「レイ、良い仲間でいて欲しい。」mid90s ミッドナインティーズ ku-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
レイ、良い仲間でいて欲しい。
まいった、何度も観るのをやめようかと思ったかしれない。時間の無駄だと。問題はこの内容じゃない。英語なんだ。この子供たちの F ワード を使っているのが耳障りで、聞くのに忍耐がなくなってくる。おかげてこれで肩も凝ってきたし、意味もよく理解できないし、やめたっと一時ストップして、休憩をして、次の日に観た。
いやあ、みんな。これだけ大変な家庭環境で育っているが、誰もを責められないなあ。スティービーは父親がいなく、母親は売春をして、兄のイアンは暴力をふるうし、家族でいっしょに食事をしている姿は全く見えないし、三人が一つになることはない。
米国ロサンジェルス市の西Palmsパルマ地区で、家庭で自分の居場所を見つけられない13歳のスティービー。やっと探した場所はスケートボード屋に集まる仲間。みそっかすだったけど、度胸があるので、年上の仲間に可愛がられた。
ここで、レイ(Na-Kel Smith〜ラッパー、スケイドボーダー、俳優)
https://www.youtube.com/watch?v=UOOkAu_N3y8 プロのスケートボーダー
https://www.youtube.com/watch?v=fww9ftWOG7Y STOP HATING START TRYING///NA-KEL SMITH
の言葉や態度が気になる。これが、社会、特にこの社会に必要だと思う。スティービーが母親に悪童と付き合うなと言われて、落ち込んでレイのところにきた時、『これが、最悪だと思うなよ。他の人の家庭に入れば、そこに入ろうとは思わないよ。自分のほうがまだいい方だと思うよ。ルービン(Gio Galicia)なんて、家庭が貧乏のどん底で、靴下一足買えないんだよ。靴下だぜ!そして、母親はルービンと妹を殴るんだよ。家に帰りたくなくなるのも無理ないだろう?』というような言葉だったとおもう。
これは、ルービンの家庭よりましかとスティービーは少し安心したかとおもうが、どっちも問題なんだよと言いたくなる。
現実に子供をこういう環境に置いている社会が存在するんだよ。でも、これが見逃されていると言おうか、目に止まりにくいと言おうか、意識化されていないんだよ。映画やテレビの特集番組で、へえ、、こんな大変な生活をしている子供も いるんだってわかるだけなんだよ。
その後のレイの言葉だけど、『ファックシット(Olan Prenatt )はベストフレンドだ。3年前、弟が交通事故で死んだ。部屋から、洋服ダンスまで全部共有していたから、お互いが、一つになっていたんだ。気が抜けていて、何もできなくこもっていた時、ファックシットがきて、スケートボードに誘ってくれたんだよ。』と。ファックシットがレイを引きこもりから抜け出させてスケートボードを堪能できる喜びを与えてくれた。
大変な時、助けてくれる人がいるんだよ。いい友達だとこの話に感激した。そのあとすぐ、レイはスティービーを誘ってスケートボードをしだす。ここで、レイはスティービーを救っっているということ。
この仲間はいい仲間。ルービンとスティービーが取っ組み合いをした時も、この仲間は仲裁に入ったけど、後の人は、囃し立てただけだからね。最後のシーンもそうさ。
スティービー、夏休みを終えて、学校に戻れるかな。タバコ、麻薬と、、エスカレートしていくから心配だよ。レイ、いい仲間でいて欲しい。