劇場公開日 2019年6月22日

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「賭場の勝ち負けが人生の勝ち負けではない。」カスリコ Haruさんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0賭場の勝ち負けが人生の勝ち負けではない。

Haruさん
2020年9月27日
PCから投稿

高知八幡の石段の画から始まる。昭和四十年代。まだ、博徒の世界にもルールが行き渡っていた頃の話。一般人も礼儀さえわきまえて居れば安心して遊べた時代。故に、昭和四十年の初頭の話なんだと気づいた。博徒の話ではなく、手本引きで普通の生活を失った男の復活劇。このゲーム(博奕)の面白さは読みの深さにある・・・今までのヤクザ映画で描かれた賭場のシーンがまるで子供騙しの紙芝居のようだ。人生を賭けている訳ではなく、ただ金を賭けているだけなのだ。心底、ゲームを愉しんでいる姿が映し出されているこの映画はたぐいまれないエンターテーメントだった。手本引きをやってみたくなった。そんな気持ちが正直なところだ。そして、過ぎてしまった多くの事柄に、自分なりに決着を付けて終われる人生ほど素敵なことはない。
大概の人は、ある日突然半ズボンを履いたピンクの像が表れて幕を引いてしまったりするもの。六十歳を超えた男はこの映画を是非とも見て欲しいと、切に思った。

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Haru
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