「青春サマー!」あいが、そいで、こい トミーワイルドさんの映画レビュー(感想・評価)
青春サマー!
久しぶりに「Ksシネマ」さんへ行って来ました。
多分、去年の10月のカメ止め、1週間限定・復活ゾンビ上映で訪れて以来 かな。
Ksさん元々昼間は日が差し込んで明るかったロビーが改装して一段と明るく綺麗になってましたね。
さて作品ですが、
舞台は21世紀になって初めての夏、2001年のある海辺の田舎まち。
そこで起きる高校生達の一夏の出来事。
本作は115分の長編。115分間に“青春”がぎゅっとつまっていて
心が綺麗になっていく。
青春を描いた作品は数えきれない程存在するでしょう。
だけどね、この作品を観てると自分が高校生だった頃を自然と思い出し、自分のあの頃を映画のなかに感じさせてくれる素敵な映画。
あの頃は訳もわからず騒いだり、楽しんだりして、そんな日が一生続くんだろうなぁなんて思っていた青い頃にタイムワープさせてくれる。
仲間同士でワイワイ騒いだり、恋してるんと判っていても、そんなふりは隠したり。自分本位でズルくて、だけれども純粋な気持ちを持ったあの頃の自分の心をもう一度宿してくれる。
高校生の時に外人の留学生がきたらどうします?めっちゃはしゃぎますよね。
それをね、海を通して若い役者さん達が元気いっぱいに演じてるんですよ。
時に大人を巻き込んで笑わせてくれたり、大事な何かを失ってしまったりしても擦れずに素直さを海にぶつけたり。
あの頃ってたくさんの問題を抱えてたりしてたじゃないですか?
上手くいかなくても前を向いて生きる。
そんな気持ちにさせてくれる心地よさに思わず涙しました。
そして115分間にたくさんの出来事がおきるのに全てを自然な日常に見せてくれたのは、脚本、脚色の良さと監督の手腕だろうなと思います。
皆さんは『ENBUゼミナール』ってロゴを目にしたり耳にしたことがありますか?
ENBUさんは映画、演劇の専門学校で、制作企画であるワーク ショップ『シネマプロジェクト』も主宰しているんです。『シネマプロジェクト』では、1弾ごとに2作品が制作されていてその
第7弾は皆さんご存知の「カメラを止めるな!」
(もう一作品は“きみはなにも悪くないよ”)
そして、第8弾となる映画が本作。(もう一作品は“お嬢ちゃん”)
カメ止めでもたくさんの役者さんが活躍しましたが、本作でも本当に素晴らしい役者さんが活躍されてます。
上映後に役者さんの舞台挨拶もあり役者さんと脚本を書かれた村上かのんさんにサインをいただきました。
ありがとうございました🤓
7/12まで公開してるので是非映画館でこの青春を感じて欲しいです! 🐬