劇場公開日 2019年7月12日

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「いやー、いいねー」さらば愛しきアウトロー aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5いやー、いいねー

2019年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

50歳以上の方は、ロバート・レッドフォードといえば、それぞれに映画の名前が出てくるだろう。二枚目俳優の殿堂入りで、数々の批判はあれど我々を楽しませてくれたのは、間違いない。
私にとってはまずは「スティング」ですね。本作では役名はタッカーだが、「スティング」ではフッカー。彼の持ち味の軽妙洒脱な軽口と、茶目っ気たっぷりの目つきは、昔も今も変わらない。「遠すぎた橋」もよく観たなぁ。「明日へ向かって撃て」はもとより。
どうしても郷愁漂ってダメですね。

映画の内容は、「黄昏ギャング」と呼ばれる老人3人組の銀行強盗。強盗とはいっても、窓口で脅すだけで決して暴力は振るわない。被害者は皆、紳士だったと口を揃えていう、不思議な強盗の物語。主人公タッカー含めた3人組は、次々と銀行を襲い(?)、犯行を重ねる。
そんな仲間を演じるのは、こちらも名優ダニー・クローヴァー。リーサル・ウェポンシリーズで、メルギブソン演じる破天荒な刑事の相棒役は、強烈な印象で残っている。他にも多数の映画でがっちり脇を固める、名バイプレイヤーだ。
もう一人はなんとトム・ウェイツ。ロッド・スチュアートにもカバーされ、テレビドラマの「不毛地帯」のエンディングソングにもなっていた"トム・トラヴァーズ・ブルース"は、大好きな歌だ。懐かしいなぁ。
あーまた、郷愁漂ってしまった。

まあ、そういう映画ですよね。

あ、そうそう。個人的に注目のケイシー・アフレックがまたいい味出してました。

AMaclean