「”幸せ”“楽しみ”を考えさせる、実は深い作品??」さらば愛しきアウトロー 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
”幸せ”“楽しみ”を考えさせる、実は深い作品??
実在の強盗犯フォレスト・タッカーを描いた作品。
主演のロバート・レッドフォードも、御年82歳。この作品で、俳優業引退です。そう言う感慨を持ってみると、なんとも深く感じるのは気のせいでしょうか?
時代は、1980年代なので、“まだ”牧歌的な雰囲気もアメリカには残っていたんでしょうかね?いま、アメリカで武装強盗何てしまった事には、あっという間に、SWATが駆けつけてきて、あっという間に銃撃戦になりそうな気もしますが、タッカーは、穏やかに、言葉だけで銀行強盗を成し遂げて、且つ、銃撃戦にもならずに、正面入り口から堂々と逃走を図っているところが、中々興味深いです。
それと、この作品で描かれた時点に至るまで、16回も脱獄している訳ですから、凶悪犯でもあるのだと思うんですが、それでも、あまり警察と激しいやり取りにはならないんですよねぇ。まぁ、その時点でのタッカーの年齢もあるんでしょうけどね。
一応、コメディ?終盤になるまで、あまりコメディっぽい描写はありませんが、終盤になって、いくつか連続して“ネタ”が投入されます。もっとも、老人が、言葉だけで銀行強盗を行うと言う事自体が、ある意味、コメディとも言えなくも無いですけどね。
ロバート・レッドフォード最終作品と言う事もあってか、劇場ロビーには、過去のロバート・レッドフォードのポスターが掲示されていました。
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