劇場公開日 2019年7月12日

  • 予告編を見る

「往年大スターの年の取り方」さらば愛しきアウトロー ナカネムさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5往年大スターの年の取り方

2019年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

名優ロバート・レッドフォードが俳優引退作との事で鑑賞。1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗したとても紳士的か強盗男のお話でレッドフォードの味のある素晴らしい演技にとても感動しました。
今から40年以上前の映画界では、レッドフォード、スティーブマックイーン、ポールニューマン、クリントイーストウッド達が映画界の若き大スターでした。今回、レッドフォードを観ていて、この人達がその後、中年、壮年、老年となっていくそれぞれの歩み方にいろいろと人生を考えさせられました、、。当初は俳優としては他の3人より下と見られがちでも映画人としてはイーストウッドが名監督かつ名老俳優として最終的には名を残しました。
スターになってからは作品を選び、かっこいいまま割と若くして(50歳)死んだマックイーン。レッドフォードって、アメリカンハンサムガイの典型であまり老いた姿を出したくない人なのかなと思っていたのですが、今回の作品でまさかの80歳過ぎてバリバリ老人になってからの映画主演で驚きました。やはり名作品を監督して、老年ながらもチャーミングな役柄で主演するイーストウッドとか見ていて思うところがあったのかなあと想像してしまいます。

tomクルー