「私は偽善者なんだなと悲しくなる作品」岬の兄妹 ポールさんの映画レビュー(感想・評価)
私は偽善者なんだなと悲しくなる作品
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この兄妹の演技凄かったです
平和ボケしてる私に存在すら分からなかった
社会的弱者を見事に見せつけてくれたんだなと
兄妹のしてきたことは目を覆いたくなるような内容
生々しくてちょっとキツかったです、、
でも、笑わせにきてるシーンもちらほらと。
妹が健常者だったら、こんなこと望んでないと思うし
普通に恋愛をしてたんじゃないかなと
悲しくなってしまいました
こういうお仕事されてる人もいますが
皆さんそれぞれ事情がある人がほとんどだと思います
作中で利用する男性たちもこういうことはダメだよと
止めてくれる人もいなく、世の中そんなに
綺麗じゃないんだろうなというのがリアルでした
肇くんは仕事して家庭持ってて、兄妹たちを気にかけてあげてた方だと個人的には思います
プライベートなわずかな時間を人に割くって難しいと思います
肇くんの奥さんなんかは子供が生まれから
余計に関わりたくないだろうなと感じました
真理子に対しても、冷たくするで終われるシーンも
人として切り捨てると冷たいから少しだけ相手をする
偽善者の嫌々感があるのもリアルでした
でもこの奥さんの対応も間違ってないと思います
脚が悪い、頭が悪い、性格が歪んでる
お兄さん1人を責める気にもならないです
あの人格になるまで苦しかったろうなと思います
ループして終わるのが映画らしいなと思いました
この兄妹はここから抜け出せない
社会で受け止めないといけない
ノンフィクションなんだと思います
でも何もできない
知ることしかできない
仕事を選んで働ける、好きなように生きれる
幸せを感じるしかなかったです
自分が偽善者と分かる後味の悪い作品です
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