らないのにだ。
脚本家には自分の中では理解出来ているだろう話を観客に伝える能力が欠如している。
昔のヤマトとは別物
う~ん、難しいですね。昔の「さらば」と「2」を知っている人なら、全く別物として見えるかな?時代背景も違うし。
昔の「さらば」では地球を救うために「特攻」精神が強く、泣けるけれども、人が次々死んでいくストーリーにかなり違和感があり、古代と雪には生きて幸せになって欲しいという希望があり、「2」では生きたけれど、テレサ一人に全部負わせた感が強く、消化不良だったのを記憶しています。
今回の2202は地球・ヤマト・ガトランティス・ガミラスの人類の「愛」を試す事が多く「まただよ」みたいな感覚がありました。
くどいなあと思いながらも、人生にも色々悩む選択肢があり、必ずしも上手くいかない事の方が多いよな、と考えながら観ました。設定、ストーリーに納得いかない人も多いと思いますが、これはこれでまずまずかなあ、と思います。
一ヶ月半が経ち感想がまとまって来ました
子供の頃、友人に誘われ「さらば」を観たのがヤマトとの出会い。あまりの衝撃で無言で出てきたことを覚えています。その後、イスカンダル編を本で読み、そしての「2」 多少、テレザートの部分だけが間延びしていましたが、地球発進までの乗組員の想い、徐々に危機感が増す帰路。そして、土星海戦におけるヤマト機動部隊と土方率いるアンドロメダ艦隊の連携。追い込まれる中でガニメデ基地で補修を済ませ、既に全滅した地球艦隊の中、単艦となり、そしてデスラーとの宿命の対決を経て地球海底から宇宙へ、そして地球をバックにコスモゼロ、コスモタイガー全機を展開しての総力戦、最後は艦長に自分の過信を詫び決断する展開。さらばで特攻を示唆する沖田らしくない所も払拭され、本当に素晴らしい作品だと思っている者です。
前置きが長くなりましたが今回の2202、11番惑星あたりまでは、感情移入だらけで涙も出たものの、大戦艦の数を見たあたりからあまりの現実離れにやや。。。
しかしテレザートあたりで少し気持ちが戻ったものの土星海戦が長すぎ。そこからはどうも辻褄があわない部分が目立ち。最後は無理くりの単艦戦。もう少し丁寧に描いて頂きたかったと言うのが本音です。
誤解のないように綺麗な画像と音楽、新しい時代のヤマトとして今は楽しんでます。
あとは勝手な事を記載します。
*艦隊戦は現実的な数で
*空間騎兵はやはり人間味を
*ヤマトが太陽系に帰ったきた所は少しは達成感があっても
*加藤はさすがにあんな事しないでしょう。別の形で作動は?
*アンドロメダをもっと旗艦らしく。再戦時も旗艦では?
真上から艦載機のように無人艦隊同様の扱いではどんな地球
連邦艦隊?しかも色を変える必要があるのか?、意味は?
*デスラー再戦の意図は? 本当にガトランティスと取引できる
とはさすがに思っていないでしょう。
*デスラー親衛隊がミルを撃ちますが客観的に見ればあの場合
のデスラーの敵は古代では?
*彗星前へのワープアウトは海面風でなく普通で良いのでは?
*次元潜航艇がヤマト単艦を突入させますがそもそも単艦を
送るのは無謀。せめて次元潜航艇4隻も行くべきでは?
そこはやはり前話までに単艦として普通に正面から戦えば。
*キーマンは真田さんの代役と聞きましたが、それなら都市
帝国内部の方がシンプル。ヤマトごと突入しながら古代と
山本2人しか登場しないのは?
*退艦時、あまりにもあっさり。しかも古代がいないこと、
さすがに気づくと思います。やはりここも丁寧に。
*ヤマトの特攻時、主力戦艦やガミラス艦隊が多数、火星付近
います。特に主力戦艦は無人艦隊の上、波動砲も装備してい
る。ヤマトが特攻しなくてもまだ手があると思います。
*最後、高次元への危険な航海に艦長不在?山南さんが乗って
も流れからは不思議でないと思います。
勝手な事を記載し申し訳ありません。
繰り返しになりますが、今、ヤマトを見れている事自体が夢のような出来事であり、感謝しています。2199の当初、復活編の続きを先にと思った一人ですが、2199の丁寧さに今やリメイクの続編に期待しています。
新たなる旅立ちはデスラーに感情移入、永遠には少し40万光年やゴルバの大群と無茶苦茶な設定ですが映画としての完成度も高く、仕事のストレスなどなどが溜まった時など、今もよく自宅のホームシアターで楽しんでいます。
今後も楽しみにしています。引き続きよろしくお願いします。
スポンサー都合がすぎる
時間断層のリスクがきちんと語られないまま非常に理解不能な天秤にかけられ都合よくなかった事になってしまうのですが、結局バンダイが数多くの艦船を登場させるための打出の小槌として設定された物だったと思います。
また今作は脚本が福井晴敏ですが様々な米SF映画やドラマからの引用が多く、ラストに関してはコンタクトやインターステラーにインスパイアされた事は想像に難くなく新味も説得力も残念ながら全くありません。結局、雪の記憶喪失も二人の意志の同意がない特攻、すなわち二人を生還させるための口実に過ぎず戦死者がほぼいないまま完結し、続編を発表するなど酷評だったTV版2と同じ轍を踏んでおり、これではなんのためのリメイクだったのか大変疑問に思います。まさにスポンサー都合でしかなく、何故2199のスタッフが継続しなかったのか良くわかりました。残念です。
うーん、おしい
最終章なんですが、なんかおしい。
切り出せばいいところは多いんだけど尺不足というか、詰め込みすぎというべきか。
リメイク前作の2199やオリジナルのさらばと比較してしまい、おしいとしか感想がでない。
涙腺は崩壊しっぱなし
冒頭10分で持っていかれました。全編、名シーンと言ってもいい位、片時も目が離せないシーンが続きます。涙腺も崩壊しっぱなし。何度観てもそれは止まりませんでした。ハンカチとティッシュは必須でした。
細かい部分では残念な点も確かにあります。しかし、そんなことはどうでも良くなる位、心に訴えかけるものがあります。シリーズ構成の福井晴敏さんが本作の製作を依頼された時に版権元から要求されたムチャぶりに、見事に応えていると思います。
本当にありがとう
40年来のヤマトファンです。
あまりにもアンチが多いので、
初めて感想を書きます。
さらば宇宙戦艦ヤマトを小学4年生の夏に映画館で見て、震えるほど圧倒され、泣きに泣きました。
そして、どうしようもない怒りに襲われました。
なぜなら、1作目のTVシリーズを愛していたからです。
人類絶滅の危機を救うために、単艦飛び立ち、宇宙の果てへ冒険の旅に出たヤマトの乗組員たち。数多の困難を、知恵とチームワークで乗り越え、成長してゆく若者達の物語。孤独な古代の老艦長への反発が尊敬に変わるところ。素晴らしい音楽、映像。そして帰還。
一方、さらばでは、絶望的な古代に対して命があるじゃないか、と自爆攻撃を示唆するかのような沖田の亡霊。そして、ガミラス星を滅亡させた後の涙などなかったかのようにズォーダーに愛を説いて全否定し戦うだけの古代。ないわ!
トラウマになりました。
事前の情報を一切遮断し、昨日、劇場で2202 第七章を見ました。そして、今夜、再度AmazonPrimeで家で見た。
泣いた。何度も泣いた。難しくてわからなかった点もあるけど。古代は、ガミラス星を殲滅した痛みを抱えた古代だった。デスラーがそれに共感していた。
そして、雪が、孤独な古代を支えた。
結果は、自爆攻撃になってしまったけれど、それは、人類を逃がして生存させるために時間を稼ぐためだった。
進は、兄の守と同じことをしたわけです。
沖田さん、すみません、と言いつつ。
そして、帰還があった。
未来があった。
福井さん、羽原さん、西崎さん、そして
2199と2202の製作、公開に関わったすべての皆さん。
松本零士さん、いままで全てのヤマトに関わった方々。
本当に、本当にありがとうございました。
事故で死にそうなこともあったけど、生きて、俺の好きなヤマトが見られて幸せでした。40年間のもやもやが成仏しました。
イスカンダルから無事に帰還したような、晴れ晴れとした気分です。
できれば、若者達の成長譚であり、センスオブワンダーとロマン溢れる、
最初のヤマトのスピリッツで続編を作って欲しいです!一生、ヤマトからは退艦しません。旅の続きがみたい。
長文読んで頂き、ありがとうございました。
最後に一言
こまけーことにうだうだ言うのは自由だけど、自分で創作もせんと、苦労した人達を否定するのは、好かん!
足りないとこ、合わないところは脳内補完と想像力でなんとかするわ。
長年、ヤマトで鍛えられたからね。
ありがとう、以上だ。
(関係者とは無縁な、単なる1ファンより)
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