劇場公開日 2019年3月15日

  • 予告編を見る

「最終兵器彼女」キャプテン・マーベル オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5最終兵器彼女

2020年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

惑星「クリー」の特殊部隊「スターフォース」に属するヴァースは超人的な特殊能力を得て、敵対するスクラル人打倒を目的とし、特殊任務に就いていた。
そこで明かされる自身の記憶の断片と迷い込んだ惑星C-53こと地球での戦略国土調停補強配備局、通称『S.H.I.E.L.D.』との出会い。
アベンジャーズ設立の秘話とキャプテンマーベル誕生の物語を綴った新シリーズ1作目にしてMCUシリーズ21作目の作品。

大作アベンジャーズエンドゲーム前に公開された今作。
かねてより噂のあったサノスをワンパンで仕留められる力を持ったヒーローがいよいよMCU参戦とあって、MCU集大成に向けて大詰めの展開になってきた感と突然の新ヒーローの参入で打倒サノスへの急ピッチなテコ入れ感もあって、つなぎ感のある作品にも若干感じた。

しかしそのストーリーに20年前の90年代という設定を加え、当時『S.H.I.E.L.D.』の一捜査官であったニックフューリーとキャプテンマーベルとの間に関わりを持たせ、アベンジャーズが設立された経緯を描く内容でシリーズ全体を補完する作品として意味合いを持たせたのは上手い演出だと思った。

またそんな細かいことはどうでもいいほどにキャロルダンヴァースことキャプテンマーベルが強い。問答無用に強い笑。
超人的な力を得たのは6年前のことのようで師匠であるはずのヨンロッグを冒頭5分で吹っ飛ばす、変身能力で老婆に化けたスクラル人を勘でぶん殴る、覚醒した彼女の本当の力でクリーの軍隊を殴る蹴る当たるで蹴散らしジャイアンも真っ青の拳合わせで退散させるなどメンタル以外の弱点ほぼゼロの活躍を見せる笑。

キャプテンマーベルを務めたブリーラーソンはあまりこういうエンタメ作品で見かけることの少ない実力派の女優と思っていたが、常に機嫌の悪そうな表情を浮かべながらも時に優しく、基本容赦なく、どんなことにも物怖じせず向かっていく女性を力強く演じていて、自身の人生を取り戻し数々の挫折から立ち上がってきた過去のプレイバックとともに力を覚醒させるシーンがとてもクールでカッコ良かった。

力の源がインフィニティストーンの一つ、スペースストーンに起因してることもあり、対サノスへの力の証明は既に十分。
恒例のエンドクレジットシーンで現代のアベンジャーズと合流し、いざ役者は揃った感で送る怒涛のフィナーレ、エンドゲームへと続くラスト。
彼女のアベンジャーズでの活躍がとても楽しみ!

2019年03月15日(金)1回目@TOHO日比谷IMAX
2019年04月25日(木)2回目@TOHO上野

オレ