「一番世界成長した時代に生き抜いてきた二人」エセルとアーネスト ふたりの物語 さっちょさんの映画レビュー(感想・評価)
一番世界成長した時代に生き抜いてきた二人
「スノーマン」の絵本作家レイモンド・ブリッグズが自分のの両親をモデルにした作品の映画。最初あれ?アニメでないの?っていう出だしからびっくり。両親の出会いから最後に至るまでのストーリーも映像美もとっても丁寧に描かれていました。イギリス女性らしく?プライドが高い様子が垣間見れる奥さんの姿もちょっと笑えました。第二次世界大戦当時の苦難中でも庶民の立場で明るく懸命に生きてきた夫婦。イギリスの「この世界の片隅で」という感じかと思いきや、それだけでなく、その後の高度成長時代までずっと描かれていて、あぁ1920年代後半~1970年代の時代が一番大きな変化があった年代だったかもと改めて思いました。多くの電化製品などの普及でかつてないそして現代にもない程の成長し続けた世界経済。新たな製品で需要がいっぱいだった当時。現在では何でも品物ってあるし、もうこんな経済成長は今後ないかもしれないとも感じられました。苦難を乗り越えて生きてきた当時の人達が一番世界の成長を感じられたかもしれませんね。エンディング曲のポール・マッカートニーの歌声も良かったです。試写会当日は私の誕生日でした。素晴らしい映画の鑑賞をバースディプレゼントとして下さって本当に嬉しかったです。大感謝です。
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