「何が正しいのかね」岬の兄妹 asmさんの映画レビュー(感想・評価)
何が正しいのかね
クリックして本文を読む
脚の悪い兄と自閉症の妹がギリギリの生活の中で必死に生きる話
道徳がなんだ!法律がなんだ!生きるために必要なことして何が悪いって思わせてしまう。
きっともっと賢ければ、生活保護の援助など受けながら生き抜く術は他にあるのかもしれない。
でも、誰が手を差し伸べてくれる?
真面目に仕事しても、妹の病気が治るわけではなく、ずっと家に閉じ込められ、鎖で繋がれてる。
それって生きてる意味あるのかって疑問。
どうにもならない怒りを妹にぶつけて、孤独な兄
彼らにとって、これは本当に冒険なんだと思う。
体を売ることで、人と繋がり、喜びや悲しみを知っていく妹は幸せそう。
普通の幸せを与えたいと思っても、障害者にも拒絶されてしまい、勝手に絶望感じてる兄
ラストの兄は何を期待するのか、妹はどこまで兄の気持ちに気付いているのか。
岬の先端でギリギリ踏み止まるのか、それとも、、。
映画の始まりとラストどちらも行方不明の妹を探す。
いつも岬に行く、何かを期待しているかの様に感じる。
死んだ方がましなのか
兄弟役どちらも、演技が上手過ぎて、演技とは思えませんでした。
コメントする