「不自由な国アメリカ」ビール・ストリートの恋人たち カメさんの映画レビュー(感想・評価)
不自由な国アメリカ
個人評価:3.8
劇中バックグラウンドで流れる、静かで美しい旋律が、この物語と空間を深みのあるモノにしてくれている。
まだ若いカップルが結婚目前で、理不尽な不幸に巻き込まれる。
幸せな時期と、現状の不幸とを交互に対比させながら描き、悲しみがより浮き彫りになってくる。
自分が結婚を目の前にし、同じ境遇になったらと考えると、心が冷たくなり、物語がより悲しくなる。
エンディングテーマの歌詞、愛すべき自由の大地、尊い祖国、というフレーズが、不自由な国アメリカに皮肉に、そして悲しく響きわたる。
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