蜜蜂と遠雷のレビュー・感想・評価
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玄人から全ての音楽を愛する人に観て欲しい
原作が素晴らしいのはもちろんのこと、映像や音の素晴らしさ、また芸術性に優れた作画など映画としては本当に素晴らしい出来栄えだと思います。
クラシックピアニスト玄人たちがそのまま感情移入できる深みのあるシナリオつくり、回想や練習、コンクールなどのあるある。また贅沢な協奏曲の選曲など全ての音楽を愛する人に観て欲しい映画です。
天才たち
細胞レベルで感じる音の世界観!
「60歳でまた観よう」
個人評価:3.7 音が聞こえない小説。それも直木賞をとった原作を実...
演奏シーンとても素敵
全てが美しい映画
クラシック知らなくても良い
雨音が音楽になる世界
自分もピアノが弾きたくなる
松岡さん、凄い。。。
原作(や脚本家)が素晴らしいのに、つまらない映画が出来る事は良く有るが?つまらない脚本(や原作)から素晴らしい映画化会社出来る事は無い、絶対にだ!と言ったのは?確かスピルバーグ。
素晴らしい。
本作は素晴らしい(=´∀`)人(´∀`=)
原作は序盤三分の一しか読まず、積読になったままだけど?
本作は、様々意見有るかも?だけど、上手く原作を映像化してます(原作の重厚さ半端無い!)。
最初から最後まで圧巻!!!
原作の中から飛び出で来た通り!の配役(斉藤由貴さんの役は、俺的に桃井かおりさんか秋吉久美子さんだった)。
ロングスカート/黒髪ボブ/タートルの長袖ニット!
そうそう、松岡さん、英伝さんイメージ通り( ・∇・)
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◯◯を辞める者は、ピアノ教室を開くか?趣味で楽しむか?全く辞めてしまうか?!
一音落とす者は去れ!てのは劇団四季主宰のお言葉だっけ?
音楽の世界で戦う者(と降りた者)のお話し。
素晴らしいです!!!
松岡茉優さんの代表作度】☆⑤
ピアノもオケも素晴らしい度】☆⑤
のだめカンタービレ見たくなった度】☆⑤
ミュージカル含めて俺は音楽映画好きですが、間違い無く!『俺の音楽系映画ベスト18』に食い込む一作。
素晴らしかった♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
映画館の音響の中で素晴らしい
養蜂家に訊きました
(URLを記載したためにレビューを削除されてしまいましたので短く再録。コメント下さった皆さんごめんなさい)
映画を観ていてふと思ったのは
・ブリ起こしの雷
・雷が鳴ると米が旨くなる
この二つの言い伝えです。
この二つには科学的根拠もあり、また経験値から来る 理由ある言い習わしもあります。
それでは「ミツバチ」と「雷」の関係はなんだろう?
養蜂家に問い合わせしました。
【蜜蜂の分蜂】について ―
ミツバチは、巣が大きくなると本能が働いて住みかを脱出し、新しい世界に飛び出します。
分蜂した群れは行き先を求めて、不安の中でとりあえず近くの木の枝や軒先に。
養蜂家はその新しい群れを捕まえて新しい養蜂箱に入れてやる必要があります。
分蜂した新しい群れを捕まえるために=大人しくさせるために、養蜂家はミツバチが嫌う「水」を撒き、一斗缶を叩いてミツバチが嫌がる「大きな音」を出すそうです。
そうすると新しい群れは一塊になって鎮かになるのだと。
【分蜂とピアノコンクールの類似・隠喩】
映画では、雨(=水)のシーンが多かったですね。そして遠くから近づく雷(=大きな音)も。
そして鍵盤にミツバチが止まるカットもありました。
若いピアニストたちの成長と脱出。そして彼らの旅立ちと不安を見ていて、どこか「分蜂の“儀式”」に似ていると思った次第です。
・・・・・・・・
以上、養蜂家のサイトに問い合わせをして、養蜂の本も読んでみました。
で、ピアノですか?
指先から血が出るまで練習したこともある 僕きりんです。
新しい自分を巣作ること、そして新しい世界を掴むための音楽家の挑戦は、心身の流血を伴う。
ゆえに、あれこれと不思議に想いは及び、こころに触れてきてくれる映画でした。
子供の頃、蜂蜜を取りたくてミツバチに刺された きりんです。
CDを聴いていいる感覚。
ピアノ重視で鑑賞。
未読、俳優に特に興味なし、ピアノ重視で鑑賞。
なかなか4人もの演奏を一度に同じ曲で聴けることはないので貴重なシーン『春と修羅』は4人4様の演奏で興奮しました。
もっと適当というかなんとなくの映像なのかと思ってたので演奏シーンがしっかりしていておどろき。
演技と演奏の息がぴったりでコンサートに何回か行ったことのある金子三勇士さんと藤田真央さんのマサルと塵は本当の二人を見ているかのようでした。
ストーリーと演技が淡々としている分ピアノの感情が溢れ出ていて素晴らしかった。
2時間余の映画で1人ずつの演奏シーンは短いんだろうなと思ってたけど本のファンも俳優のファンもピアノのファンも納得の絶妙なバランスだったのではないでしょうか。そりゃカデンツァはもっと聴いていたかったけど。
パンフレットも読み応えたっぷりでした。
この映画ではサントラではなくインスパイアードアルバムというのが4人それぞれで出ていて、2枚買いたいと思っていたけど4枚とも購入決定。
期待外したらどうしようとちょっとこわかったけど観てよかった。
文学性を映像表現で唯一無二の作品に、平等にあたるスポットも好み
正直、期待をしていた訳ではなかった。愚行録も劇場で観ていたが、重苦しくて仕方なかったから。そんな一抹の不安を蹴飛ばす良作だった。
まず、音楽映画に留まらない人間ドラマが繰り広げられていたことである。主軸の4人のピアノマンにスポットを当てながらも、彼らを支える人たちを隔てなく当てることで、その厚さを生み出している。タイトルに含められた意味が機能するように、寡黙な亜夜を導くような存在が陰と陽で照らされる。他の2人のピアニスト、支配人、調律師など全ての人にドラマを感じる。次に、演奏シーン。本格的な演奏はプロとの合わせ技らしい。そんな、人間ドラマに全く引けの取らないからこそ、火花散る熱き戦いに心が震える。
繊細さと大胆さを兼ね備えたスタリッシュな映画。文学的な良さを映像表現の特長で魅せる圧巻の1本。また観てもいいかも。
原作を読んで出直してきました
原作を読んで再鑑賞のレビューです。(2023/3/21)
2年前、原作どころか、内容も知らないまま観た結果、内容についていけなくて、もう二度と観ないだろうなとすら思っていました。
でも、ずっと気になっていました。最近になってようやく原作を読みました。
感動しました。
境遇も内面も異なる4人のピアニスト達が苦悩や葛藤を抱えながらも自分の音楽を追求し、新たな境地を切り拓いていこうとする姿に心が震えました。
世間の評価とは別の次元で自分自身と闘い、4人が互いに影響し合っている。
スター、異端児、元神童、努力家
彼らの生い立ちや一人ひとりが背負うも物をわかった上で映画を観ると感動もひとしお。
特に「生活者の音楽」を掲げる高島明石から滲む静かな情熱が胸を打ちます。
夫として、父として、社会人として、そして、音楽家として…コンクールに臨む重圧。演奏後のやりきった表情。遠くから天才達を見つめる眼差し。彼らとの違いを目の当たりにするのだけれども、そこで区切りを付けるのではなく、音楽への想いを新たに彼の道に光が射すような温かい気持ちになりました。
“世界が鳴ってる”
初鑑賞時は気にも留めなかったこの言葉ですが、今考えると、塵や亜夜は本当に凄い事をやろうとしているのだなと思います。
世界は音楽に溢れてる。
でもそれを聴く事が出来るのは天才の中でもほんの一握り。
凡人の私には別世界なのだけど、世界が鳴らしている音を感じようとする気持ちを止めたくないなと思いました。
最後に…
原作を読んで映画の印象が180度変わりました。原作を読んだ事で、ようやくきちんとこの映画に出会えた気がしてとても嬉しいです。
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以下、初鑑賞時のレビューです。(2021/2/11)
素敵な音楽に出会えるのでは!と期待して観たのですが、映画の中に入り込めませんでした。音楽は思っていたのと違ったし(あくまで私が思っていたのと違っただけであり音楽が悪かった訳ではありません)、主人公にも共感できませんでした。
誰もが知ってるクラシック曲や、心にガツンと響くような旋律を期待していたのですが、ほとんど知らない難しい曲ばかりでした。格調高いピアノコンクールが舞台なので、万人受けするわかりやすい曲は使えなかったのかもしれませんが、1曲くらいはキャッチーなメロディを聴きたかったなというのが正直な感想です。
主人公にも感情移入できませんでした。なぜあんなに不安げなのか。母の死を乗り越えられていないからなのか。スランプの時期だからなのか。
ピアノを辞める覚悟で臨んだはずなのに、なぜ直前で逃げようとしたのか。でもまた戻ってきたのはなぜか。雨の中のあの黒い馬は何を意味しているのか。原作未読の私には色々謎だらけでした。でも、わからないからこそ天才の持つ感覚や苦悩の複雑さを感じる事ができたのかなという気もします。
良い部分もありました。月夜の連弾シーンは印象的です。ピアノで語り合ってる感じがして、これこそが音楽の素敵な所だなと思います。
コンクールに臨む4人の関係性も素敵だなと思います。ライバル同士なんだけど、それ以上にお互いが無くてはならない存在で、いい意味で響き合っていると感じました。
春と修羅のカデンツァも4人それぞれの技術や心情がよく表れているなと思いました。
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