きみと、波にのれたらのレビュー・感想・評価
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そんなに悪くはないけども、、
ポスターがいいな、と思った。なんかデート映画目指して、ヒットさせるために作られた企画物みたいで。
ということも忘れて観にいってはじまってすぐに、ん? となる。どこまで本気で作ってんのか、いやいやこれは商売アニメなんだろう、ということで途中から時計見ながら予定通りの展開を確認しつつ、、
でも、こういうのは嫌いではない。なので波にのる、というキーワードで展開される再生の物語は安直でもまあいいか、と。
ただいちばんの問題は、これがヒットしてないということなのではないか。
音楽も特にルーとかに比べると明らかにパワーない。
これは企画として、君の名は。みたいな取り組みに比べると失敗してるよな、と。
泣けなさ過ぎて驚き
冒頭から、商業的なタイアップソング。ずっとリフレイン。素人っぽさを出すものの、音楽自身がそれを打ち消してしまう。最も重要なファクターが、泣けるシーンなのに全く泣けない。
脚本の一つ一つの言葉はいいのに、台無しになっている気がしました。川栄さん、声優として実は良いかも。全く馴染んでるのに少し驚きました。
絵作りは私はプロではないので、作画としては気になりませんでしたが、心を動かすまでの作りではなかったと思います。
POPな地縛霊
恋人同士の二人のうち片方が死んだ後も相手への思いが捨てられずに幽霊となってまとわりつく物語。死んだ者との交流を描くのは難しいと思うのだが、アニメの特性を活かした独創的でユーモアあふれるシーンに仕上げた。二人は出会いからずっと「水」を介してつながっているような所があるが、彼が現れるのも水の中だけというのも象徴的である。出現のきっかけの歌も出会いの時に流れていた曲でとても印象的である。「過去」と「現在」が巧みにシンクロして物語が進行していく。そして彼に助けられて自分の道を歩み出す時、「未来」がひろがっていく、そんな構成になっている。
正しいことが大好きな真っすぐな二人の爽やかすぎる物語でした。ひな子、港、洋子、わさびの声を演じた若手俳優陣はとても良かった。拍手を送りたい。
意図的な含みをもった恋愛アニメ映画
劇中のふたり(港 と ひなた)には申し訳ないのですが(笑)、
作品の意図として、この二人の「別れ」が前提にあって、
その"波"を乗り越えていく、という物語仕掛けになっています。
港とひなたの(二回目の)出逢いから、
劇中でも言われていた通り「爆発しろ」と呆れてしまうほどのリア充さが満々です。
それが「お幸せにー」と呪(取り消し)祝福できるうちは幸福感が伝わってくるのですが、
別れ(死別)からより一層ロマンチックに描かれていく辺り、
どんどんとイタイタしくなっていきます。
それこそが意図的だと感じたのは、
水中の港とひなたが踊るように泳ぐ場面。
湯浅監督のアニメーション表現として描かれたラブシーンなんですが、
一方で自分への慰め行為であるようにも見なされてしまいそう。
また、当人同士でしか分かり合えない共有感覚というのは、脚本の吉田玲子の他の作品でも感じるところです。
ただし、その気持ち悪さが、最後には私の中で消化することができたのが心地よかった。
港の「ひなこが一人で波にのれるまで」という暗示ともとれる台詞も、
ひなこの「これからいろんな波にのってやる」というような前向きな言葉も、
ここが着地点!という明るい終わり方。
思えば私も♪きみが~ と口ずさんでしまっている!?笑
ちなみに鑑賞した7月3日は『波の日』だったそうです♪
いったい何を聞かされているのだろう…。
まぁ、二人のへたうまなアカペラもそうだけど…
片寄くんの声の演技は「一定」だね。ヤンキーの張り上げる声を出せなかったからか。声は綺麗なのに…。
優しい努力家+感情の起伏激しくない役だったから、逆に助かってたよね。川栄ちゃんや松本さんは達者だったし、伊藤健くんも努力してた。片寄くんは想像力を養わないと、演技力公開処刑がこの先も続くだろうなぁ。
キモとなる歌と波、水…もう少し、結び付けて表現して
もよかったんじゃないかな。結局、歌のプロモなの?
そして、ラス前のクリスマスメッセージ…何故、トドメを刺したんだろう…。
義理人情で見ました
最初見る気は無かったけど映画が千葉で
聖地とか紹介されていたので見ないと
いけないかなと思い義理人情で見ました。
微妙かなと思ったけどそんなに悪く無かった。
最後はちょっと感動的。
作中の時間の進み方がちょっと
馴染めなかったな。
あと消防とライフセーバーの描写は
良かったけどもう少しなんかあっても
良かったかも。
寧ろ本編より興味出た。
すべては曲のせい。それ以外は素晴らしいのに…
かなり、辛辣な評価が目立つ本作。要因はすべてLDHのオリジナルソングがもたらす嫌だみなのではないか。ストーリーの重要な鍵となる思い出の歌。劇中では主人公が幼い頃、夏の海水浴場で流れていて、最近の映画で使用されて再注目されているヒットナンバーという設定。自然と口ずさむ名曲であり、物語の不思議な現象を引き起こすトリガーにもなり、繰り返し流される。そんな大事な曲を、聴く人によってはそれだけで拒絶反応を示すLDHミュージックでいいわけない。せっかく片寄涼太本人と相性のよいキャラクターで好感が持てるのに、曲のセルフプロモーションっぽい設定を無理矢理ねじ込んだみたいで嫌悪感が先立つ。これでは悪い印象を持つ人がいても仕方ない。これ、LDHの主題歌だとしても、名曲のカバーだったらぜんぜん違う結果になっていたのではと、非常にもったいないと感じた。たとえば、MONGOL800の小さな恋の歌のカバーとか、今の10代〜30代の世代を越えて、みんなが口ずさめる曲がメタに共感を誘い、繰り返し曲が流れる度にエモく、感動を呼ぶ作品になったのではないか。個人的にはストーリーや、映像表現は素晴らしい内容だったと思う。大切な誰かと共に成長する喜びと儚さ。恋に恋するおバカな時代を経て、自我を見出し自分の進むべき道を歩みだす。青春映画としてのストレートなメッセージに、つい涙腺が刺激される。アニメーション表現もさすが湯浅監督作品。本作は全編を水の表現が、これでもかと様々なバリエーションで展開される。終盤の超常的な水クライマックスは圧巻だ。声優陣も初挑戦の片寄涼太をはじめ良かったと思うんだが、アニメファンからすると駄作なのか。あーほんと曲が良ければなぁ、、、もったいない。上映前の予告編では天気の子が流れてた。やっぱ、RADWIMPSの曲はハンパない。数十秒で持ってかれるエモさ爆発。おそらくそれはファンなのかどうかとか、世代を関係ない。なんだか感動した気持ちになるドラッギーな作用がある。いや、新海誠✖️RADWIMPSは、ホイップクリームてんこ盛りのパンケーキと言うべきか。内容なんてどーでもいい話なのに記録的な大ヒットになったし、新作も数十億は稼ぐのだろう。個人的にはそういう味だけ濃い添加物バリバリの映画はイマイチ乗れない。その点、本作はストーリーも良いのに最後の味付けで台無しになってしまった印象。上海映画祭ではグランプリになったみたいだし、観客の評価も上々だったようだ。LDHブランドイメージの無い海外の方が、異国の歌だし、ノイズにならず受け入れられるのかもしれない。
湯浅監督にやらせて良い仕事じゃない
LDH部族のPVに、なんで作家性の高い人を使ってしまったんだ!?と、砂糖味のカレーの様な悲しいミスマッチ感だけが最後まで馴染めない作品。
それでもらしさを出す湯浅監督は大好きだが、何度も使われる曲中歌がドンツクドンツク一々煩い。
確かに当時はヒットしただろうけれど、12年前(6歳と大学入学で算出)のa社リリースの曲、何曲思い出せるか。
自分はゼロだが、そういった泡の様な曲の積み重ねの「正に」な曲を何度も聴かされるのは本当に興が冷めてしまった。
とりあえず…先ずはメイン曲を入れ替えて、シガラミなく監督のコレだ!が観たい一本。
恋とか愛とか
今は特に感じなかったけど、昔の自分ならぼろぼろ泣いてたと思う。
好きな人とお別れするのは、悲しくてつらい。
そんな感情を思い出させてくれた。
ラブストーリー4割
ホラー2割
SF2割
現代社会の闇1割
消防士1割
思ったより良かった
あまり期待してなかったが、なかなか良かった。
声の川栄李奈や松本穂香が素晴らしかった。
ただ片寄涼太は棒読みっぽく、歌もイマイチ(わざと下手に歌っていたのかな~)でマイナス1点。
なぜ声優初挑戦の彼を大抜擢したのだろうか。
実写版なら片寄涼太、伊藤健太郎というイケメン二人で良いと思う。
この夏、小中学生に送る青春恋愛ムービー
EXILEの「Brand New Story」を軸に据えて恋愛、別れ、成長を描く青春恋愛ムービーです。
歌がひとつの「狂言回し」的な役割となって、いろいろなキャラクターの想いが描かれます。1時間36分の枠の中に、それはもうこれでもかっていうくらいいろいろな物語があって、正義vs悪、主人公vs脇役のような単純な対立構造にはならずに物語が展開します。
小学生にはちょっと難しいかな?是非中学生カップルに見てほしい映画です。
大人が観る映画としては…
湯浅作品ファンとして楽しみに劇場に向かった。
ある程度予想はしていたが、やはり客席はほぼ中高生。正直、初老の男性が1人で席につくのは抵抗があった。
上映中のマナーもへったくれもないが、まあこういう若いコ達が映画館に足を運んでくれるのはいい事、それはいい。
ただ、内容だ。
キャラクターはいきいきしているし、作画も独特のデフォルメで良い。ただ、やっぱり脚本と演出が…。片寄涼太の酷い演技(他の演者は良かったけど、主役がこれじゃあ…)もかすむほど、子供じみた内容に感じてしまった。
途中から中高生向けの恋愛ファンタジー、少女マンガだと割り切って現実的な部分には目をつぶって観ていたが、その割に消防や救急に関してはものすごいリアリティを乗せてくるので、すごく飲み込み辛い。
他にも言いたいことはたくさんあるが、まぁとにかく一つ一つのカットが長い。
例の歌の繰り返しも含め、何かと全体的な「しつこい」。
あと、クライマックスに向けた「次の波に乗れたら」という劇中のキーワードが、比喩ではなく「え?そのままの意味?」ってのも…。
ラストのクリスマスエビソードもバレバレだしなぁ…。
どちらかというと「(タレント)ファンムービー」なのかな、という感じ。
お金を払って劇場で観るには、もう少し大人を満足させる内容にして欲しかった。
湯浅監督のファンだけに残念。
大人の皆さんへ
夜は短し~、夜明け告げるルー~の湯浅正明監督。
冒頭、胸焼けしそうなほどのラブストーリーを浴びせかけられる。
二人でサーフィンとか、高いビルの上でカギを掛けるとか、「食事する時も手を繋いへでいられるように左手でスプーンを使う練習した」とか、しかも亡くなった後に現れて恋人を助けるとか。
主題歌なんかEXILEときた(他意はないです)
どう思う?大人の皆さん?
こんな大衆受けを狙った話を観るために、普段、単館通ってんじゃないんだよ。
こちとら、昔からホイチョイの映画でユーミンとか、ゴーストニューヨークの幻、スピード、プリティウーマンを観てきたわけ・・・あれ?
まとめます。
大人の皆さん。特に80's、90's好き。
スカしてないで観に行け。
声優が作品の品質を下げている
脚本:
①出会い。
②ラブラブの日々。
③男の方が死ぬ。
④限定条件で甦る⇒日常に。
⑤甦りが起きなくなる条件を示唆。
⑥女の方が大ピンチ。
⑦最後の甦り。真の別れと未来への希望。
という"ド定番"の流れだからこそ、⑤と⑥の間に挿入される「2人は過去に出合っていた」,「何でも簡単にこなしているように見える人は陰で努力している」の描写が生きてくるし、それがメインテーマだと思った。
演出:
サーフィンのシーンで主人公を中心に視点がグルグル回るとか、良からぬ相談の声がエレベーターシャフトを通して聞こえるとか、「カメラワーク」を駆使した演出が面白いと思った。
音楽:
重要なキーになっている歌の、歌詞も曲もまっっったく刺さらないが、これは好みの問題なので仕方がない。
配役:
もういいかげん、「〇〇さんが声優に初挑戦!」とかは止めてほしい。それで喜ぶのは「〇〇さん」のファンの一部だけ。作品の品質を下げてまでやる価値はない。今回は、主役2人の女性の方は兎も角、男性の方は棒読みというか常に同じテンションというか、違和感が大き過ぎた。極稀にはある「埋もれた才能」を発掘したという余程の自信がない限り、こういう配役はしないでほしい。
好みが分かれるのも分かる
予想どうりの展開だったのにパスワードのあたりで泣いてしまいました。
人の優しさや勇気はこうやってつながって行くんだなあと、そして広がって行くんだなあと。
本当に勇気がもらえる映画です。
ただ、好みが分かれるのも分かります。
特にラスト付近のクライマックスは少々強引な感じがするし、人がなぜ物語を必要とするかというテーマをもはらんでいるからこそあの展開は受け入れ難いと感じる人は少なくないと思います。
新曲が懐メロとして扱われてることに違和感を覚えた人も結構いるようですが、私はJ‐POPに関心がなくEXILEも名前しか知らなかったので「昔流行った曲」と言われたらそうなのかと素直に受け入れる事が出来ました。これは単に幸運でしたね。
実際の懐メロを使用できればもっと幅広く受け入れられる作品になってたかもと思うと少し惜しいのですが、そうすると今度は権利や予算の面で制約が増えそうなのが…
映像は総じて高いクオリティだと思います。アニメーションが好きで、特に動きに注目して楽しむタイプの人なら映画館に行くだけの価値はあると思います。
ただ「君の名は。」や「海獣の子供」のようなハイクオリティで美麗な映像を求めてしまうと物足りないと感じるのも確かです。
さらに、湯浅政明らしい尖った映像表現もかなり抑え気味でやはり物足りない。ただ今回は内容にあった抑え方だと思いました。
ルーくらいはっちゃけてたら、さらに好みの分かれる作品になってたかも。
不幸になるフラグ立てのためのイチャつきなのでは?
大学生としてありえないオーシャンビューのマンションに住む可愛い子と雑誌に出てる感じのカフェセットやアウトドア用品で料理までするカッコいい子がオシャレな海辺で出会って、江ノ島近辺のデートスポットやカラオケや波乗りを楽しむ、、、
しかもそのシーンを2人の歌うラブソングでお送りする問題のシーン
ってこれ完全に不幸に2人を裂きますよフラグじゃないですか?
だからイライラはしなかったのですが、早くフコーにならないかな?って期待して見てしまい、自分が嫌でした。
30代なので「こういう若い子町にいるよなー」っていう目線で見る感じ、共感はできないけど。
良かったのは消防士とかコーヒー淹れとかの細かい動作や描写が沢山見れて面白かったです。
湯浅監督はウニョウニョ動く作画で有名ですが、ちょっとただ雑なだけに見える部分がありました。今回はルーとかと違い、動画線がところどころ切れてるからかもしれないですね。
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